今年の夏の東北地方は雨ばっかし、なかなかお出かけの出来ない日々が続きました。
そんななか週間天気予報を見て好天の日を選んでさっと出かけたのが山形県の弥陀ヶ原湿原と
福島県の雄国沼(おぐにぬま)の二か所の湿原です。
弥陀ヶ原湿原は月山登山の出発点になっていて月山8合目にあたりここまでは車で行く事が
出来ます。(昨年紹介のリフトに乗って姥ヶ岳側からの登山口もあります。)
急な峠道を何度も何度も曲がってやっと到着です。
先ほど通って来た山麓の地は青く透き通っていて実に爽やかな眺めになっていました。
ここからすぐ湿原に入ります。
ブルーとグリーンの色合いは息を吞むものがあります。
池塘があちこちに点在お空が写っています。
ワタスゲやニッコウキスゲもまだ見ることが出来ました。
1か所だけオゼコウホネが密集して咲いている池があるのですがここだけ何故?
一回り2.5時間かけて出発点に戻ると丁度12時30分。腹もすいて来たので1軒だけあるレストハウスで
特選月山カレーライスを頼みました。出てきたのは富士山カレー?でした。
帰りは国宝羽黒山五重塔まで階段をフーフー言いながら登って見学した後に恒例
立ち寄り温泉で汗を流して帰路に着きました。
今月の4日に訪れたのは福島県の磐梯山近くの雄国沼(おぐにぬま)です。ここも道幅が車やっと1台
180度カーブの連続なのでニッコウキスゲのシーズンにはシャトルバスに乗らないと行けません。
駐車場のある金澤峠に着いたのが9時。辺りには車も人の影もありません。
ここから見る磐梯山はいつも見慣れた形とは全く違っています。(アゲハチョウが磐梯山を飛び越えています)
駐車場からこんな階段を10分ほど降りると、
平坦な沼の中を歩くことが出来ます。
訪れる人も少ないので木道がこんなになっている所も。
ちなみに5年前に行った時の写真ですが雨に濡れた花々はとても綺麗でした。
ここにもツバメの塒があるようで100羽ほどがわんさわんさと舞っていました。
だ~れもいない休憩スペースでおやつタイムに。
駐車場に戻った頃には車の数も7~8台になっていて沼へ降りて行く人も増えて来たようです。
それにしても下界の眺めが素晴らしかった!
ここ喜多方市は「喜多方ラーメン」でも有名なのですが、またソバの生産地でもありどこを走っていても
ソバ畑に出会うことが出来ます。特に山都地区は昔からの一大産地です。13時頃には既に喜多方の道の駅
まで戻っていて今日の帰りの立ち寄り湯は山形県米沢市の温泉にしました。
2か所の湿原廻りも天気に恵まれ楽しい1人ハイキングになりました。今回の走行距離は
弥陀ヶ原湿原340K、雄国沼353Kでした。