大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

笑って生きる

2011-04-11 | 日記
強風が、うず高く積っていた硬い雪を、あっという間に消して畑をむき出しにした。
秋に、添え木をして万全と思っていたブルーベリーの木が、添え木ごと折れている。
「ああ!!・・・」相当ガッカリしたが、こんなことぐらいで・・・と気を取り直す。
今年のあの大雪に、ブルーベリーの木が身代わりになってくれた・・・ありがとう・・・
薪小屋の屋根のビニールとハウスのビニールが破けて穴が開いて雨が漏っている。
こんな被害で済んだんだ、、、ありがとう、、、、
毎週いつものように野菜が届けられる。クロネコヤマト便、〒パック便、、ありがとう・・
先日被災地に出した荷物が戻って来た。宅配便が入っていけない地域だった。
昨日までの当たり前は、今日通用しない、明日はまたどうなっていくのかわからない。
放射能が風に乗って、南に行った、北に来た、西にも行った・・・と情報が錯綜する。
これを機会に、やおら「原発」を知ろうという気になり、いくつかの資料を前にしたが、もっとわからなくなる。
放射能の単位や数値がこれでもかと並んで説明されても、基礎知識のないこの頭では到底真の理解はできず。
反対する人の反対の理由も理論や経験や感情や、直観、第六感・・あらゆる角度からの反対理由があったとしても
安全派には安全派のそれがあり。。。。。ほんとうに、どうしたらいいのか。なにが本当なのか。
     もう、腹を括るしかないのだ、今までのことをとやかく言っている場合ではない。
政府の対応、東電の態度、利益最優先の企業に怒りを向けたり、マスコミがなんちゃらとボヤいたり、批判したり、
そんなことをしている時間はもう無い。次の瞬間に、何が起こるのか、何が起こったとしても、にっこり笑っている。
今までもじゅうぶん笑って生きてきた。ビンボーも、寒さも、笑って笑って自家発電で乗越えた。
練習はじゅうぶん積んできた。これから更にノーテンキ発電に磨きをかけるときが来たのだ。
連続テレビ小説15分見るのも、ビバルデイ5分聴くのも、3時間くらい笑って蓄電すればなんとかなるかな・・・・・
      

  雨なら雨で、風なら風で、あれば食べるし、無ければ無しで、東西南北奔走せずに 五感澄ませて時を待つ
  いつもにこにこ笑ってる 死ぬまで笑って生きている  そうゆうひとに わたしはなりたい


大かぶに新犬来る


ゴールデンレッドリバーのチョイミックス


大かぶでの初めての夜 鶏の母さんの寝床に宿を取ったのです。

どこでもドアー

2011-04-11 | 日記
四月だ。もう、四ヶ月も経つのか、正月から。。。。。
めまぐるしくて、記憶が無い。。。。。
夢の中にいるみたいだ。。。。。
(そうさ、みんな ゆめなんだ) どこからか声がする。
「だれか来たな」と外に出た夫が「誰もいない・・・」と首をかしげて戻って来た。
「たしかに誰かが来たと思ったんだ・・」
最近こんなことが多い。
自分にもしょっちゅう起こる。たしかに、外に車が停まって、ドアがバタンと閉まる音がして
あ、だれか来た・・と外に出ると、誰もいない。
(年寄りがボケるってのは こういうことが起こってくるからなのか~?)と うれしいような、かなしいような。。。
とうとうボケか・・・と思う反面。(これは異次元交流なのだ)ワクワクする気持ちが半分、確信めいているのがおかしい。
(ぜったい見つける)と思っていたドラえもんの《どこでもドアー》の入り口が、すぐ目の前にあるんじゃなかろうか。。。。
行きたい世界をイメージして、そのドアを開けたなら、きっと、そこに移動している。
♪あんなこといいな♪できたらいいな♪あんなゆめ。こんなゆめ。いっぱいあるけど♪
♪みんなみんなみんな♪かなえてくれる♪ふしぎなポッケでかなえてくれる♪
2000年、4年間の農業実習も最後の年、長沼の道々沿いの畑を借りて、そこにプレハブを置いて一年暮したが、
もっともっと山の近くで、草をいっぱいはやしてもだれにも迷惑かけないような、大かぶ的理想の地を求めて、
ひとり、毎日毎日ドラえもんのテーマソングを歌い、ドラえもんがいっぱい付いたどんぶりで味噌汁を飲みつづけた。
そうして、あるひ、とつぜん、軸が動いた。
わたしたちにぴったりな、荒地にも似た、原石のようでもあるこの場所がわたしたちを迎えてくれた。
   ドラえもんが叶えてくれた。
今、日本中の人々がドラえもんのテーマソングを口ずさめば、かならず夢が叶う。
                 と信じているのはわたしだけか・・・・・・


朝日を浴びて・・・


蕗のとうも顔を出して