むさしのけん

還暦を過ぎて剣道を再開した男の物語

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遠間の打ち間

2013-11-29 09:23:54 | スポーツ

復活したむさしの姿勢は、相手を遠くから、見下ろす感じの目元になります。相手の動きが、ほとんど、感じ取れます。むさしが打てて、相手が打てない間合いに立つと、むさしの攻めのみが目立ってしまいました。昨日の稽古では、大先生に次ぐ背の高い先生の剣が届きませんでした。ほぼ、むさしのペースで、稽古ができました。と言って、相手が出てくるのを待つことはしません。それでは稽古になりません。どんどん攻めて、相手の間合いにも入り、打って出て、起りを捉えられて、打たれてこそ、稽古になります。たいへん良い稽古になりました。特に、背の高い先生からは、更に、遠間の姿勢打ち間を見い出すことができました。

どの距離姿勢で出れば、相手に乗られるかが、身をもって知ることができました。そして数ミリ数センチの感覚の違いで、むさしの間合いが見つかりました。若い頃、打つところがないと言われた、絶対打たれない、間合い・姿勢を取り戻すことができました。しっかり腰が伸び、微妙に姿勢も伸びました。さらに懐が深くなっています。稽古の途中、これだと気づきました。前回の稽古では、抜き面を使って、誤解されたので、一切、抜き面・後の先は遣わず、先の技のみで稽古しようとしましたが、体は、相手の動きに、反応してしまっていました。姿勢が良くなると、往年の観の目も、完全に復活しました。

まだ時々、姿勢が崩れる瞬間が有ります。すぐ右腰を入れ直したり、剣を踏む意識で飛び出したり、左手をしっかり伸ばしたり、歩むがごとくの足捌きの意識を、腰に入れたり、まだまだ、確固たる剣道にはなっていません。でも今、剣道が楽しくなりました。道場での二刀素振り、全方位への早や素振り、片手打ち、足捌きジャンプ片手打ち、家での、ランニング、がに股歩き、鉄アレイの素振り、剣道スクワット、腕立て伏せ、そして、居合斬り上げの素振り、全ての鍛錬が、本当に、楽しいです。

大先生に臨もうという厚かましい決意が、往年の剣道を再現させてくれました。むさしに、あらぬ苛めをした昔の道場其々では、痛風も相まって、20年以上経っても、戻らなかったむさしのけんが、この道場で、たった1年足らずで、復活してきました。雲の上の偉大な存在が、むさしを高めてくれています。

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剣を踏む

2013-11-25 10:08:12 | スポーツ

むさしの瞬間移動起りの見えない剣が生まれるには、打ち出す時の大事なイメージが必要です。「けんをふむ」という言葉です。相手の剣を踏みつけるイメージで、飛び込むという事です。相手の剣が上がる前に、剣を踏みつけるという最速のスピードで、最大限の踏み込みで、相手に近づくという事です。当然、上から踏み出す気持ちになるので、体が沈まずに、起りを見せず、絶大なスピードで打ちだせるという事です。

自身の体が少しでも沈むと、打ち出す動きを相手に悟られ、反対に相手に打たれる機会を与えることになります。特に遠間から打つ場合には、振りかぶりが大きくなり、相手に悟られやすくなるので、打ち出す初動の気配を相手に感じさせない業を、まず身につけなくてはなりません。そのためには、足から出て、相手の剣を踏むという気持ちが、絶対必要となります。漠然と大きく振りかぶり、打って出ていくなら、打ちに行くことを相手に教えるだけで、反対に応じ返し打たれるのは、明らかなことです。死ににいくようなものです。大きく、見えないという相矛盾する動きを身に着けることが、剣道の日々の修行・鍛錬、究極の目標だと言えます。これがむさしの目指す剣です。

動きを悟られないための方法として、一般的には、自身と剣が微妙な動きを出し続ける方法が、ほとんどの剣道武道格闘家のやり方です。自身と剣が微妙に動く中で、気配を出し消し、攻めを見え隠れさせる虚実の業です。これには剣先の動き・手の内・足捌き・フットワーク・腰と様々な部分を、活用します。ここに攻め合い、中心の取り合い、しめぎ合いの妙・剣道の奥深さ・楽しさが有ります。

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腰の妙術

2013-11-19 09:53:18 | スポーツ

あらゆる武道スポーツで腰は、もっとも重要な働きをしています。全身を一体につなげ、人間の可能性いっぱいのパワー・瞬発力を引き出せるかどうかは、腰の使い方良し悪しにあると言えます。子供の頃、夜店の露店で、不思議パワーの体験をしました。むさしが普通に立っているだけなら、簡単に、大人に持ち上げられるのですが、露店の術者の言う通りにすると、急に重くなって?大人が、子供のむさしを持ち上げられませんでした。膝を緩め、腰を落とし、下腹に力を入れ、足裏にしっかり気を送るという業だったと思います。不思議な出来事でした。子供のむさしの重量に、変りはないのに、急に、持ち上げられなくなるなんて。

この1年、むさしのけん復活鍛錬の最終章は、腰の有り方でした。左腰、右腰と解明修復されてきました。以前、ある道場で、こんな実験をしました。正座させられ、肩に手を当てて抑えられれば、立つことができません。しかし、正座から、一度、息を吐きながら、目線を下げずに上げたまま、深深と礼をし(偶然にも、出尻鳩胸の上半身姿勢になりました)、この上半身の形を維持しながら、正座に戻り、立ち上がると、今度は、肩に手を当て、力を入れられても、止められずに、立ち上がることができました。何故かは解りませんが、これが、武道の基本だと思います。全身の肉体細胞を、一体にすることが、武道の基本だと思います。一体化にたどり着くことが、日々の武道の鍛錬だと思います。又、そのカギを握っているのが腰の有り方だと、思います。むさしの、昨今戻ってきた、剣道・素振りのスムースな足捌きも、それを証明しています。

偶然です、むさしの剣道スクワットは、エビそりから、膝を曲げ立ち上がります。腰を曲げ伸ばしする運動です。何年も剣道をしなくても、道場で、体が反応できたのはこの運動のお蔭だと思います。腰腰まだもう一つ、何故かイメージが決まっていません。

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右腰戻る

2013-11-16 13:19:09 | スポーツ

打ち出す時の、わずかな前傾姿勢の癖を直そうと、右腰の押しを確固たるものにしようと、左腰を右腰で押し出す意識をしながら、ランニング、ガニ股歩きをしてきました。途中、小さなお社をいつものようにお参りし、山頂まで行って、下り一部平らな山道を、ランニングしながら考えていました。打ち出だしに、身体がわずかに前傾するのは、右上半身と右下半身が一体になっていないからなのでは?と考えました。左半身のように太腿腰胸が一体になれば、前傾しなくて済むのではないかと、走りながら、ふと、考えが浮かびました。早速左半身と同じように、思い切り右腰も前に入れて走ってみました。正解でした。右腰がぐっと入ると、右胸が前に起き上がりました。そして少し身長が伸びたかのように、頭部が後ろに伸び、同時に、遠山の目付けの間合いも伸びました。完全に、前を見下ろすかのような目元・姿勢になりました。懐かしい感じがしました。更に数ミリは、間合いが深くなっているでしょう。

左腰と全く同じ事でした。右腰を深く入れることにより、右太腿・右腰・右胸肩が一体になりました。もうこれで、前傾姿勢を取らなくても、打ちこむことができると思います。ランニングの走る姿は、剣道の打つ時・打った時の姿勢と全く同じです。飛んで、歩幅が広くなる分、わずかに沈む場合がありますが、膝にゆとりがあれば、体が沈まずに済みます。飛ぶのも、歩むがごとくの延長線上にあり、自然体そのものの姿勢で、打って出て、打つのが理想の形です。ここが起りがない剣の所以となります。

起りのないむさしのけんの完全復活は、完璧な自然体という姿勢・腰・動きが、全ての鍵を握っていました。年齢と、痛風による長年の姿勢の崩れは、一朝一夕に、元に戻ることは有りませんが、完璧な自然体・動きに戻すという方程式が解った以上、そして、左上段の腰の備えという答えが解った以上、もう時間の問題です。

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自然体復活

2013-11-15 07:44:33 | スポーツ

左腰右腰の備え・働きの目覚めから、初めて、道場で、稽古をしました。歩むが如しの、自然体の姿勢・自然な動きが、現れ出しました。そしてなんと、往年の間合いが復活しました。先皮が触れ合う遠間から、楽に、飛び込めました。連続技・小手打ちなら、先皮が触れない超遠間からも飛び込めました。若いころに比べ、飛距離はほとんど落ちていない事が解りました。これほど左右の腰の備え・働きが、飛距離に関係しているとは知りませんでした。無意識で、できているうちには気づかなった事柄です。またまた大発見です。

構えに関しても、完璧です。全く相手の竹刀が届きません。自然に、遠山の目付けが生まれ、相手の動きがよく見えています。こちらが打てて、相手が打てない、完璧な間・心・気バリヤーが完成しています。復活した左右の腰は、全く力まずに、歩むがごとく、崩れず、安定して、攻防一致の自然体を作ってくれました。連続技が自然に出て、決まりました。そして全ての打ちに、抜群の瞬発力・強烈な打撃力を生んでくれていました。むさしの豪剣完全復活です。1年に及ぶ全身の復活鍛錬は実りました。

懐かしい剣先の動きも再現されました。むさしの変幻自由自在、しかも、重い剣先に、相手は戸惑っていました。これから若い頃、難剣とも言われた、相手の剣を殺す攻めをどんどん高めていきます。押さえる・はじく・叩くの剣先の動きは、むさしのもっとも得意とするところです。上の者に、嫌われるので止めていましたが、もう遠慮せずに、再現取り戻します。剣先の捌きは、手先のみで行わず、連続技の小手を打つ間・呼吸で、体全体の内面の微妙な動きで、相手の剣を捌きます。遠間・超遠間から入ると、この業が出せます。打ち間・近間からなら、高段者相手なら、反対に、相手に乗る機会をあたえてしまう、打たれてしまうむつかしい業です。こちらが打てて、相手が打てない間合いを知る、むさしならではの攻撃方法です。

修正すべき事柄も2つほど、見つかりました。長年の癖なので、すぐには直りませんが、修正部分がはっきりしているので、やがて完璧に直すことができるでしょう。特に、左腕をしっかり伸ばすこと。気が付いているのに、まだ甘い癖が直っていません。伸びれば、更に、数ミリ間合いが遠くなります。そして、打つ前に、少し前傾姿勢になることです。全く姿勢を変えずに打てるようにならなくてはなりません。これは、ずっと、誘いを取り入れて、稽古していた過去の弊害ですが、治していきます。完璧に起りのない面むさしのけんを打たなくてはなりません。

これからは、球体バリヤーの太陽をもっと大きくしていくことが、むさしの課題です。そうすれば、やがて、大先生に向かえる日が来るかと思います。とにかく、やっと一段落つきました。落ち着いたら、居合抜刀と二刀流にも力を入れなくてはなりません。来年になるでしょう。

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