「明闇」より
苦にやむな冬去りぬれば春が来る
急げ人無常の早風まったなし
薄氷を踏む思いにて日を暮らせ
信仰の光りに向え衣食備わる
狂いなし因果の理法鮮かに
仮りの世に借り物かりて仮の夢
言うよりも劣らぬものは思う罪
この悪魔恵まれ過ぎて涙ぐむ
よし悪しの毀誉褒貶は人まかせ
盲愛で子供を馬鹿に育ておる
足り過ぎて足りないものは報謝だけ
薬あり毒を好めの教なし
算用が合うて足りない世の中に
足り過ぎて算用合わぬ不思議あり
呼べば呼び呼ばねば呼ばぬ山彦ぞ
夢の中集めた宝 みな置いて
業を荷うて一人出て行く
財産も名誉も一時の稲光
あとに残るは夢の溜息
苦にやむな冬去りぬれば春が来る
急げ人無常の早風まったなし
薄氷を踏む思いにて日を暮らせ
信仰の光りに向え衣食備わる
狂いなし因果の理法鮮かに
仮りの世に借り物かりて仮の夢
言うよりも劣らぬものは思う罪
この悪魔恵まれ過ぎて涙ぐむ
よし悪しの毀誉褒貶は人まかせ
盲愛で子供を馬鹿に育ておる
足り過ぎて足りないものは報謝だけ
薬あり毒を好めの教なし
算用が合うて足りない世の中に
足り過ぎて算用合わぬ不思議あり
呼べば呼び呼ばねば呼ばぬ山彦ぞ
夢の中集めた宝 みな置いて
業を荷うて一人出て行く
財産も名誉も一時の稲光
あとに残るは夢の溜息