大沼法竜師に学ぶ

故大沼法竜師の御著書を拝読させていただく

魂のささやき

2008-06-04 12:11:47 | Weblog
31 教えぶり

 法然上人様は念佛為本、親鸞聖人様は信心為本、蓮如上人様はたのむ一念、
私の手元へ届いた時は「ただじゃぞ」の一言で解決は付く。
(『魂のささやき』p.66-67)

魂のささやき

2008-06-04 12:11:15 | Weblog
30 信の前後に

 信の前後に変る処と変らぬ処が有る。
信前にはひょっとや底気味の悪い人に相談の出来ないものがある。
それを無明の闇という。信の一念で速に無明の暗は晴れ、
往生は一定、万歳万歳と日本晴れがした時は、苦抜けがするから変る処、
貪瞋煩悩は信の前後の区別なく更に変りはない。
摂取されていながらも不実の心がやまぬとは、此では往生は如何と
微塵も思わず済まぬ事だと懺悔に向う。
(『魂のささやき』p.66)