-
Restore Note



や、どうも。3年に1度更新するブログへようこそ。まずは前回の整備記事後にあったことをダイジェストで振り返ると…。欠品だったトップヨークが手に入ったので交換しました。右がリプロ新品。オリジナルより若干肉厚になっている。



しかし結局交換後も目視でのハンドルが歪みは解消せず。もはや気のせいってことになりました。関係各所、計測的には歪んでないんだよな…?続いてスピードメーターが終了したので交換。ところがkm/h表示がこういう変則的な表示のやつで…。



車検でえらいめんどくさいことになるっつうね…。40kmどこなんだよ…。さらには(なんか最近振動が大きいな…?)とか(停車時のエンジンってこんなにブルブルしてたかな…?)なんて思っていたら、シリンダーヘッドのとこのアイソラステーを留めるキャップスクリューが1本消え、その他2本もゆるゆるでした。そりゃ震えるわ。



それで、だ。ここからが今回の本題。マイナートラブルに見舞われながらもまあ調子良く走ってはいたのだが、どうも最近振動というかビビリ音が大きくなっている気がしていた。アイソラステーの一件があったため(これだったのかな…?)と思うものの、その後もやはり振動が気になる。(タンクのどこかが干渉しているのかも…?)ということでマウントを見直し、ややおさまったような気もするがやはり完全には直らない。フロントフェンダーかも?いやライト?どこだ?どこからこのビビリ音が………?



お ま え か 。

この瞬間、あらゆることが腑に落ちた。そもそもこのパキスタン製タンク、完成当初からキャップのところにガソリンの漏れがあった。まあこのあたりのタンクなんて、ガソリン並々入れて車体を傾けると漏れるなんていうのは珍しくないことであり、キャップの閉め合せがよくないんだろうなあなどと思っていた。直すとなると大変だし、入れるガソリンを7分目くらいまでにしておけば問題ないし。……でもこれ、このぐらぐらしてるタンクキャップつける部分(フィラーネックというらしい)最初からろう付けが甘くて隙間があったんじゃないの……?いくら閉め合せが悪いと言ってもあんなにサラサラとは漏れないだろうし、振り返ってみればガレージには常に生ガス臭さがあった。(旧車だしこんなもんなのかな…?)なんて思っていたが…。それが年月を経てサビも手伝ってどんどんろう付け箇所が割れていき、最終的に上の動画のような状態に。おそろしい…。よく火災とかにならなかったな…。やばすぎる。そして走行中のビビリ音もここだわ。これもろう付け部分が割れてていくに従って音が大きくなったと思われる。こんなことあんのか…。



フィラーネックだけも売っていて修理もできるようだが、めんどくさそうな上にどうせ塗装もやり直しだし今ひとつこのタンクを信じきれないしで、結局新品リプロに交換することに。今度のは…たぶん台湾製?とりあえず来たらフィッティング。問題なさそう。



ついでキャップのフィッティング。この際なんでキャップも新しくします。



かなりタイトで開け閉めに力がいるが…まあゆるゆるよりはいいでしょう…。



灯油を注いで漏れチェック。



こういう継ぎ目のくぼみとかが怪しいらしい。今回は大丈夫でしたが。



問題なさげなので塗装へ。そして完成した姿がこちらです。





漏れない…!ビビリ音がしない…!最高…!
 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




はい。プライマリー側を組み直していきます。クランクシャフトにキーを入れて、スプロケットとクラッチハウジング、チェーンをまとめてごっそり入れます。あ、テーパー部分は両方しっかり脱脂してください。





次いでロータースペーサーを入れようとするが…何か引っかかって入りが悪いな…?



ロータースペーサーの内側に傷。



キー溝のバリの犯行。ダイヤモンドヤスリでバリをとって組み付ける。こんなとこになんでバリができたんだ…?



一度間違えたが、ロータースペーサーはくぼみがある方が手前です。オルタネータのキーの逃げになってる。あとパーツリストだとロータースペーサーの裏にシムがあるが、これはなくて良いそうです。昔そう聞いたらしい。シムは調整用だろうが…何を調整するんだろう?オルタネーターがチェーンに干渉しないように…するのはスペーサーだしなあ?スペーサーだけじゃ足りなかった場合だろうか?



オルタネーターローターが入りました。



イガイガしたロックワッシャーを入れ、しっかり脱脂してロックタイト中強度を塗布したナットを締め込む。まわっちゃうので杏仁豆腐を噛ませてください。



スペーサーがわりのオーバーサイズナットを入れてオルタネーターステーターを組み付ける。



ナットを三箇所、スプリングワッシャーにちょっとテンションがかかるくらいまで締め込んだら、ローターとステーターの間の隙間がなんとなく均等に空くようにコンコンプラハンで叩いて位置を出します。



0.1mmのシックネスゲージをローターとステーターの間にサクサク通し、全周クリアランスがあることを確認してから本締め。



いつも根元がちぎれそうでヒヤヒヤする電線を新品グロメットに通してケース外へ出しておきます。



そいでもってロックワッシャーと普通のワッシャーをいれてクラッチセンターナットを締めようと思ったのだが……あかん。回るじゃん。



トリニティー時代はここのクラッチセンターハブを固定する特殊工具(使い終わったクラッチ板2枚を使って作るやつ)があったのだが…生憎VMSにはありません。なのでチェーンとクラッチプレートを入れて、リアブレーキを効かせて回り止めとします。…そしてここらへんを組むときいつも先に入れ忘れるのだが、プライマリーケースをつける前にチェーンをつけた方が楽です。チェーンの先端に針金を巻き、それをガイドにケースの裏を通していくのだが…。ここいらは手も入りづらいので控えめに言って地獄。



チェーンがついたらクラッチセンターナットを脱脂してロックタイト中を塗布。



誰かにリアブレーキを踏んどいてもらってギギギと締め込む。



タブワッシャーを起こして組み付け完了。



クラッチプレート類をほいほい入れていく(フリクションプレートが最初です)のだが…



せっかくなんでFlyerMotorcycleWorkshopノートンコマンド別館で見かけた調整用のクラッチプレーンプレートを入れて見ます。フリクションプレートも変えようかと思ったが欠品だった。元々のプレーンプレート2mmに対して、調整用は3mmと4mmがあります。



今回はハウジング内側のスプラインからプレート類が2mmほど沈んでいたので、ノーマルのプレーンプレートと4mmの調整用プレートをコンバート。きれいにスプラインツライチになりました。



ダイヤフラムスプリングとサークリップを入れて完成。



クラッチプッシュロッドアジャスターはプッシュロッドに触れるところから1/4〜1/2回転緩めて固定。



ケースをシールするゴム紐も新調。心なしかボリュームが増したような気がする。



各種オイル類を注ぐ。このへんのちゃんとした量もいつも忘れるが、プライマリーオイル200cc、ギアオイル420cc、フォークオイル150cc、エンジンオイルは2.8Lだ。



…というわけで完成しました。



結論から言うと3勝1敗かな…。まず1速のギア抜けはなくなりました。ギアの入りもスムーズ。サイドスタンドも良好。そして劇的だったのがクラッチ。めっちゃ軽い。もともとそんなに重くもなかったが、たしかな抵抗の後ズパッと切れる感じだった。それが調整後は軽すぎてほぼ抵抗がない。ふわふわ切れる。逆に不安なくらいだ。…国産?くらいの。たった2mmでこんなに違うのか…。

で、1敗はハンドルの歪みですね……。やっぱり三又の上も変えないとダメっぽいっす。まあそれが欠品なんだけど…。
 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




ギアボックススプロケットを取り付け。オイルシールの内側にスペーサーを入れるのを忘れずに。



ロックタイト中強度を塗って逆ネジのナットを締め付け。ぎゅーっと締め込むと意外といい位置でロックワッシャーが決まります。



ロックワッシャーを固定するネジにもロックタイトを。



インナープライマリーケース。ギアシャフトが出るところのフェルトシールを交換。めっちゃ窮屈なので一度万力で潰してから油に浸し、ピッカーでぎゅうぎゅう押し込みます。フェルトが入ってもそのあとケースをはめ込むのにも苦労する。ある程度のところでコンコンとプラハンで叩くとはまる。ちなみにここはラバーシールもあるらしいんですけど…前に一度試したところタイトではまらなかったそうです。



クランクケースとの間に液ガスを塗った紙ガスケットを入れ、新調した変な形のタブワッシャーを入れてボルトで固定。



ギアシャフトにクラッチロケーションサークリップと呼ばれるCの字のクリップをつけ、そのクリップがぴったりはまる溝のついたクラッチロケーションスペーサーを入れます。……入りません。Cの字が何度かの使用を経てやや開いているようで、うまいことスペーサーの溝にはまらない。ぎゅうぎゅう回しながら押し込み、力をかけながら、ピッカーやマイナスでクリップを上から押してなんとかカチッとはめる。次回はここのクリップ交換だな…。





さらにシムが1枚あるので忘れずに。あとシーリングディスクに気休めのシリコンシーラントも塗っときました。多分効果はない。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




はい。じゃあ部品も揃ったんでギアボックスを組んでいきます。写真多めの長め。別に目新しいことは書いてないです。まずはギアボックスのオイルシールを交換。マイナスでこじって外します。結構力ずく。うまいことシールの金属部分の端にマイナスを引っ掛けないとダメかも。



新品をはめる際には謎の新兵器ロックタイト572(金属配管用シール材)を塗布。水道テープの液体版みたいなものだそうです。化学。ここのオイルシールはでっかいんで斜めにはまって歪まないよう慎重に。同じくらいの大きさの円盤でコツコツやるのが理想。



昔の記録を参照しながら順番に組んでいきます。まずはメインシャフトスリーブギアを入れて…



レイシャフトと4速3速ギアをセットで入れる。



カムプレートを3速と4速の間くらいにして…



メインシャフト3速とセレクターフォークをセットでぶち込みます。



セレクターフォークのポッチがカムプレートの溝にはまるように。



続いてレイシャフト2速とセレクターフォークを同じ要領で。方向など間違わないように。



ここまで入ったらセレクターフォークのシャフトを入れます。





で、メインシャフトを入れて、残りのギアどもをぶち込む。このへんも微妙に方向を間違わないように。



あとここらでナックルピンローラーを入れとかないと、後でえらい目をみる。



ガスケットを入れて仮組み。このあたりは組んでバラしての繰り返しなんで、ガスケットは複数枚用意するか、コピーを取っておいて自分で量産するのが無難かも。



メインシャフトナットを仮締め。



反対側で固定しないと締められません。まあ仮組みなんで手締めで軽く。



この状態でメインシャフトを回してみるが……渋い。スリーブギアの二つのブッシュを結構クリアランスを詰め気味にしたので、多分組むと微妙にアタリが悪くて引っかかるのだ。



一旦バラしてオートゾルを塗り…



メインシャフトだけ入れて組んですり合わせる。反対側でナットにTレンチをかけて回してもらうのが良い。手でやると死ぬ。



ある程度やったら一旦バラして洗浄し、ちょっとホーニングしてから再びギアボックス仮組み。動きは良さそうなので、今度はギアの入りをそれぞれのポジションでチェック。問題なさそうなので、プランジャーのとこを本締め。ここもさっきのロックタイト572を塗布。あとアルミワッシャーがダメになってたんで5/8の銅ワッシャーに交換。



紙ガスケットに液ガスを塗って各所ナットを締める。ここはギアボックス内のナットにはスプリングワッシャー、ギアボックス外の二つには普通のワッシャー。理由はわからん。



メインシャフトナットを本締め。スプロケットを仮組みし、回り止めをしながら締めます。



次いでクラッチオペレーティングレバーを組みますが…



すっかり忘れてたけどアウターカバー側に刺さるクラッチワイヤーと位置を合わせて締めます。パチンコ玉を入れるのを忘れずに。



よく見ると以前ポンチを打っていた。



レバーを組み付ける。そしてこの後アウターカバーに移り、一旦組み上げたのだが…。キックスプリングを入れ忘れてバラす羽目に…。キックスプリングもこの段階で忘れずつけましょう。



で、アウターカバー。ギアチェンジラチェットのOリングを交換。



ポールキャリア組み付け。



ポールキャリアの溝にリターンスプリングをかける。ラチェットスプリングなども組み付け。



仮組みしてチェンジレバーをつけ動きを確認。問題なし。



本組の際にはキックペダルのとこのOリングにシリコンシーラントを盛ります。トリニティー方式。



はい、組めました。やれやれ。組んでバラして組んでバラしてだったなあ…。



お次はプライマリーですね。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする




ロウアーヨークが来たんで仮組みします。あとあの後ブログ見直したら、やっぱり組んだとき渋いって言ってた。走っているうちにアタリがでるのでは…という幻想。仮組みしたところフォークの歪みはなくなりました。…まだ組んで乗ってみないと油断はできないが。



ちなみにコマンドの三又は750と850で角度が違うんだそうで。一応裏面のパーツナンバーを確認しますと両者ともに064083 ANG。…ANGってなんだ?



比較してみると新品の方が微妙に肉厚なような…?銀が膨張色だからか…?コマンドの三又はわりと簡単に歪むそうなので、一応対策品ということなのか偶然なのか…。



しかし新品にはシルバーしかないので塗装してから本組みとなります。下着上下の色違いをナシととるかアリととるかは…漢を試すよね。個人的には三又はナシだが下着ならアリ派です。その油断がいい。そしてめちゃくちゃ久しぶりにカシューを塗った。平日ひとり帰宅するとそっと迎えてくれる猫とカシュー臭…。塗り終わって一週間飛んで本組みへ。ヘッドラグダストカバーの下にワッシャーを入れるのを忘れずに。



ロウアーヨークが変わったからか、なぜか右側のヘッドライトステーが上下にOリングを挟んでもガタがある。下側のOリングをひとつ増やして対応。しかしここがなかなか組むのが大変。Oリングが落ちないよう左右のステーをちょうどいい位置にしながらフォークを入れていくが、スムーズに入らず、途中Oリングを噛んだりする。ひとりでは到底組めない。フォークゲイター入れ忘れたら泣くよね。



あとはタイヤやフェンダーなどもろもろをつけてとりあえずはまた動かせるようになった。目見当では歪みはなさそうだが…どうだろう?わかりづらいんだよなあ。



ヘッドライト内の配線もマスキングによる記号割り当て方式で一発再配線。次回はギアとプライマリーですな。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする



« 前ページ