温泉クンの旅日記

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蕎麦 ろ 埼玉・児玉

2008-11-16 | 食べある記
<蕎麦 ろ> 

 旅にでていないときのわたしのふだんの食事は、朝は二回、昼はしっかり食べ、
夜は酒がメインだから軽く食べるようにしている。

 朝食つきでの宿泊のときの夕食は、宿近くの居酒屋で呑んで、地のものを食べて
すますことが多い。
 旅先での昼の食事は、蕎麦やラーメンなどの麺類、海沿いでは刺身定食だったり
鮨や海鮮丼などが多い。

 蕎麦を食べるときには、たいてい笊蕎麦にする。それも大盛りは頼まない。
 食べ終わったあとに、また試してみたい店や食べ物をみつけたときのために、
腹にゆとりを残すのだ。

 おいしい店をあちこちの旅先に知っていても、なかなか食べるのは難しいもので
ある。
 特に蕎麦屋などは中休みをとる店も多く、ちょうどいい時間帯にその辺を通らね
ば食べられないのだ。 



「蕎麦ろ」もそうだ。
 予約客が多いために、うまい時間帯に到着してもはいれないこともある。グルー
プや家族連れのためにこの店は蕎麦いがいにも、季節のいろいろな一品料理を提供
しているため、宴会なども多いのだ。
 予約していけばいいのだが、こちらは笊蕎麦一枚だけだから、予約するのもため
らうものがある。


 
 開店時間である11時半のすこし前についた。
 木立の奥に店がある。



 駐車場に乗り入れて、店を覗いてみるとやはり暖簾がかかっていない。時間ぴっ
たりの開店なのだろう。敷地の端に盛られた土をスコップで掬っているひとがい
て、遠くから会釈を交わす。きっとご主人なのだろう。

(むう、臭い!)
 周りの畑で使っている肥料の懐かしい匂いが風に乗って一帯に立ち込めている。

 ひさしぶりだが、値段はあがっているのだろうか。
 ここの蕎麦はおいしい割りに、とにかく吃驚するほど安いのだ。





 暖簾がかかり、打ち水された飛び石を渡って店に入る。
 わたしが本日の最初の客である。



 庭に面した入れ込みの広い座敷に案内される。
 隅には年代もののストーブがあるが現役なのであろう。
 落着いた個室もいくつかあるようだが、よくはわからない。

 蕎麦茶が運ばれメニューが置かれたが、ちらりと一瞥しただけで、
「せいろをお願いします」
 ろくろくメニューを見ずに注文した。

 しかし、値段はしっかりと頭にいれていた。
 せいろは500円であった。あいかわらず涙が出るほどの良心的な値段である。
 それでも「800円くらい取ればいいのに」とは思っても、決してクチにはしな
い。ずっとこの良心的な値段でやっていただきたいものだ。

 香の物をつまんで蕎麦茶をいただき、煙草を吸う。嬉しいことに、この店は喫煙
できるのである。
「新そばでございます」



 みごとな蕎麦が運ばれてくる。
(ふぅむ・・・、新そばとなるとますます安い!)
 東京だったら、千円くらいはとってもおかしくない。
 この店は照明や、調度品やら器なども実に洗練されている。

 上品な新蕎麦を食べ終わるころには、予約客が三組くらい個室に吸い込まれて
いった。



 ここは、忘れずに年に最低一度くらいは訪れたい店だ。
 会計できっかり五百円を払いながら、そう思った。


 (詳しい情報は前回の記事をご参照ください)

  →前回の「蕎麦ろ」の記事はこちら
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