
欧州サッカーについて語る、ドイツの記者 ロナルド・レングの日本経済新聞での記事(5/13夕刊)から触発されて。。。
彼の友人エンケとの10年前の会話を以下。
「37才で、これまで外国のクラブの通訳をしていたから、プロの選手を指導するのは初めてなんだって」
「そんな素人みたいな人物が通用するのかね」
それへのエンケの答えは、
「僕が知る限り最高の監督だ」
そう!エンケの所属チームはベンフィカで、その通訳あがりの監督は、あのジョゼ・モウリーニョ!
「熱っぽい成功願望に満ちあふれ、その抜群の先述センスはエンケのみならず、全選手をとりこにした」
「若さと活力と進取の起床に満ちた野心家の出現」
「仕事初日から大監督の風格があった」?!
このあとの記事がおもしろい。
「今季のインテルは攻撃精神のない退屈なサッカーを繰り返している」
そしてレングは、天国の友人に語りかける。
「これって、かつて君を魅了したスペクタクルの名残なのかい?」
いやいや......
その答えを、その直後に雑誌「パノラマ」のインタビュー(やはり5/13?)でモウリーニョが吠えていた!
「イタリアのサッカーは好きではない」
「遅かれ早かれ、レアル・マドリッドの監督になる」
明日のリーグ最終戦で、まずセリエAのタイトルを。
そして来週末にはチャンピオンズリーグ決勝。
バイエルン・ミュンヘンを撃破することで、コパ・イタリア優勝とともに「3冠」達成を目指すモウリーニョ。
ポルト時代にUEFAカップ優勝(2003年)、翌年はなんとチャンピオンズリーグ優勝(2004年)、チェルシーに移ってからも2年連続でリーグ優勝(2005年、2006年)
2007年9月、選手起用(多分シェバでは?)でオーナーのアブラモヴィッチともめまくって退団。
お休み後、インテルの監督就任で3年契約。
で、上記のように素晴らしい結果を出しつつある。
一方で、こんなに滅茶苦茶 多忙な彼なのに、次のビッグな「目標」が既に動き出しているのだ!
そう、この現在も、正に「熱っぽい成功願望に満ちあふれ」ている。
素晴らしい!
当ブログではモウリーニョ追っかけをしており(笑) 以下×2記事を参考まで。
2009年11月24日 読後評:モウリーニョの流儀 イタリア見参からスクデットへの道を追う、サッカー好きには必読の読み物! (イタリアに渡ってからの1年間を追う)
2008年06月08日 読後評:「ジョゼ・モウリーニョ 勝者の解剖学」 なぜ彼が昨日おとなしかったかのワケは
PS そういや最近BOOKアップできてないな。乱読はしているのだが......
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