場所は世田谷パブリックシアターで、昨日からのスタート。
公演のテーマは、アンデルセン。
なのでタイトルは、「アンデルセン・プロジェクト」
ロベール・ルパージュは、ケベック出身の演出家で、アエラの表紙(本年 4/17号)にもなるくらいの有名人。
斬新なアイデアを盛り込み、従来の枠にあてはまらない演出を行うところが彼の真骨頂。
最新の目立つ活動としては、ラスベガスで今最もすごいと言われる、ウイン・ラスベガスで上演中のシルク・ドソレイユ「KA」の舞台演出をやっています。
さて内容について。
大型スクリーンを独自にセッティングしたり、光をうまく活用したり、さすが!と思わせる、個性的な演出が次々と登場し、あっという間の2時間。しかも、1人で!!
マジックを思わせるような瞬間衣装チェンジなどを多用し、数人の人を演じ分けます。
アンデルセンの話はだいたい、主人公が自分の欲望に忠実であることによって、極度に不幸になっていく展開なわけですが、それらの話を上手に引用しつつ、現代的な話の中にそのニュアンスを組み込んでいく手法は実に見事で、ルパージュの才能をたっぷりと見せつけられたなと。
興味深いのは、俳優の白井 晃さんもこのプロジェクトに共鳴し参加していることで、ルパージュ版と白井版の2種が公演されることです。(~6/30までが、ルパージュ版、7/1~8が白井版)
2ヶ国語で連続上演するのは、世界でも初めてのケースとのことで、日本びいきのルパージュならではの企画となります。
カナダ人(英語フランス語両刀使い)ならではの面白みも多く含まれているこの企画ではあるので、白井 晃さんが、どう自分の「アンデルセン・プロジェクト」を創り上げるかも気になるところでは有ります。
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やすは白井バージョン観に行きます (^-^*)♪
参考になりました!!
バックステージも観られるので楽しみです(*゜ー゜)
どうだったか教えて下さいネ!!
その日はゲストトークが長塚圭史さんらしいです
ご存知ですか?
本当は野村萬斎の話が聞きたかったわぁ