日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






男っぽいアクション映画の巨匠 マイケル・マン 久々の新作リリース。
ところが作品のベースは、過去には考えられないような展開。



オープニング、映画史上最大のクローズアップ?から始まる。
地球 → コンピューターの内部まで、ワンカットでがぶり寄り、犯罪が始まる。
そう「ブラックハット」=ブラックなハッカー、な話なのだ!

たちまち港の原子炉の核施設冷却装置が破壊され、危機的な状況に。
そして物語は香港 → アメリカに戻るのだが、それは一瞬だけ(笑)
過去のマン作品にはありえないことだが、香港、マレーシア、ジャカルタなど、アジアが物語の中心となる!


となると、俳優陣も当然アジア勢。
主人公クリス・ヘムズワースをバックアップするのは中国コンビ(ワン・リーホン、タン・ウェイ)
特にタン・ウェイは、「ラスト・コーション」から大人になった肢体が印象的。


とはいえ、マンらしくガンバトルの迫力は相変わらずだし、一気にクライマックスに突入!
伏線をバッタバッタ切り倒しながら、ラストの「男」丸出しの闘いに向けて集約していく。
この盛り上げていく様は、やはり彼ならではの味がある。



で、観終わって思うこと。
さて、新機軸が大成功しているか? というと、そうとは言い切れない。

だが、まずマンが「デジタル + ASEAN」という新しい領域にあえてチャレンジした、という点で評価したい。
観客が、それについていけるか、ついていけないかも、ちゃんと自分で判断しないと、ね?
(出来た作品に文句つけるだけなら、それは簡単過ぎる気がする)

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