オクラの花だより 阿波の小野農園日誌

徳島県阿波市で人とのつながりを宝とし、四季の巡りの中で有機農業に取り組む毎日をお届けします。

大学生と語り合った濃い10日間でした。

2019-05-18 06:10:29 | イベント

 シンガポールの国立大学1年生のココちゃん、ジンちゃん。

昨年も7月に来てくれて、今回は2回目のファームステイです。

昨年、来園した時は、ちょうど台風が来ている時で、ほとんど外の作業ができなかったのですが

今年は快晴に恵まれて、毎日、収穫や定植、水やり、藁マルチ等々、大活躍してくれました。

昨年は、大学に入学する前の夏休みでしたが、その時から環境問題に関する知識が豊富で、日常生活も意識して暮らしているので、本当に素晴らしいと思いましたが、大学に入学してからの2人は、ますます大学で大活躍をしていました。

その様子がシンガポールのTVで紹介されていたので、見せてもらいました。

全寮制の大学で、海外からの留学生が40%を占めるということで、学内で留学生間の家具のリサイクルやプラスチック容器のリサイクルを進めるなど、1年生ながら、2人がそれぞれ、発起人としてリーダーとして頑張っている様子に、本当に力づけられました。

今回の旅は「フードロス」を研究テーマにしていて、その計画案を大学に出して、採択されたので、大学から旅費やカメラ等の機材の補助を受けての来日だそうです。

農作業のあいまに、大学で行っているプロジェクト運営のネット会議等を仲間と行っていて、それについても「時代」を感じました。

 ココちゃん、ジンちゃんが日本の「もったいない精神」をとても尊敬して何度も来日してくれているわけですが、そうでもないな・・という日本の現状を厳しく見てくれていると思います。

 除草剤使用の問題、農薬・化学肥料による農業汚染の問題、廃プラスチックの問題、原発の問題等々、これでいいわけがない・・という日本の現状を、食事のたびに、何時間も話し込むという毎日でした。二十歳前後の世代の人々と、ここまで深く話し込める・・ということにも、感動しました。

 ココちゃん、ジンちゃんは5月19日の徳島大学「ファーマーズマーケット」を見学したのちに、京都のフードバンクの団体のところでボランティアをしたり、他の地方での一次産業(漁業、農業)の場で研修をする予定だそうです。さらに、いろいろな現場を回って、学んでいくことと思います。

 ふたりの先を行く私たち世代が、便利さ、手軽さ、金になるかどうか・・という基準をもとに、地球を短時間の間に汚してきた・・という現実。

 使うお皿を1枚でも少なく。無駄な電気は使わない。どこに行くにもお弁当箱やお箸やストローを持って。土に戻る素材のものを・・と竹の歯ブラシを使って。プラスチックゴミを減らしたいから、好きなお菓子も控えます・・という2人の日常生活も、学びが多かったです。

 農繁期最中で、もっといろいろな取り組みをしているところに連れて行ってあげられたらと思いつつ、畑中心の日々でしたが、小野農園のビニールを使わない藁マルチや生態系循環農法、園長の再生エネルギー計画を見てもらえました。

 昨日はニンニクの収穫を終えました。

思えば、11月にフランスのバレンタインさんと種まきをしたニンニク。収穫はシンガポールのココチャンジンちゃんと。助けられております・・・。