タンポポの好奇心

タンポポのように逞しく!

アルゼンチンアリ

2007-02-16 12:46:56 | Weblog

今日は、あまり知られていないかもしれない、「アルゼンチンアリ」について!

このありは、アルゼンチンを中心とした南米地域に生息する体長2.5ミリ程の茶褐色のありで、特徴として日本のありと比べると格段に素早い。
このありが、なぜかここ十年程で、瀬戸内の海岸線に繁殖しているそうである。

日本の通常の「あり」は、「はち」のグループ
害虫と言われる「シロアリ」は、ゴキブリのグループ

普通「あり」は極端に広がることはない。
巣には、女王アリは一匹で、その生涯にたった一度だけ結婚飛行を行い、新しい巣を作る。この時期約95%の女王ありが命を落とすそうである。
したがって、極端に増殖することはない。

しかし、「アルゼンチンアリ」は、1つの巣の中で複数の女王ありが存在するという。
多女王性というのだそうだが、結婚飛行を行わず安全に交尾を行い、働きありを連れて巣別れし、巣作りに失敗したら、元の巣に帰るのだそうだ。
なんと、都合のいい・・・・羨ましいような行動ですよね。

どんな被害が出るかと言うと、
①かんきつ類等への農業被害
②食べ物にたかり、衛生面での被害
③就寝中に身体中を這い回られ不眠になる

シロアリのような深刻な被害ではないようだが、これも増殖すると今までにない被害が出るかも知れない。

近くに、妙に動きの早い茶褐色の「あり」を見つけたら要注意!
侮れないかも知れませんよ!


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