タンポポの好奇心

タンポポのように逞しく!

「江戸しぐさ」②

2007-03-13 12:51:30 | Weblog

先日の続き・・・今に生かそう!「江戸しぐさ」

「江戸しぐさ」でいう江戸っ子は、とても言葉が丁寧だそうです。
「江戸しぐさ」で一番気をつけたのは「口のききかた」で、言葉の乱れは生活の乱れのチェック項目ともなっていました。

口約束は、証文以上に効力と義務があり、当人が死なない限り守られました。
子供達の遊びにも残っていた「死んだらごめん」は、江戸っ子の決意表明でもありました。

1.世辞をいう。

世辞とは、心にもないことをいう追従とは違い、「こんにちは」「はじめまして」など、挨拶の後に、なにか一言、話を続けられることを言います。
つきあいは、まず挨拶と世辞から始まります。

2.最も失礼な言葉

「そんなに偉い人とは知りませんで失礼しました。」という言葉ほど失礼なものはないそうです。
偉い人でなければ失礼してもいいということになるからです。
相手にかかわらず、失礼なことをしてはいけないのは、当たり前のことなのです。

江戸では、弱い人をいたわる、へりくだった物言いが大切とされ、威張ると言うことは最下等なしぐさとされていたそうです。

差別用語には神経質なほど気にする現代ですが、このような考え方をしていた江戸の人たちのほうが、はるかに民主的ではないでしょうか。
(江戸しぐさかたりべの会 越川 禮子)


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