先日の続き・・・今に生かそう!「江戸しぐさ」
「江戸しぐさ」でいう江戸っ子は、とても言葉が丁寧だそうです。
「江戸しぐさ」で一番気をつけたのは「口のききかた」で、言葉の乱れは生活の乱れのチェック項目ともなっていました。
口約束は、証文以上に効力と義務があり、当人が死なない限り守られました。
子供達の遊びにも残っていた「死んだらごめん」は、江戸っ子の決意表明でもありました。
1.世辞をいう。
世辞とは、心にもないことをいう追従とは違い、「こんにちは」「はじめまして」など、挨拶の後に、なにか一言、話を続けられることを言います。
つきあいは、まず挨拶と世辞から始まります。
2.最も失礼な言葉
「そんなに偉い人とは知りませんで失礼しました。」という言葉ほど失礼なものはないそうです。
偉い人でなければ失礼してもいいということになるからです。
相手にかかわらず、失礼なことをしてはいけないのは、当たり前のことなのです。
江戸では、弱い人をいたわる、へりくだった物言いが大切とされ、威張ると言うことは最下等なしぐさとされていたそうです。
差別用語には神経質なほど気にする現代ですが、このような考え方をしていた江戸の人たちのほうが、はるかに民主的ではないでしょうか。
(江戸しぐさかたりべの会 越川 禮子)
最新の画像[もっと見る]
- 実りの秋(ライチ) 9年前
- 赤坂泉 13年前
- 赤坂泉 13年前
- 赤坂泉 13年前
- 赤坂泉 13年前
- 赤坂泉 13年前
- 春や昔 十五万石の城下哉 13年前
- 春や昔 十五万石の城下哉 13年前
- 余寒の候 13年前
- 余寒の候 13年前