茶室

2019-11-08 23:15:22 | 東山の家


これまでの仕事で、何度か茶室の設計をしたことがありました。
もともと茶室建築には興味がありましたから、京都の大徳寺によく見学に出かけました。

茶室の空間は、決まり事が多いようでいて、意外に自由なもの。そんなこともだんだんとわかってきます。
でも、建築デザインの世界でよく話題にのぼる茶室は、実は「変化球」ばかり。うっかりマネをすると、茶の稽古がしにくいということになってしまいます。

上の写真は10年ほど前に設計した「東山の家」四畳半の小間。裏千家の又隠を参照したものでした。もちろん楊枝柱もあります。
千利休の孫 千宗旦が造営したとされる空間は、四畳半の基本形をなすもの。
基本形に向き合いながら設計していると、だんだんとその奥深さに惹かれていきます。

そして時間を経て、いま取り組んでいるのは、コンクリートの四畳半席。
硬質でモノクロームの空間で、床の間も墨入りモルタルで塗られます。
なんだか見たことのない空間になってきました。

定型があるからこそ、その規範から離れる面白さは格別です。
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