アンカーボルト

2020-09-13 22:22:10 | 経堂の家


東京・世田谷区で「経堂の家」が建築中です。
この日は構造の検査を行い、いよいよ大工さんの工事が本格化していきます。

写真に写っているトップライト(天窓)のあるスペースは屋外テラス。
大きな屋根が掛かっているのだけれども、庭に向けて開放され、さらに大きなトップライトがあるので、家の中のような外のような不思議なスペースです。
このスペースから庭を囲うように回廊が巡り、移動するのが楽しい家になりそうです。



この日の構造の検査で、特に印象に残ったのが、アンカーボルトと呼ばれる金物の、設置の精度の良さです。
アンカーボルトは柱をしっかりコンクリート基礎に留め付ける大事な構造金物ですが、ミリ単位で位置を調整しなければならず、思い通りピッタリの位置に施工するのは、意外に難しいものです。

工事監督さんに、このことについて水を向けたところ、「ええ、ちょっと時間があったので、全部メジャーで測ってセットし直しました。うまくいってヨカッタです。」とのこと。
ちょっと時間ができたと言っても、この作業をやっていたのは少し前の一番暑い時期。陰もない炎天下のもと、数十か所にもおよぶボルトを一本一本チェックしてくれていたのか、と思うと頭が下がります。
職人さんに図面を渡して任せておいても、大きな問題になることはありません。でも、時折ちょっと位置がズレる箇所も出てきてしまう。
それを厳密に位置合わせをすることは、家の構造として望ましいことは言うまでもありません。

さらに、ゲリラ豪雨でも雨が吹き込まないようにブルーシートをぐるっと張り込んでくれています。
写真が青く見えているのは、そのシートの色です。この暑い中で風が抜けないので、現場の環境は大変になりますが、送風機で熱がこもらないように注意しながらの現場作業が続いています。

丁寧な仕事は、一見 当たり前に見えるもの。それらをきちんと汲み取って、施主にも伝えていかなければ、と思いました。

ちなみに施工担当の工務店は、内田産業さんです。




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