小野田楽の歌綴りエッセー

法学と作詞を学んでいます。
一日一篇、エッセーを綴ります。

追いつめられれば

2018年04月18日 | 人生について考える
 法哲学の試験勉強をしている中で、とある興味深い事例と出会
いました。

(事例)
あなたが南米のある村を旅していたところ、20人の住人が政府
軍によって射殺されようとしていた。政府軍によれば、反政府デ
モを行った見せしめとして殺すとのこと。そのとき政府軍から、
「おまえが一人を殺せば19人を解放する」と提案された。あな
たはその一人を殺すべきか・・・。

これには、哲学上の功利主義をめぐる観点など色々切り口がある
のですが、今回はそれはさて置いておき、私自身が「本当に」こ
のシュチュエーションに陥ったらどうなるか考えてみます。
 誰だってそうでしょうが、私だって自分の人生に殺人の過去を
残したくありません。よってまず考えられるのは、「見なかった
こと」にして去る、というパターンです。しかし、視点を変えて
みると、それは19人を見殺しにする、ということに他なりませ
ん。私のエゴでそれをすることは、一人を殺すこと以上に罪深い
という気もします。よってここは「割り切って一思いに・・・」
という行動をとるかもしれません。
 いや「極限」が人間心理にもたらす影響は測りしれません。こ
んなことをする政府軍に私が激怒し、勇猛に立ち向かい、住人の
前で私が一番に射殺される可能性もなくはありません。(筆者は
そういう大胆不敵な行動を時としてとってしまうタイプです。)
20人の住人はいろんな意味であっけにとられることでしょう。
 
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