9月中旬
コーチング仙台講座を終えた数日後のある日
お腹の中にあたらしい命がやって来たことを知った。
先生の「おめでとうございます」のことばに、笑顔になれなかった。
あの時みたいに悲しいことが、またやって来そうな気がして
喜びよりも不安でいっぱいになった。
そんなわたしを目の前に、まわりの友人はほんとうに喜んでくれた。
その姿が
「過去でもなく未来でもなく“今”を味わおう。」
そう思わせてくれた。
コミュニュケーションの大きさを知った。
ありがとうの気持ちでいっぱいになった。
その頃、もうひとりもヒョッコリ現れた。
ちいさな2人は、心臓はピコピコさせながら生きていた。
7ミリぽっちのちいさなカラダで「生きよう!」としているに見えた。
命の尊さを教えられた。
そして、自分もこうやって愛されながら心配されながら生まれて来たであろうことを思った。
両親への感謝の気持ちが湧いてきた。
わたしと2つの命が
いちばん近くに居られる「今」を大切にしようと思った。
この9年間・・・
子供が欲しいだけの日々
子供を望んでいるのか?わからなくなった日々
人と比べながら自分を貶めていた日々
葛藤と模索の連続だった気がする。
でも、時が経つにつれ
「わたしの人生に子供は居るかもしれない。居ないかもしれない。
どちらであっても、わたしはわたしで在りたい。
まず、ありのままの自分を自分自身が受け入れてあげよう。」
気持ちが変わりはじめた。
「流されるんじゃなく、諦めるんじゃなく、自分をごまかすんじゃなく
自分に与えられた状況を最大限に活かそうとする自分で在ろう。」
そして、わたしの中から
「子供が居る、居ない」という仕分けが消えていった。
9年という時間の中で、いろんなことを感じた。学んだ。
自ら学ぶことを選択したわけじゃないけれど、学ぶことができてよかった。
もし、新しい命がやって来なくても、何かを学び、わたしらしく生きていたと思う。きっとね