Color Room

おにむら歯科の副院長のひとり言

バーサマの心理ゲーム

2018年06月23日 07時27分21秒 | 日記

心理学の話です。

ある人との関係において、なんかいつもイヤな思いをすることってないですか?

それはね・・・

 ①繰り返し繰り返し行われ・・・なんでいつもこうなるんだ?

どうしてあんな馬鹿なことを言ったんだろう(したんだろう)?

頭ではわかっているんだけど、その場になるとブレーキが効かなくなってしまう。

②いたずらに時間がかかってしまい、いつもと同じパターンを繰り返してしていることに気がつかない。(ああ、またやっちまったよ・・・)

③最後はいつもいや~な気分を味わってしまう人間関係。(やっぱり〇〇なんだ・・・)

結末は決まっている。そこに向かってまっしぐら・・・

表面的にはもっともらしいけど、裏には(本人も気が付かない)隠されたメッセージを秘めている。

私が、あなたが NOT OK を証明したい!

そんな人間関係を「心理ゲーム」と言います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どうですか?

心当たりないですか?

バーサマは子育て中。男の子たちが反抗期だったころ。

毎日のように、この「心理ゲーム」を繰り返していました。(笑)

母親である私に、男の子たちが反抗的な態度をとったり、罵詈雑言(笑)を言ったりすると、

超未熟だったバーサマは、そのたびごとに頭にきて、いちいち言い返したり、挙句の果て取っ組み合いをしたりしていました(笑)

そして、ひとあばれして、最後は・・・

哀しい、いや~~な思いだけが残る。

ほら、上の三つにぴったり当てはまる!!

そうなんです。

無意識のうちに、私も、あなたも、NOT OK !(私たちはダメ人間!)ということを証明しようとしていたわけです。

少し?大人になった今でも(笑)時々・・・いや、結構「心理ゲーム」をしていますね。(情けない)

で、この心理ゲームを辞める方法を書きますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

心理ゲームを辞める方法

①今の自分が心理ゲームの真っただ中にいることに気づく。

②心理ゲームでの役割(迫害者、犠牲者、救済者)を演じることを辞める。

③相手の役割が求める期待する反応 と、違う反応をする。

(裏の心は?仕掛け人の目的は?どんな利益があるの?)を、考える。

④否定的ストロークを肯定的ストロークに変える。

⑤これは「心理ゲーム」だよ!と、相手と話し合う。

⑥最悪の場合はその場から逃げ出す。

 

相手が心理学をかじっている場合は、お互いにすぐ気づけますけどね。

そうでない場合は、こちらの方で対処していく。

あまり頭が働かないときは、いったん、「心理ゲーム」の土俵から降りるのが手っ取り早いのでは?

そして、お互い冷静になった時に、よく話し合ってみるのがいいかもです。

ま、実際、そう簡単にはいかないですね。

お互いに、ストローク(人と人との関わり合い)が、プラスのストロークで満たされている人間関係では心理ゲームは起こりません。

ストローク不足であるがために、マイナスのストロークでもいいからストロークが欲しい。ということなのです。 

ゲームの結末はいや~な思いで終わるとわかっていても、でも、・・・本当は落ち着くのです。

だって、いつもの慣れたやり方だから。

心理ゲームをやめるためには、忍耐や努力が必要だし、人として成長しなくてはなりません。

(心理ゲームをやめなければ、努力も忍耐もいらないし、人として成長しなくていいんですから・・・(笑))

最後に、バーサマの好きな、この言葉を書いて終わります。

「人は、無意識に、見知らぬ幸せよりも、なじみのある不幸を好む傾向にある。」

チャンチャン!!

 

 

  

 

 


コメントを投稿