少しだけ One for All

公的病院の勤務医です。新型コロナウイルスをテーマの中心として、医療現場から率直に綴りたいと思います。

新しいルール

2022-01-09 15:09:38 | 日記


 あらためまして、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 1ヶ月ほどこのブログから離れていました。新型コロナウイルスの日本国内での感染が落ち着いて、ほっとしていました。COVID-19が周囲に存在しないというだけで、これほどまでに気持ちが落ち着くのか、と思いました。いかに気を張った日々を過ごしていたのかをあらためて知らされた思いでした。ああ、疲れていたんだなあ、と知るとともに、しばらく仕事場以外ではCOVID-19のことは考えたくない、と強く思いました。ワクチンの効果に依存した収束であり、本当の終息ではないことは知りながら、また次の波が来るまでのしばらくの間は、この収束した環境に甘えさせてもらって、いたずらにコロナに心を煩わされることのない仕事と生活をしばらくは過ごさせてもらおうと思いました。実際、この1ヶ月は、コロナについて特別に深刻なことをほとんど考えずに過ごすことができました。本当に心が癒されました。ありがたかったです。
 
 そして、その次の波がいよいよ始まってきたようです。「100日周期説」というのを言う人たちもいて、なんとなく100日間隔くらいで波のピークが来る(そしてだんだん短縮している)というものでした。「だから次の波は来年の1月中旬くらいだね。」って昨年の第5波が収束した後に、医療現場では冗談めかして言われたりしていました。
 その冗談が本当になりそうで、驚いています。
 
 年末年始の救急外来が落ち着いていたことが、わたしとしては何よりありがたいことでした。オミクロン株の爆発的な感染力は、海外でのニュースからわかるように圧倒的でしたから、もしも政府による迅速な入国制限がなかったら、今頃どうなっていたことか。
 救急部が単独で設置されているような大病院(そんな病院は各都道府県でも数えるほどしかありません)ならいざ知らず、一般病院でいきなり救急外来から混乱するのは本当に悲惨です。医療関係者にとっても、患者さんにとっても、地域社会にとっても、誰にとっても何一つとして全くいいことがありません。WIN-WINならぬ、徹底的なLOSE-LOSEです。医療は停止するは、感染は広がるは、病院は病院でなくなるは、地域社会は混乱するは、全くいいことがありません。もしも11月下旬に速やかに入国停止をしていなかったら、ダラダラと先延ばしにしていたら、間違いなくこの年末年始は悲惨だったことでしょう。落ち着いて年末年始の救急外来をすることができたこと、それだけでもこの毅然とした水際対策には感謝でした。
 
 今日、私の住んでいるところでは成人式をしています。中止することもなく、予定通り執り行われています。いくらオミクロン株に重症化率の低さが言われつつあろうとも、もしも年末年始に感染の混乱がきていたら、成人式は軒並み中止になっていたことと思われます。沖縄等々では中止するところもあるかもしれません。それは残念なことですが、多くの地域では、ぎりぎり間に合ったのではないかと思います。
 「水際対策ではオミクロン株の感染の入国は防げない。政府は何も学んでいない。せいぜい少し感染のピークが遅れるだけだ。意味がない。」と言っていた評論家(呆れたことになんと医学者までいました)たちは、自分達の考えの浅さを猛省すべきでしょう(ホントお気楽な人々だと思います)。感染が防げるなんて、そもそも誰も思っていませんし、ピークを遅らせて、確かな情報が集まるようになって対処ができる状態のところにピークを持っていこうとするための水際対策です。そんなこともわからないような人たちの発言は、ただ混乱させるためだけの無益なものです。彼や彼女らのいう通りにしていたら、いま幸せに執り行われている成人式は全て中止となっていたはずです。
 
 アメリカでは1日に100万人もの新規感染者数を記録したといいます。イギリスやフランス等々、きちんと情報を公開していくれる信頼できる国々で、多くの感染者数が報告されていますから、様々な有益な情報が時間とともに得られることが期待できます。
 南アフリカの素早い情報公開と、政府の毅然とした水際対策のおかげで、日本では感染のピークを遅らせることに成功しました。その時間差で得られた情報では、当初の南アフリカからの報告のように、重症化率が低いことがうかがい知れてきているようです。そうした新しい情報を活かして、新しいウィズコロナの生活様式を提案するフェーズに移ってきている雰囲気を感じています。成人式は多くの地域でできたことでしょう。これから受験シーズンや、新しい就職のためのシーズンに入ります。新しい情報から打ち出される新たな方針や対策が、受験や就職という、前途ある若者たちの道を守るのに間に合うことを切に祈っています。
 
 振り返ってみれば、デルタ株は最凶でした。感染力が強い上に、病原性も高く、重症化率も高いという、最高に凶々しい変異株がデルタ株でした。もしもワクチンがなかったら、とんでもない悲劇的な状況になっていたと考えられます。mRNAワクチンがあったことは、本当に幸運なことでした。
 このままだと、わたしたちはそんなデルタ株と共存しないといけないところでした。ところがオミクロン株が登場してきてくれました。コロナウイルスの世界は、感染力の強さが天下を決めます。デルタ株も、それまでの変異株に比べ感染力が脅威的に強かったため、世界のコロナ感染の99%はデルタ株と言われるまでにコロナ感染の世界を制圧していました。そんなデルタ株の感染力を上回る変異株の登場はなかなか困難だと考えられていたところに、なんとそれを上回る感染力を持つ変異株が現れてくれたのです。そのおかげでわたしたちはデルタ株とはさよならできる幸運を得たとも言えるのです。

 感染力の強さを武器に、オミクロン株がデルタ株を着々と葬っています。ほどなくデルタ株は淘汰され、オミクロン株だけの世界になることでしょう。わたしたちは、これからはオミクロン株と共存することになります。新しい知見を整理して積み重ね、オミクロン株との新たな共存ルールをつくっていくことが必要になります。その時、オミクロン株の病原性がデルタ株に比べて低ければ、デルタ株との共存ルールよりは自由度が広がることになるでしょう。そうなることを強く願っています。

 本年も、マイペースとはなりますが、記事を一つ一つあげていけたらと考えています。おいやでなければ、どうかお付き合いください。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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オミクロン株 3 少しだけ One for All

2021-12-08 23:18:45 | 日記

 
 このオミクロン株の発表があってから、ワクチン接種に来院する人が再び増えたような気がしています。週4日で、多い日には300人近く接種していたものが、だんだんと少なくなり、ワクチン接種希望者への接種はほとんど済んだのかな、と思われていたところでした。週4日の接種日も週1日にしていました。増えた人たちは、きっとこれまでワクチンは様子見だったり、ワクチンに反対だった人たちかな、と推測します。このオミクロン株の登場でワクチン接種に踏み切る人が増えたとすると、これは公衆衛生的にはとても良いことだと思います。
 
 日本政府は、今回、このオミクロン株の発表に即応し、空港検疫を強化しました。12月の日本への帰国便の新規予約を全て停止させました。WHOの言うことを全く聞いていません。善し善しです。そしてその迅速さも最高でした。南アの発表を無意味なものにしていません。最高の対応だと思います。
 ただ、海外の日本人の帰国も止めたことに批判が集まりました。そのため、すぐに、日本人の帰国にあたる人は予約できることに修正しました。修正すると、たちまち朝令暮改に批判が集まりました。
 
 でも、このことで日本政府を非難しすぎるのは、私はちょっと同意し難いです。いろいろきっと意見があると思いますが。(私は、ゴルフの石川遼選手への報道機関の猛批判もやりすぎなのでは?そこまで必要?と感じる人間です)
 
 オミクロン株は未知です。
 世界を支配したデルタ株を完全に凌駕する感染力を持つことが疑われるウイルスに喫緊で対峙しなければなりません。何が危険で、何が安全なのかすら、まだわからない段階です。その上で、まず国内を防御する、と優先順位の大原則を決めたのだと思います。大原則を決めてくれれば、各省庁、各機関が動きやすくなります。なにしろ時間との勝負ですから。そこで国交省が動くことができて、一旦予約ストップまで発表したのだと思います。それを修正しただけで、なんらおかしいと思えません。
 迅速に行動するためには、修正には寛容でなければなりません。修正したことをあげつらって、間違っていたじゃないか、としつこくいつまでも非難するのであれば、素早く何かを決めることはできません。素早く決めろ、でも間違えるな、というのは都合よすぎます。この二つは、トレードオフの関係にあるものです。
 ですから、帰国者は予約を認める、という形に修正になったのですから、問題ないと思います。熟慮した上での法案だったら別ですが、今回は緊急事態での通達ですから。日本政府は海外の日本人を蔑ろにしている、とかって、ことさら思いません。仮に私が海外に住んでいてもそう思わないでしょう。修正してくれたらそれで十分です。その上さらに、その修正への批判に時間を使うのは、馬鹿馬鹿しいことです。今、オミクロン株に対して求められているのは、スピードですから。
 
 日本政府は、日本国民が最も守られる方策を考えたのです。今も、オミクロン株とわかれば症状に関わらず入院対応、と大原則を決めてくれました。私はとてもよいと思います。そして、実はそれほど病原性が高くない変異株だった、とわかれば、その時初めて緩めればいいです。そのときに、無駄な政策をやった、と騒いで政争の種にしようとする政党とかはほっとけばいいと思います。ホットケナイノカナ,,,
  
 似たようなことを、再び増えたワクチン接種の行列を見て思います。
 ワクチンに反対だと思った人も、考えが変わってワクチンを打とうと思ったら、素直に打てばいい。一生ワクチンをうたない!って勢いで宣言してしまっていたって、打ちたいと考えれるようになれば打てばいいし、そこの壁は低くていい。考えの修正に寛容でいいのではないかと思います。なにしろ未知のウイルスに対峙しているのですから、予想がはずれることがあっても自然でしょう。はずれていることがわかったら修正した道へ進み直せばいいことです。
 マスクも同じ。何があっても、どれだけ感染が広がってもマスクはしない!と感染初期にテレビで宣言した愚かな感染症専門家がいました。私は、その色んな意味での愚かさに腹が立って仕方ありませんでしたが、彼ですら、もし考えを改めてマスクしていたら許容します。それで周りの人が安全になるからです。いつまでも非難するつもりはありません。
 今でもゼロコロナを掲げて、PCR検査すら協力しようとしない病院もあります。コロナが始まってもうすぐ2年になろうとしているのですから、その間に生まれた知見に沿って、修正することは恥じることではないはずです。初めに立てた方針を、まるで操のように守ろうとするのは、本当の全体の利益にそぐないません。
 この感染症対策であくまで大事なのは、全員で助かる、全体で助かることです。そのために、それまでの考えを修正する医療機関や専門家や個々人がいたら、全体が助かるためのことだったら、ウェルカムで迎えなければいけないと思うものです。
 
 第5波が収束した時、これからはワクチン未接種の人たちを守らないといけない、と書きました((参考)拙ブログ「ワクチンパスポートは誰のため 4」)。あまり同意できない人も多かったかもしれないのですが、これは病院で感染対策をしていて感じたことなのです。
 この新型コロナウイルスは、自分だけが助かろうとすると、狙いすましたようにその狭い魂胆に寄生してくるように感じたのです。
 例えば、当初の大規模クラスターは、ゼロコロナを掲げるような病院で起きました。そうした病院は、自分の病院だけ助かろうとしていたのです。その結果、コロナから逃げることで感染対策がゆるくなり、容易にコロナに入り込まれてクラスターとなってしまったと考えられました。逆に、地域医療を考えて、コロナ患者を受け入れる決意をした病院では、その緊張感から感染対策がしっかりと実践され、クラスターは発生しませんでした。自分の病院だけでなく、地域を丸ごと助けようと動いた病院は安全だったのです。地域の風評では、コロナ患者の受け入れをしている病院は危険だと言われて避けられましたが、実際の病院内での安全性は風評とは逆だったわけです。
 そうしたことから、自分だけでなく、周囲全体で助かろうとすることが、回り回って全体の大きな利益になる、そのことを強く感じたものでした。
 
 ちなみに、このブログの題名の「少しだけOne for All」というのもそこから付けました。みんなのために少しづつ自分のできることを差し出し合って、チームとしてこの感染症から助かりましょう、という意味を込めたものです。それが、このコロナ感染対策の重要な秘訣のように感じたものです。
 
 そうしたことから、「これからはワクチン未接種の人たちを守らないといけない」、と書いたものでした。ワクチンを接種した人が、ワクチン未接種の人を守る気持ちを持てば最強だと考えたものでした。
 
 今、日本のコロナが収束しているのは、ワクチン接種をした人たちが、分け隔てなく感染対策をゆるめていないからだと強く感じています。ワクチン接種完了の人は、デルタ株に対して重症化しにくいと考えられるため、自分のことだけと割り切ればマスクはいらない、と考えることもできないでもないのです。それが今でも感染者数が増えている国々の考え方だと思います。
 私たちの国の感染者数が抑えられているのは、自分のことだけではなく、周囲も含めた思いやり、「少しだけ One for All」を自然に実践している人たちであふれているからだと私は思っていますし、感じています。あまりに自然に実践しているから、実践していることに気がついていない人も多いくらいです。それがこの国の大きな武器だと確信しています。マスコミ等からのいわれのない批判や、安易で都合のいい海外との比較などで、自分たちのやっていることを疑わないで欲しいと思います。正しいことをどれほど続けてやってきたか、それを自分たちにわかるようにしたい、そう思ってこれまでのことを振り返っていくつもりでいます。微力でしかないですが、自分なりの One for All を大事に、大切に、今まで通りのこのままで、これからのオミクロン株にも勇気を持って対峙していきたいと思います。
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オミクロン株 2 南アの勇気を忘れない

2021-12-06 17:47:08 | 日記

 
 南アフリカ政府がメディア発表をした11月25日以降、連日、オミクロン株の報道が続いています。発表から10日ほどしか経っていないとは思えないくらい、オミクロン株という言葉が耳目に馴染んでしまいました。
 現時点で世界42カ国での感染が報道されています。中には市中感染を既に疑っている地域もあるとのことです。
 
 他地域でも既に広がっているとなると、オミクロン株がどこから発生したか、冷静に解析しないといけなくなります。初めに発見して発表したのが南アフリカだった、ということだけで、他の地域では気づかれていなかった、ということもあり得ます。
 そう考えると、南アの感染症の専門集団の優秀さが引き立ちます。もし南アが発見することがなく、しばらく世界中で放置されていたり、なんだかおかしいな、って漫然と様子見されていたりしたら、こんなに少ない人数で全世界からの感染者発見のニュースは入ってはこなかったでしょう。既に感染が広がったパニックの状態での報道ばかりになっていたと思います。本当に今回の南アの対応は素晴らしく、南ア政府や南アの保健省に世界中が感謝しなければならないと思います。
 
 ところが、
 「南アが不利益を被ることがあってはならない。南アが不利益を被れば、これから正直に報告する国もなくなるだろう。だから南アへの渡航制限をする国々を非難する。」
 これがWHOの理屈です。こんなバカな話はありません。(南アの大統領が「罰を受けているようだ」と言ったのは知っていますが、公衆衛生機関であるWHOが利益・不利益で渡航制限を論じる破茶滅茶さ)
 
 南アの保健省が、なぜ早々に発表をしてアラートをかけたのでしょうか?もう全くシンプルに、感染を広げないためです。そのために、身を切る覚悟で発表をしたはずです。その思いに応えるには、まず大前提として感染を広げない施策を施行しなくてはなりません。それをしなければ、南アが迅速に発表した意味すら消してしまうのですから。WHOの言う通りにすると、褒め称えるべき南アの勇気がただのゴミにされてしまいます。
 南アが不利益を被らないようにすること、他の国が嘘をつかないで済むようになることは、大前提の感染対策をした上で考えるべきことです。そうでなければ、そもそも南アの発表の意味自体がなくなります。WHOとは、なんて愚かな世界機関でしょう。
 私だったら南アを激しく称賛します。そして南アの勇気を褒め称えます。この先ずっと人々の記憶から消えないように。そして、その上で南アへの医療サポートを呼びかけ、世界中の政府に呼びかけて基金を作ります。その基金で、南アに新しい病院建設を進めます。コロナ以外の病気からも多くの南アの人が助かるように、医療面を強く支えます。その結果、国が安全になり、健康が保障されるようになれば、南アへの経済投資も増えるはずです。基金が広がれば、それをアフリカ全体に広げればいいでしょう。(どこかの大陸の大国が、その国を乗っ取るために投資するお金とは全く違います)この医療危機に臨んで、その道筋を、WHOがつくらず、一体どの機関がつくれるというのでしょうか?渡航制限を非難するなんて暇つぶしの悪事をしているような時間はないはずなのに。
 火事が広がらないように、消防署に報告したら、逆に火事が広がるように貴重なその情報が悪用されて、周囲の家まで燃えてしまうのです。そして、なんでそんなことをするんだ、と消防署に言ったら、初めの燃えた家が不利益にならないようにみんなで燃えましょうね、と言うのです。そんな消防署、すぐに潰れるべきですよね。
 
 WHOは医療機関です。まずは医療をしっかりとやるべきでしょう。WHOの正しいあり方としては、それはちょっと厳しいんじゃないか、ぐらいの渡航制限や感染対策を打ち出し、社会経済側がそれを少し緩める、というのが本来だと思います。渡航制限は感染対策の強力な武器です。それをこのような早期発見ですら非難することしか知らず、武器を使おうとしない公衆衛生機関とは、存在価値がわかりません。WHOがブレーキを緩めたら、どこがブレーキをかけてくれるのでしょうか。まさか、経済機関がブレーキをかけるべきとでも言うのでしょうか。今のWHOの言うことを聞いていたら、永遠に問題は解決せず、新型コロナウイルスで人が死に続けます。
 
 WHOの目的は、ゼロコロナ政策をとっている大国(察していただけるでしょうか?)の政府を支えることではないかと勘繰る所以です。ゼロコロナ政策の大国は、他国が感染で混乱するところを国民に見せて、ああこの国の政府でよかった、と思わせるようにしています。それによって一党独裁体制を強化しているのは間違いありません。
 他国が混乱すればするほど良いのです。日本が混乱していたころは、その様子が特に大きくテレビで報じられて、一党独裁政府の優秀さを刷り込む材料にされていたとも聞きます。彼らは、他国でパンデミックが広がり、混乱が広がってくれないと困るのです。そのために、発生初期のロックダウンした大都市での失政を隠すため、全世界にウイルスをばら撒くことで自国民に見えないようにし、さらにそれだけでは飽き足らず管理体制強化に利用しているように見えてしまいます。
 そのゼロコロナ政策の大国にとっては、ワクチンで感染が治まってしまうなんていうことはあってはならなかったことでしょう。さまざまな意味で、ワクチンは不完全でなければいけませんでした。彼らの最大の誤算は、ほぼ完璧に重症化を防ぐことができるmRNAワクチンが、ごく短期間で西側で作られたことではないかと思います。自国ワクチンにこだわる以上、mRNAワクチンを国民にうてませんし、自国のワクチン効果が不十分である以上、ゼロコロナ政策を取らざるを得ません。そのため、全世界の反ワクチン運動を煽動し、各国の感染対策がうまくいかないように誘導し、mRNAワクチンは信用ならないものと自国民にも印象付けているのでしょう。
 
 ワクチンの陰謀説がたくさん取り上げられ、その陰謀論から過激な反ワクチン運動が行われるのに、WHOの陰謀に反対運動が巻き起こらないのはこのためではないかと邪推しています。どちらもあまりに不自然すぎて。
 まあ、陰謀論への陰謀論返しです(笑)
 
 西側は、mRNAワクチンの技術者たちを守らなければいけません。ゼロコロナの大国の魔手がたくさん伸びていることと思われます。科学技術の搾取は彼らのお手のものです。本来、卓越した技術は、世界に広め、世界中の人の幸福に寄与するべきです。しかし、それはあくまで性善説に基づいた社会でこそ成立することです。なにしろ、あの国は、マスクやアルコールでさえ、命と引き換えに取引をして金儲けをした国です。信じられない悪意に彩られたものからは、やはり大切なものは守らないといけない、そう強く感じます。

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オミクロン株 1

2021-11-29 00:27:39 | 日記
 
 2020年1月から、新型コロナウイルスに翻弄された1年10ヶ月でした。感染者数が激減し、日本にようやく落ち着いた日常生活が戻ってきていました。この機会に、これまでの日々を振り返ろうとしていたところ、気になるニュースが飛び込んできました。南アフリカで広がっているという新規の変異株のことです。一昨日、11月26日にWHOによって、この変異株は「オミクロン株」と名づけられました。
 
 震源地の南アフリカの保健省(と訳していいのかわかりませんが、そのような部署だと思います)のHPを紹介してくれる人がいたので見てみました。スライドになっていて、発見の経緯等、綺麗にまとまっていました。
 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではありませんが、正確な情報なしに、怖い怖いという報道ばかりでは、不安だけが募るのではと思います。何より辛いのは、本当の情報が何なのかわからなくなることだと思います。まさに武漢ロックダウンの時がそれで、正確な情報がきちんと出されていなかったこと((参考)WHOの役割とは? —-戦いの歩み 1—)が、振り返ってよくわかります。今回もそうしたことはないだろうか?何か隠されているんじゃないだろうか?日増しに妄想が膨らんでしまうことにもなりかねません。
 南アの保健省(繰り返しますが、この訳語でよいかはわかりません)のスライドは、実に率直で端的にまとめてあり、とても参考になりました。きっとこのオミクロン株とは戦うことになると思いますが、その前に敵をきちんと知る第一歩としてよい資料だと思いました。
 そのスライドの中から、細々としたことを一切気にせずに(「保健省」という訳からして当方の実力を察してください(笑))ざっくりと、参考になりそうなところを簡単に抜粋してみました。現在の状況が少しでも正確に伝われば、不安をただ膨らまして苦しむことなく、正しく戦う姿勢をとることに繋がるように思います。読んでいただいた方に少しでも参考になれば幸いです。誤訳上等(笑。いやホントです。)ですので、そのように思って読んでください。苦情は受けつけません(笑。いやホントです。)ので、ご自身で確認できるように、アドレスを貼っておきます。
 
 リンクをつけましたので、ここを押すと確認できます。左下の数字の左右の<や>を押すとスライドが動きます。
 
 中から、いくつかスライドを抜粋してみます。
 

 
 このスライドに、今回の発表までの経緯が記されています。11/23に変異株を認識し、緊急会議をしたりしていたところが、11/24にボツワナと中国(南アフリカからの旅行者)から似たような変異株の感染者が出たことが報告されたため、11/25に大臣、大統領に報告し、すぐにメディア発表になったようです。その間、たった3日です。
 国内の専門家で検討していたものの、海外からの発表もあったため、全世界的な問題なるかもしれないと判断し、発表を急いだのでしょう。それにしても、ターゲットと認識されてから、現在でもまだ1週間も経っておらず、極めて日が浅いことがわかります。武漢の時のように、すでにどうにもならなくなってるのが隠蔽されていた、ということではなさそうだとわかります。
 その南ア政府の発表を受けて、南アとの関係が深い英国が迅速に渡航制限に踏み切ったため、全世界に知れ渡りました。1週間も経たずに各国の渡航制限まで進んでいて、極めて迅速に対応されている印象です。すごく素早く南アは情報公開をしてくれているのです。
 

 
 このスライドは、南アフリカの新型コロナウイルスの感染状況のグラフです。横軸が年月で、昨年初めから現在までのおよそ2年にわたるグラフになっています。Aprは4月、Julは7月、Octは10月、真ん中の2021と書いてあるところが2021年1月です。小さくて見にくかったら申し訳ありません。とにかく右端が現在です。上は新規感染者数のグラフで、下は実効再生産数(一人が何人に感染させているかという数値)のグラフです。
 まず上の新規感染者数のグラフ、これを見ると、南アフリカには大きく3つの波がありました。他のスライドから補足すると、前の2つの波がベータ株によるもので、最後の第3波が日本と同じデルタ株によるものでした。そして現在は、このデルタ株による第3波がおさまって、新規感染者数が日本のように減少して安定しているところだったのが見てとれます。
 今回の英国の行動が急だったため、南アがあたかもオミクロン株でパニックになっているかのように誤解されがちですが、このグラフを見るとそうではないことがわかります。新規感染者数が爆発しているわけでもなく、むしろ落ち着いています。医療崩壊を来していたり、パニックになったりしているような状況ではなく、武漢ロックダウンの時のような遅い情報の出し方ではなく、早い段階で発信された情報であることがわかります。少なくとも、感染が防げなくなって、隠せなくなって出さざるを得なくなったような情報ではないことがわかります。そう考えると(もちろん不安は消えませんが)、少し落ち着いて対処する気持ちが持てるのではないでしょうか。(繰り返しになりますが、南アがとても素早く情報公開をしてくれているのがすごくよく伝わってきます。)
 ですから、上のグラフだけでは、その危機感はわかりません。感染者数全体が少ないのに危機感を持つ理由が、下の実効再生産数のグラフに示されています。実効再生産数は、1人が何人の人に感染させるかを表す数字です。1より多くなれば、感染者数は増えるというアレです。グラフの真ん中に点線が引かれており、それが1のラインです。1を大きく下回っていたものが、最近(右端)になって急激に増加に転じていることがわかります。その上昇カーブも、これまでになく急激であるように見えます。現在1.47であり、特にオミクロン株の感染が確認されているGauteng(ハウテン州と言うようです。ヨハネスブルグなどがある州のようです。)では1.97と特に高い値が短期間で観測されていると、下に補足されています。今は新規感染者数が激しく増えてはいないものの、「今までにない、説明のつかない急激な感染の広がりが起きつつある」「今後激しい感染が起こる可能性が高い」と考えられる、ということです。
 

 
 このスライドは、ハウテン州にあるツワネ都市圏でのPCR検査の陽性率の週ごとの変化です。第3波が収束して落ち着いていたのに、3週間で、あっという間にある地域を中心にPCR検査陽性率が3割(赤色)を超えています。これは急激な感染の広がりと、感染の中心がまさにうかがえる図で、今までにない何かが起きていることがわかります。
(厳密に言えば、どの程度の検査が施行されているかわからないため、一定のバイアスがかかりますが、急激な広がりが生まれていることに間違いはないでしょう)
そして、この実効再生産数やPCR検査陽性率の急激な上昇とともに観測されたのが、B.1.1.529変異株(オミクロン株)でした。デルタ株が支配していたはずの世界で、デルタ株を凌駕する感染力を持つ変異株の出現が感知されたわけです。
 

 
 このスライドは、南アでの変異株の割合です。縦軸が割合で、横軸が時間軸です。初めは緑色のベータ株が支配していたのが、完全に赤色のデルタ株に置き換わり、右端のわずか数週間で、短時間で急速に青色のB.1.1.529いわゆるオミクロン株に置き換わっているのがわかります。
 もちろん、初めのグラフで見るように、感染者総数は少ないですから、ある一定のバイアスは考えないといけません。しかしながら、感染力で他の追随を許さず、ほぼ世界を征服していたデルタ株(一説にはある時期には観測される変異株の9割以上がデルタ株と言われていました)が、感染力において初めて負けているのが十分にうかがえるデータです。
 この勢いが本当であるならば、今まで無双を誇ってきたデルタ株の牙城はとうとう突き崩されることになるだろうと思われます。ウイルスの世界に、オミクロン株の治世が訪れることになってもおかしくないデータです。
 
 まさに、デルタ株に変わる変異株の出現を察知し、脅威が感じられたその時点で発表されたデータであることが、このスライドたちからうかがえます。感染が爆発したり、重症者で病院が溢れかえっているから英国は渡航制限に踏み切った、ということでは全くなく、かなり初期のデータ分析で、デルタ株が凌駕される危険性が高いと判断し、早々に渡航制限をした、ということで間違いないと判断することができます。
 オミクロン株に現状のワクチンが効果あるかわからない、というのも本当でしょう。あふれるような大勢の患者が出ているわけでもなく、検知してから1週間も経っておらず、せいぜい10月末ぐらいからの発生データしかありません。オミクロン株の病原性、凶悪性についても、まだ知見が得られていない、というのも本当のことで、これからデータを集めていくことになるのだとわかります。(繰り返しになりますが、南アがとても素早く情報公開をしてくれているのがすごくよく伝わってきます。)
 武漢の時とは違います。隠蔽されていることはなさそうです。
 「全てはこれから」で間違いなさそうです。
  
 ならばするべきことは何でしょう?
 現在の段階であれば、封じ込めを諦めるときではありません。ですから、英国は速やかに渡航制限に踏み切ったわけです。感染対策として、極めて正しい判断だと思います。またWHOは文句をつけるのでしょうか?
 武漢の時は、国際社会に向けては、封じ込めすらしませんでした。武漢だけ封じ込めて、国際的にはばら撒いたわけです。WHOは中国に渡航制限をした国々を批判しました。
 
 今回もWHOは渡航制限を批判するのでしょうか?おそらくですが、今回はしないような気がします。それは、WHOがお伺いを立てている国がオリンピックを控えていて、今、感染が爆発するのは脅威だと思われるためです。さらには、政府の指導力をアピールするために他国のmRNAワクチンを使用するわけにいかず、ゼロコロナ政策をとるしかない国にとっては、大変な脅威であり、国内の感染が広がるきっかけになどなれば、政府の信頼に大変な痛手を負う危険性があると思われます。今回はWHOに各国の感染対策の足を引っ張るようなことはさせないような気がします。閑話休題。
 
 
 このスライドはまとめです。
 最後に、まだ十分な知見が得られておらず、ワクチン接種の重要性は変わらない、と書いてあります。
 
 以上、簡単ですが、抜粋してみました。英語が苦でない方は、どうか直に一度ご覧ください。
 
 デルタ株の強力な感染力を凌駕しているのですから、オミクロン株の感染力はきっと凄まじいものがあることでしょう。香港の報告では、ホテルの向かいの部屋の宿泊者に感染した可能性もあるとのことです。
 ただ、病原性が強くなければ、これは終息株になります((参考)新型コロナウイルス —-見えてきたかもしれない光 2—)。デルタ株は、ワクチンの力で病原性が落とされ、終息の姿を形作りました。しかし、本来の病原性は凶悪であるため、本当の終息にはまだ道半ばと言えました。このオミクロン株が、感染力が爆発的でも病原性が弱いことを願ってやみません。ここからとにかく情報を集めましょう。そして、できるだけ冷静に戦うことができたら、と願っています。
 
 読んでいただいた方の参考になれば幸いです。
 
 (閑話休題)
 WHOは変異株の名前を、アルファから始まって、ギリシャ文字の順番に沿って名づけてきました。ところが、今回の変異株を「オミクロン株」と名づけるに当たり、ギリシャ文字のニューとクサイを飛ばしました。ネットニュースによると、ニューはnewと勘違いされるから(勘違いされても問題ないと思いますが)、クサイは人名と勘違いされるといけないから、とのことでした。クサイとは英語表記でXiと記載し、ある国家の最高指導者の名前の英語表記と同じになるそうです。どこまで忖度をするつもりなのだか、という気がしますし、もう隠す気がないのかな?とも思えました。クサイだけ飛ばすと変なので、いっそニューも飛ばしたのでしょう。WHOの職員の中に、ギリシャ文字の中にXiを発見して、そこまで順番に変異株が生まれてしまったらどうしたらよいか、とハラハラしながら胃を痛めて考えていた職員がいたかと思うと、そしてついにその日が来たかと思うと、、、なんともはや。
 クサイを飛ばして、その結果、名づけられたのが「オミクロン」です。なんと日本の専門家会議から分科会に渡るまで、ずっと奇跡のような正しい判断((参考)消えた第1波 —-戦いの歩み 3–- (今後も続けるつもりです))を続けてして下さった先生の名前が入っています。私は、オミ先生が日本にいてくれて本当によかったと思っています。その縁起のいい名前の入ったこの「オミクロン株」が終息株であらんことを、強く願っています。閑話休題。
 
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消えた第1波  ---戦いの歩み 3 ---

2021-11-18 23:19:05 | 日記

 
 コロナの新規感染者数の波は、日本では第5波までカウントされました。第1波は2020年4月11日がピークだった波で、このときは4月7日に初めての緊急事態宣言が出ました(5月25日まで)。第1波での感染者は17773名で、死亡者は931名でした。
 
 でも当時、この4月7日をピークとした第1波は、「第2波」と呼ばれていました。(思い出した方も?)2020年2月に、春節の休暇とともに大量の中国人旅行客が日本になだれ込んできており、それによる感染者の発生と広がりを「第1波」と称し、2020年3月以降に早々にロックダウンとなったヨーロッパからの帰国者や旅行者による感染者の広がり、それを「第2波」と呼んでいました。
 実際に多くの国で、はじめの中国人の行き来だけで大きな第1波が発生していました。日本でもそうなると思われていたところが、日本では、春節の影響では、思ったほど感染者数は増えませんでした。そのためか、2020年2月の感染者数は思ったより少なくすみ、いつの間にか当初の「第1波」は認識されなくなり、いつの間にか、当初の「第2波」だったものを第1波と称するようになっていました。
  
 言ってみれば、当初確実に発生すると予想されていた第1波は、日本では発生することがありませんでした。中国からの行き来だけでロックダウンに至った国は多々あり、それが各国の第1波ですが、日本はその第1波はありませんでした。
 不思議です。ただの偶然でしょうか?
  
 そもそも、初めのころ、2020年2月のころは、新型コロナウイルスは、日本で感染が爆発的に広がる、と欧米では考えられていました。新型コロナウイルスは、生体のACE受容体を介して感染するとされていて、そのACE受容体を日本人がとくに多く持っているとされていたためです。さらに加えて欧米では、これはアジア人の病気で、欧米人には問題にならない感染症だ、とも思われていたようです。
 この当時、「東京でオリンピックができなかったら、ロンドンで代わりにやってやるから安心して!」という英国人のツイートが話題になったのを憶えている人もいるのではないでしょうか。あれは彼らの当時の新型コロナウイルスへの認識に基づいた正直なツイートだったのです。現実は皮肉なことに欧米で感染爆発は起こり、ロンドンはロックダウンされ、二度と同じようなことは言われなくなりました。
 なぜ日本では、各国のように、中国人の行き来による第1波がおきなかったのでしょう?前回の「WHOの役割とは? 1〜2」で、WHOのように大量検査をしなかったことが感染の広がりを生まなかったと書きました。でも、言うのは易しで、検査しない、というのは実は大変なことです。検査しないでコントロールしようというのですから、実はより高等な、ある種の別のエネルギーが大量に必要です。検査しない分、国民のみなさんも大変だったかもしれませんが、現場も大変でした。言ってみれば、いつも見えない敵に囲まれている気分の中で、どこから飛んでくるかわからない刃に、始終備えていなければなりませんでした。
 
 当初の第1波のとき、2020年2月のこと、実際にどういうことが起きて、医療現場がつくられていったか、自分の周りのことから思い出して書いておきたいと思います。その中に、この第1波がなくなったことや、日本で2020年の間に感染爆発が起きなかったことなどのヒントが隠れているのが見えたら幸いだと思います。あのころの動きを、医療現場を振り返っておきたいと思います。へえ、そんなことがあったんだ、とかって思ってもらえたら、それだけで幸せです。
 
 続きます。

 (閑話休題)
 2020年2月の春節の休暇からの当初の第1波。思えばこのとき、大陸からの旅行客にマスクとアルコールが買い占められ、日本中からマスクとアルコールがなくなりました。なんと医療現場からもなくなり、使い回しをしないといけなくもなりました。危機感のない自治体は、交流だとか、困っている国を助ける、とかと言って、地元で必要なのに、さらにマスクやアルコールを中国に送っていたりしていました。マスクの生産のほとんどが中国でされており、一党独裁国家であるため、生産物資の国内配分のコントロールが容易な国に、せっせと送っているのはばかばかしい光景でした。それを一部のマスコミは安易にほめそやして報道していました。しかもあの国は、送られたマスクに対しては、お返しをしてみせたりして親善を装いましたが、その実、本当は日本に出荷されるべきマスク(日本企業が中国工場で作ったマスク)は止めていました。裏で、日本への輸出の飛行機を止めて、マスクビジネスをしていました。そうしたマスクビジネスは世界相手に展開され、中国の空港でマスクの争奪戦が起き(起こさせ?)、フランスが奪い勝ったマスクを載せた飛行機がフランス軍に守られながらフランスの空港に着陸した映像を見た記憶があります。あれが、あの国がつくる世界だとすると、二度とあんなことはごめんです。中国ではマスクが足りないなんてことはありませんでした。マスクを手に入れたらお金になるという世界を作り上げ、お金にするためにマスクを手に入れていたのだと思います。マスクが足りないというパニックを巻き起こし、そのパニックに乗じてビジネスを展開していました。そして、日本でもマスクとアルコールを買い占めた中国人バイヤーたちによって、思惑通りに価格を釣り上げたマスクやアルコールの裏商売が繰り広げられました。マスクやアルコールの価格は高騰し、数少ない入荷のマスクやアルコールを手に入れようと、とくに高齢の方を中心に、早朝の薬局の前に行列を作っていた光景を私たちは忘れてはいけないでしょう。あんなことは二度とあってはなりません。「鬼滅の刃」の中のセリフで言えば、「生殺与奪の権を他人に握らせるな」であり、他人に渡してしまったのです。まさにあれぞチャイナリスクで、忘れてはならない事実です。生命に関するところでは協力し合う、という常識が全く通用しませんでした。命ですら嘲笑い、ビジネスに利用してはばからない、その魂の醜さを、怒りとともに忘れないようにしようと思っています。閑話休題。

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