子どもプロジェクト「くにのゆくえ・子どものゆくえ」の講座に誘っていただいた。(Yさんに感謝)
なにしろレクチャーしてくれるのはあの「姜尚中(カンサンジュン)」-子どもとともに政治学。
ずいぶん昔、朝まで生TVですっかり虜になっていた。
頭が良くて、あの静かな美しい声、贅肉のない顔、かなりな正当論と思える発言。
同行のMさんもファン。二人で「これで背まで高かったら笑えないよね。」なんて言いながら出てくるのを待った。それも一番前の桟敷席で。
あ~あ。
なんと長身。それに洋服のセンスまでいいとは。飛行機の中で一緒になったりしたら見とれてしまうよなぁ。
Yさんのために。
「目黒先生もかなりすてき! Yさん!目黒先生の自己紹介の中にたくさんのヒントがあるよね。この感性は北九州ではみつからないなぁ。」(彼女は目黒先生のファン。)
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私の中では話はすべて日常と繋がる。
少し難しい内容であったが彼は「中庸」の話をしていた。
右に行ったり左に行ったりという意味とも少し違う。そう、ヤジロベーの中心のようなものだと思う。
『答案用紙の上で鉛筆を動かす早さが違うことがほんとうに正しいのか。ノーベル賞をもらってほんとうに良い社会ができているのか。』
1/20のbe on Sunday で「すしをつまむロボットの手」の写真が載っていた。
気味が悪いほどリアルである。
こういうことがほんとうに正しいことなのかとずっと心に引っかかっていた。
自動車工場などロボット化して人員削減。シーンと静まり返った冷たい工場。
不足は外国人労働者でうめる。
日本人は今、リストラ、自殺者、うつ病がいっぱい。近所のスーパーはすべて大手のイオンになってしまっている。薬局も然り。
なんかおかしい。これは地方政治とも繋がると思う。
さて、彼のいう子どもとは。
『16~17歳ごろは丸太の上を歩くようなもの。すっと渡れた人は青春は輝いていただろう。しかし、霧の晴れ間から見える深淵をのぞいたものは「死」を感じる。それ以前の記憶なんて大人が大人になって大人の注釈をつけた子どもの思い出である。だから大人が「子どもとは」なんて言ったって正しくない』
『子ども自身に任せるべきである。イノセントなピュアな発想をするはずである。
右とか左とかなく』
(NHKで)赤ちゃんの脳は生まれてから8ヶ月くらいまで大人の1.5倍のはたらきをするそうだ。それは何を意味するかと言うと、どこに生まれても、どのような言葉であっても、どのような人種であってもその環境に順応するためらしい。
目黒先生が「子どもは国、時間、民族、両親、そして自分が生まれていいのかどうかもわからずに生まれてくる」といわれたときには人そのものの成り立ちから繋がった。
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ほんとうに素敵な時間であった。感謝。とにかく今日一瞬を生きよう。
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