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日々雑感。誰にでも必ず鬼は住んでいる。

新資本主義のこと-2(memo)

2008年04月26日 | memo
リチャード・セネットさんのコメント内容(まとめ)

・新資本主義は70年代に始まった。
・株主はビジネスそのものより、投資に対する短期見返りを求めて、企業に圧力
 をかける
・その結果、目先で利益をとれることが市場で評価される
・中心はハイテク、金融、創造的ビジネス

・これらの産業が集積するニューヨーク、ロンドン、東京などに資金が流れ込み世 界に広がった

・短期利益を目指す企業は低賃金労働者を増やす
・モノづくりや販売に必要な熟練と低賃金労働者とは両立しない

・結果
 ①組織への帰属心の低下
 ②働き手同士の信頼の喪失
 ③組織についての知識の減少
 という社会的損失を招く

・短期の利益狙いの投資家から会社を守るために自社株を買い上げる対抗策が、う まくいくとは限らない
・働き手は政府に保護を求めたがるが、そうすると企業は他国へ工場を移す


・成功例=オランダ
 パートもフルタイム労働者と同じ長期雇用で時給や待遇を均等にした

・人は仕事が不安定になるとものごとを長期的、戦略的に考えられなくなり自信
 を失う
・仕事を分け合ってパートを増やし、同時に人間としての尊厳を失わないように  パートでも安心して働ける仕組みを用意した


う~ん。やっぱり。

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3 コメント

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卒論 (鬼娘2号)
2008-05-03 14:05:01
1993年に書いた卒論のテーマは「株価から見た日本経済とその特色」

ブラックマンデーやレーガノミックス、プラザ合意から低金利政策→バブル経済→総量規制→バブル崩壊、円高 これに絡めて当時「日本的経営の特徴」と言われた「株式持合やメインバンク制による企業グループ」「終身雇用や年功序列賃金による雇用体系」「親方日の丸・護送船団方式と言われた官民協調の市場慣行」が急速に変わっていった問題などを絡めて一体日本経済はどうなる?というようなことを書いた。

 一介の学生にだって考えればこうなることはわかっていた。誰が日本を売ってるんだろう。私利私欲にとらわれて社会全体が見えない(見えても自分さえよければお構いなし)の経済界。利権さえ入ってくれば関係ない一部の政治家。長期的視野を持っているとは到底思えない(もしくは長期的によその国の為に働いているかのような)マスコミ。そしてそのマスコミの垂れ流す報道にまんまと洗脳されて踊らされる無能な一般市民。

たしかに福田首相のやってることの一部はデタラメに見えるし、もっとウマい説明もすべきだったと思うけど仕方ない部分もあると思う。民主が政権に就けばすべてよくなるのか?そんなはずはない。

解散総選挙で民主が過半数を取ったらどうなる?衆議院も参議院でも多数をとってまず「人権擁護法案」と「外国人参政権法案」が通るでしょう。そうなるとどうなるか?沖縄が日本じゃなくなるんですよ。
http://blog.livedoor.jp/lancer1/archives/50032281.html
そうすると当然東シナ海のガス田は自動的にどっかの国の物になる。

あー本当に政界再編成で真の保守党が出てくれないかなぁ~。
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2050年 (鬼娘2号)
2008-05-03 14:12:45
ちょっと前に中国首相がオーストラリアとの首脳会談の席で「2050年までにハワイが中国とアメリカの国境になる」と述べている。日本はなくなるとはっきり言っている。
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Unknown (onibaaba)
2008-05-03 18:54:47
どうなるんだろうねぇ。誰でも自分さえよければいいからね。その付けがどんな形で誰に廻るかなんて考えないしわからない。
baabaのまわりの同世代の人たちも何も考えていない。
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