鬼足日記

革新~神宮外苑24時間チャレンジ篇~

4/29の練習

2010-04-30 00:53:41 | Weblog
8km jog
1000m×2
4月合計:559km

【秀雄と拓朗】(第32話)

野々内「犯人は変声機まで使っている・・・よほど注意深い人物なのだろう。ちょっとやそっとの努力では犯人とその場所を特定することはできないだろう・・・」

かつてない強敵との闘い。野々内は電話越しに存在する空間に思いを馳せる。

秀雄「本当に拓朗は無事なのか? 声を聞かせてくれ!」

犯人「そりゃ~無理じゃろ~ひょっとしたら拓朗が情報を漏らしてしまうかもしれないけぇ・・・」

秀雄「犯人はごーです! 至急北千住に警官を向かわせてください!」

ごー「うひゃぁっ☆ なんでバレたんじゃ?!」

数分後、警官達がごーの自宅を取り囲んだ。ごーは武装して人質を盾に立て籠もっているとの情報。

野々内「お前たちあいつの友達なんやろ? ちょっと話してきて自首させたらどうや?」

自らの安全のためには一般人の安全もかえりみない名探偵野々内。彼のそんな姿に心を打たれたのか、秀雄をはじめ、清先生、陸上部の友人らも一緒にごーの家へ向かった。はたして彼らに明日はあるのか?


続く

4/28の練習

2010-04-28 23:28:57 | Weblog
久しぶりに7周。疲労と心肺機能の低下でまだペースは上がらないが、頑張って1か月後には28'10に到達したい。

ペース走(短) 4'07 4'08 4'09 4'11 4'14 4'14 4'03 →29'10
4月合計:549km

【秀雄と拓朗】(第31話)

全員の視線が電話に集中する。

河田「奥さん、落ち着いて、犯人の話をよく聞いて、できるだけ話を続けるように努力してください。」

野々内「逆探知開始やで~」

拓朗の母が受話器に手を伸ばした瞬間だった

秀雄「もしもし! 僕は秀雄、あはっ☆ 拓朗は、拓朗は無事なんですか?!」

秀雄の乱入を契機に清先生、陸上部の仲間たちが駆けつける。あっけにとられる河田警部。ことの重要さに気付いた両親が慌てふためくが、秀雄から受話器を奪い取ることもできない。二人を野々内がなだめる。

野々内「まぁこれくらい予想通りや。大事なのはこの会話から犯人の居場所をつきとめることですよ。」

犯人「人質は無事だ。無論、今後の処遇はお前達しだいだがな。」

変声機を使っているのか、犯人の声は機械的である。犯人vs野々内、二人の壮絶な頭脳戦が始まった。


続く

4/26の練習

2010-04-26 23:52:57 | Weblog
疲れはあるけどスピード練習ができるようになってきた。
14km jog
1000m×2
坂ダッシュ4
4月合計:539km

【秀雄と拓朗】(第30話)

拓朗の自宅に警察関係者が続々とやってくる。中では拓朗の両親が事件の詳細を河田警部に説明している。

拓朗の父「・・・というわけです。警部さん、息子は、拓朗は助かるんでしょうか?」

河田「心配いりません。今回は私の切り札。名探偵、野々内を呼んでおりますので。もうすぐここに来るよう手配しております。」

約束の時間に1時間遅れて野々内は登場した。

河田「ののさん、今日もよろしくお願いします。事件の概要についてですが・・・・ということです。あと1時間ほど経ったら犯人から電話で連絡が入るそうです。」

野々内「分かった。お父さん、お母さん、安心してください。犯人は必ず私がつきとめてみせます。もちろん息子さんも無事でね。私にも息子がおります。私のすべてをかけてこの事件の解決に努めます。」

野々内探偵の魂が燃え上がる。一瞬の隙もなく電話を睨み続ける。敏腕探偵野々内の伝説が始まろうとしていた。

電話が入る予定時刻を1時間過ぎた。未だに犯人からの連絡は無い。

野々内「もうこれは迷宮入りやな~・・・」

野々内探偵は飽きるのが早い。野々内が一服しようと腰を上げた時、電話の音が部屋に響き渡った。


続く

4/24,25の練習

2010-04-25 22:29:34 | Weblog
走ったら筋肉痛が復活した。これが250kmの威力?? 大反響の秀雄と拓朗はそろそろ佳境に突入・・・たぶん

24:8km jog
25:18km jog
4月合計:522km

【秀雄と拓朗】(第29話)

秀雄のホモが発覚してから二人の距離は劇的に広がった。教室でも部活でも二人が会話をすることはなくなった。残されたのは息詰まるような空気と秀雄の思い。まだチャンスがあるのではないか・・・? しかし、時がたつにつれて、そんな秀雄のささいな希望は空へ拡散していく。

朝、いつものように秀雄は教室に入りまっすぐ自分の席へ向かう。横に拓朗の姿は無い。

ガラガラッ・・・清先生が来る。いつもと違う面持ち。生徒たちはすぐにそれに勘づき清先生の言葉を待つ。

清「・・・まっつんが、拓朗君が何者かに誘拐されました・・・!」

秀雄の中の何かが凝縮を始めた。


続く

4/14の練習

2010-04-14 23:21:33 | Weblog
6km jog
4月合計:238km

【秀雄と拓朗】(ネイチャーラン特別編)

カタカタ・・・

拓朗「あれ? 秀雄、何それ?」

ごー「拓朗はおバカじゃね~これはノートパソコンっていうんじゃよ。」

拓朗「そうじゃなくて、そのパソコンで何をしているのかを聞いてるんだけど。」

秀雄「これは今週末に開催されるさくら道国際ネイチャーランのホームページだよ。ランナーの名簿やコースが載っているんだ。」
http://shirotori.gujo.to/sakurainr/HP/sakurainr1.htm

拓朗「けっこうタフなコースだなぁ・・・」

ごー「出場者は24時間走の日本代表とか猛者揃いじゃね! どんなレースになるか気になるね~」

秀雄「当日の途中経過を知りたければこれを参照すると良いよ。」
http://shirotori.gujo.to/i/sakura/i_top.html

ごー「便利じゃね~なんだか俺までわくわくしてきたけぇ、ちょっと走ってくる!」

秀雄「スタートは3分刻みの流れスタートらしい。ちなみにNo105の人は6:03スタート、No106の人は6:06スタートなんだって。」

拓朗「関門は106.9km=14h、143.0km=20h、172.6km=24h30m、212km=30h30m、250km=36hらしい。最初の関門がけっこうきついね。」

秀雄「じゃあランナーのみなさん頑張ってね、あはっ☆」

4/13の練習

2010-04-14 00:07:33 | Weblog
11km jog
4月合計:232km

【秀雄と拓朗】(第28話)

秀雄は駆ける、拓朗の元へ、狂ったように。拓朗の靴にこっそりと付けた発信機がこんな形で役に立つことになろうとは秀雄は予想だにしなかった。

秀雄『ひどいよ・・・そんな・・・ひどいよ・・・』

拓朗のいるところまで10km。運命の糸に引っ張られるように秀雄は疾走する。気がつけば10kmを34:35の自己ベストで完走。これが愛の力。

そこには拓朗と花岡の姿があった。近くの草むらには二人を覗き見る清先生の姿もあった。(注1)

秀雄「拓朗・・・お前もしかして・・・」

拓朗『もしかして秀雄も花岡さんのことを・・・?』

秀雄「お前、ひょっとして、女が好きなのか?」

拓朗の脳裏をよぎるある予感。拓朗の背筋に悪寒が走った。


続く

(注1)清先生は電車で移動した。なぜ二人の位置が分かったかは不明。

4/11の練習

2010-04-11 22:17:06 | Weblog
3km jog
4月合計:221km

【秀雄と拓朗】(第27話)

ごーが消えたところで秀雄と拓朗の距離が近づくわけもなかった。もともとこれは秀雄の勘違いから起きた事件なのだから。駅伝から数週間経ったある日のことである。

拓朗「今日は練習休むわ・・・」

秀雄「体調でも悪いの?」

拓朗「うん、まぁね。それじゃ帰るから、練習頑張ってね。」

そう言うと、いそいそと拓朗は教室を出ていく。不信を抱く秀雄。

秀雄『どうしたんだろう・・・俺に隠し事・・・?』

清「さてはまっつん、今日はデートだな・・・! 不愉快だ~不愉快だ~不愉快だ~~(ノ゜▽゜)ノ ⌒~ 」

秀雄の隣に突如清先生が現れる。第13話以来の登場とあって異様にテンションが高い。

清「あれっ?! 秀雄君、居たのか~。えっ?! 拓朗君の様子がおかしい?! そうか~それは多分、今日デートがあるからじゃないのかなぁ~。えっ?! 相手は誰かって?! しょうがないな~ここだけの話だよ~実は・・・」

もうそこに秀雄の姿は無かった。


続く

4/10の練習

2010-04-10 23:43:49 | Weblog
250km対策最終調整。あとは大会までゆっくりします。

76km jog
4月合計:218km

【秀雄と拓朗】(第26話)

ごーがタスキを受けてから20分、周囲の風景はうってかわり、鬱蒼とした景色が広がるようになる。ごーの嗅覚が何かをとらえる。これは・・・バナナの匂いだ。本能的に視覚が嗅覚を追う。そこには確かに1本のバナナがあった。

ごー「いや~危うくエイドを見逃すところじゃった~」

ごーがバナナに手を伸ばした瞬間、森に巣くう魔物がごーをひと飲みにした。

ごー「ウキャッ☆」

ドスンという音とともにごーは穴底に尻もちをつく。

ごー「いや~まさかエイドが工事中とは思わんかった~」

その後、ごーが閉ざされた魔物の口をこじ開けることはできなかった。駅伝中の謎の失踪。神隠しとか、山に帰ったとかいろいろな説が流布したが、いつしか人々の記憶から洗い流され、この事件を取り上げる人もいなくなった。


続く