映画の感想・・・（91）

「交渉人 真下正義」監督：本広克行/出演：ユースケ・サンタマリア、寺島進、小泉孝太郎、高杉亘、松重豊 、他/2005年・日本・128分＜レンタル＞

2004年12月24日、雪乃とのデートを約束していた警視庁交渉課準備室課長の真下に、室井管理官から緊急の呼び出しがかかる。地下鉄の最新鋭実験車両１両が何者かに乗っ取られ、複雑に張り巡らされた東京の地下鉄網を暴走、乗降客200万人の命に危険が及んでいた。そしてこの恐るべき事件を引き起こした犯人は、交渉の窓口に真下を指名したのだった...

大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」のスピンオフ作品第一弾。
まず単純に面白いです！さすがに「踊る」シリーズで蓄積したエンターテイメント性をフルに発揮していますね～。

姿の見えない地下鉄ジャックと交渉人の駆け引き、地上で犯人を追う刑事たち...
シンプルなサスペンスをテンポの良い演出で見せてくれるので、2時間超の結構長い映画なのに飽きさせません。

キャストもなかなか良いですね。小泉孝太郎も出番は少ないながらもそんなに悪くない感じですし、特に寺島進演じる木島のキャラは良いです！（ちなみにこの木島が主役のさらにスピンオフ作品「逃亡者 木島丈一郎」というテレビドラマもなかなか良かったです）
唯一惜しいのは主役のユースケがイマイチ地味かなぁ～？（苦笑）

オチに関しては賛否両論ありそうですが、予想外にシリアスな終わり方したので映画的には良かったと思います。ただ個人的にはもっとスッキリしたハッピーエンドが観たかった気もするなぁ～。

最近洋画よりも邦画の方が客の入りが良いらしいのですが、今作くらいのエンターテイメント作品がもっと増えると、さらに邦画界が盛り上がっていくのではないでしょうか？
とりあえずスピンオフ第二弾の「容疑者 室井慎次」が早く観たいです！