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「ソウ ザ・ファイナル」・・・(687)

2011-10-08 01:06:36 | Weblog
「ソウ ザ・ファイナル」SAW 3D
監督:ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル、ケイリー・エルウィズ、コスタス・マンディラー、ベッツィ・ラッセル、ショーン・パトリック・フラナリー、ジ―ナ・ホールデン、チャド・ドネラ、他
2010年・アメリカ・90分<レンタル>

<STORY>
ジグソウによる絶体絶命のゲームで何とか命を取り留めた数少ない生還者たちは、心に深い傷を負ったまま苦しんでいた。そんな時、自身も死のゲームを奇跡的に生き残った男、ボビー・デイゲンが現われ、生還者たちの精神的指導者となっていく。一方、ジグソウの妻ジルが仕掛けた罠をどうにか切り抜けたホフマン刑事は、決着をつけるべくジルに迫っていくが...

「ソウ」シリーズの7作目にして完結編。
もうここまでくるとどうなんでしょうか?...はっきり言ってもうムチャクチャですね~
個人的にはジグソウの犯行動機には納得いってませんし、あまりにも薄っぺらだと思ってます。
それでも「ソウ」1作目は素晴らしいスリラーだったと思いますし、あれくらい良く出来ていれば多少の違和感は無視できると思うんです。
まぁヒットしたからビジネス的に続編が作られるのはしょうがないと思うのですが、やはり回を重ねるごとにクオリティが落ちていってしまいました。それでもここまでの水準を保ったのはまだよく頑張っていたとは思いますが...「ソウ2」なんかは独立した作品として全然成立したと思うんですけどね~

で、今作。今までもホフマン刑事の暴走ぶりは目に余るものがありましたが、今作ではもう完全に振り切ってしまってますね(笑)
冒頭からいきなり公衆の面前におもいっきり大掛かりな装置。しかも裁かれる3人は二股かけてた性悪女とその交際相手の男二人...こんなの「ソウ」のコンセプトとどこが合致してるの?こんな小っちゃい悪まで相手にしてたらキリがないですよ。
で、ホフマンのジル(ジグソウの妻)に対する追跡と攻撃があって、それに並行してありえない大規模な罠を仕掛ける...って、もう不可能でしょ?
もう完全に「罠を考えること」が目的になってしまって、後は適当に映画にはめ込んだってくらい雑でしたね。
あと、私はDVDで2Dで観ましたが、3Dである意味もよくわかりませんね~これ劇場で観ても非常に中途半端な飛び出し具合だったんじゃないでしょうか?(笑)

ラストに関しては詳しくは書きませんが、個人的には良かったと思います。
まぁオープニングでいきなり”あの人”が出てくるんでオチに関わってくるのはすぐ読めますけど(笑)
完結編らしい良い終わり方だったんじゃないですかね~?ゴールがスタート地点っていうのは私は非常に好きですね。

プロデューサーに「本作が完結編となり、続編・外伝さらにビギニングも製作はしない」と確認をとったうえで邦題を決定したらしいのですが、確かに原題には”最後”だっていうような言葉(ラストやファイナル)は入ってないんですよね~ホンマに終わるんですかね~?...映画としてはもう破綻してるといっても過言では無い内容でしたが、「ソウ」シリーズの完結編としてはまぁ何とか綺麗に終われたと思うので、今作が真のファイナルであることを願います。


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