家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

映画の感想・・・(80)

2006-02-08 00:46:16 | Weblog
「ノロイ」監督:白石晃士/出演:怪奇実話作家・小林雅文、松本まりか、霊能力者・堀光男、他/2005年・日本・115分<レンタル>

ある日、怪奇実話作家・小林雅文が呪いをテーマにしたドキュメンタリー映像を残したまま姿を消す。そしてその映像には世にもおぞましいさまざまな“恐怖”が映っていた...

え~一言で言うなら「和製ブレア・ウィッチ・プロジェクト」です。
たま~に深夜にテレビでやってる「放送禁止」っていう”ノンフィクション風なドキュメンタリータッチのドラマ”を知ってる方なら、それに近いと思っていただければわかりやすいと思います。

この作品どこにも”フィクション”と謳ってません(多分)...いいのかなぁ~...まぁ常識のある人なら”嘘”だということは観ていればわかりますけどねー。

とりあえず最初の方は結構よくできていて、本当にノンフィクションかも、と思える感じもあります。で、これはフィクションだというのは鍵となる人物”石井潤子”という人が出てきた瞬間にわかります。
その後に出てくる堀光男っていう電波系っぽい霊能力者も「作りすぎ~」って感じです。
”新聞記事”とか”祭りの記録フィルム”とか結構よくできてて、まぁそれなりに頑張ってノンフィクションに見せようという努力はうかがえます。

プロデューサーの一瀬隆重氏は「リング」シリーズ・「呪怨」シリーズのプロデューサーなので、まぁいわゆる”J-ホラーの仕掛け人”が今回はどんなことをやってるんだろうか?という興味があるなら観てみてもいいかもしれません。
ただし、映画としてはそんなに面白くはないです。

「ブレア・ウィッチ~」と同じく公開時にインターネットでも仕掛けをしていたらしいので、そういうことも知っていて劇場で観ていたらもう少し楽しめたかもしれませんね。