映画の感想・・・（38）

「エアポート’80」監督：デヴィッド・ローウェル・リッチ/出演：アラン・ドロン、ジョージ・ケネディ、シルヴィア・クリステル、他/1979年・アメリカ・113分＜レンタル＞

超音速旅客機コンコルドが舞台。兵器の裏取引を知られた軍事企業が証拠を握ったニュースキャスターの乗るコンコルドを事故に見せかけて撃ち落そうとする...

「エアポート・シリーズ」最終作。”エアポート”と名の付く映画は多くありますが、正規のシリーズはこの4本だけみたいですね。
久々に見直して今回一番驚いたのは、原題が「AIRPORT '79」だったことですかね～（笑）

もちろん1作目から10年近く経っていることもあって、パニックもアクションも一番派手です。ただ、やり過ぎというか荒唐無稽というか...コンコルドで戦闘機とチェイスは無いでしょ～（笑）あと最後の救出とかも飛行機の屋根ってあんなに簡単に破れるものなんですかね？
特に最悪なのは1度無事着陸し、次のフライトで再びパニックに陥る点です。ある意味斬新な手法かもしれませんが、残念ながらテンポが悪くなっただけでしたね～。

まぁ時代性を考えればきっと凄い映画だったと思うし、当時はみんな楽しんだことでしょう。この辺からもう80年代に入るとどんどん映画史を塗り替えるような作品が生まれてくるので、古き良き時代の最後の方の作品ですね。

＝おわり＝