おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

窃盗事件の被害者になったなら

2018-04-15 22:46:35 | Weblog
 いきなりですが、窃盗事件(でも何でも、刑事事件の)被害者になったなら、どんなに大したことではないと思っても、その場で「告訴しない」なんて決めるのは、絶対に止めましょう! 最低でも一晩考えたり、誰かに相談してから結論を出しましょう!

 前回ちらっと、ダンナが窃盗に遭ったというお話を書いた。
 その窃盗とは無関係なのだが、実は2月中旬に納得できない195ドルの課金、という出来事があった。それに気付いたのが2月下旬。ますは先方に返金を求める手紙を出してみたが、何の反応もない。毎月10日頃にオンラインでカードの明細が見られるようになるので、3月10日頃にオンライン明細のサイトから返金を求める手続きをインターネットでやってみた。問題の課金をされたのは、US BANKという銀行が発行しているごく普通のVISAカード。AMEXのような手数料高い系のカードに比べて苦情対応が悪いことは分かってはいたのだが、とりあえず一番簡単な返金を求める手段として、カード会社に苦情を申し立ててみたわけである。
 結果、約1週間後にカード会社から「手紙」が届いた。しかも、そこには「とりあえず390ドル返金した。もっと詳しい情報を返送しろ」と書いてあった。
#なにゆえに390ドル?!
 私が苦情を申し立てたのは195ドルなのに、何がどうなって2倍になってんだよ?! しかも、返送の宛先は広いアメリカのはるかかなた東の方だし、返送の期限が、郵便を受け取って翌日に投函してもギリギリじゃね~かよ!というタイミング。しかも、受け取ったのは春休みの日本行きの前日。とにかく慌てて、返金を求めたのは195ドルで、事情はこれこれ、と、同封してあった用紙に記入して、日本行き当日の朝に投函した。まずは、春休み前に間に合って良かった!と、ほっと一息ついたのだが・・・
 日本から帰ってきて、ダイレクトメールを含めて大量に保管されている私宛郵便物の山からUS BANKの郵便物を発掘して見てみたら、「金額が違うことは分かった、とりあえず390ドルを再度課金し、195ドルを改めて返金する」という手紙が1通。他に「詳しい状況説明を返信しろ」という手紙もあったのだが、そこに書かれている返信の期日なんてとっくに過ぎてるし、日本行く前に状況説明送ったじゃん!という思いもあったし、いろいろ忙しくてそのまま放っておいた。
 そして4月10日にオンライン明細を確認したら、390ドル返金、195ドル返金とはなっていたが、390ドル再課金した上、4月4日に195ドルも再課金されている。それって結局、まったく返金していないのと同じじゃん。まさかとは思うが、クレジット会社から返金リクエストの連絡を受けた先方(問題の課金をした相手)が返金を拒否しやがったのか?! 急にムラムラと燃え上がる怒りの炎と闘志。このやろう、どうしてくれようか! 弁護士か、BBBか、市役所が先か・・・などと怒り狂っていたら、同じ日の昼過ぎにUS BANKからまた郵便が届いた。曰く、「詳しい説明を求める手紙に対して期日までに返信がなかったので、苦情そのものを却下した」だと・・・。もう思いっきり脱力して、気力がなえて、ムカつく相手が、その納得できない課金をした相手なのか、カード会社なのかすら、分からなくなってくる。
 ってか大体さあ、21世紀に入って20年近くも経ってるっていうのに、なんでやりとりが郵送のみなんだよ! 毎月の明細確認もオンライン、各種お知らせも電子メールで送ってくるくせに、どうしてこういう時だけ郵送なんだよ?! んなもん、電子メールで連絡くれれば、それで済む話でしょ! 電子メールに、必要事項を入力するフォームのアドレスを書いて送ってくれたら、タイムラグもないし、日本にいたって対応できたのに(確かに持ってったラップトップは壊れてたけど、メール送受信やフォーム入力ぐらいはiPadでできたし)ふざけんじゃね~~~!!!
 ・・・ともう、誰に対して怒っているのか、これからどういった対応を取ろうか、訳が分からなくなりつつあったまさにその同じ日の夕方に、今度はダンナが盗難に遭ったのである・・・

 この盗難がまた、何とも大バカなお話である。ダンナは使わなくなったiPhone7を個人売買のアプリを使って売ろうとし、買うと言ってきたガキ(たぶん高校生)と待ち合わせて物を見せていたら、そのガキが物を持ったまま走って逃げた。しかも、逃げる途中で財布を落とし、財布の中に学生証が入っていたことから、犯人はあっさり捕まってiPhone7も物理的には戻ってきたのだが、逃げてから捕まるまでのわずかの間にすでにこのクソガキが自分の情報をiPhone7に登録してしまった。そしてこのクソガキが警官に教えた、登録時に使用したというパスワードやらメールアドレスやらがウソで、iPhone7はロックされて使えなくなってしまった・・・という、どうしようもないお話である。
 しかも、ダンナはこのクソガキの学生証の写真すら撮っていないというし(んな大事な証拠写真、何で真っ先に撮らないかねぇ)、何度も警察に足を運んだが(携帯電話会社に行って事情を話せばアンロックしてくれる、という、警官のガセネタにだまされて携帯電話会社にも無駄足運んだし)、警察では弁護士を通さないと犯人の情報は教えられないという。最悪なのはダンナがその場でそのクソガキを刑事告訴しないなどと言ってしまったことである。せめて、iPhone7がアンロックできることを確認してから返事するとか、言ってほしかった・・・。まあ終わったことをあれこれ言っても仕方がないが、面倒な手続きやるの、全部私なんですけど・・・
 大体このクソガキもさあ自分の情報登録するなんて、逃げる途中で学生証入りの財布落としておいて、iPhone7がそのまま自分の物になるなどと一瞬でも思ったのか、あるいは単なる嫌がらせか、マジ、フルボッコにしてやりたい、頭の悪いクソガキである。
 挙げ句に、一度は手錠をかけられてパトカーに乗せられたものの刑事告訴されずに放免されちゃったもんで反省のかけらもない。翌日から凝りもせず、その同じ個人売買のアプリで、しかも信じがたいことに同じアカウントを使って、物を売りに出したりしているという・・・
 まあそのお陰で、クソガキが売りに出している品物を買うフリをしてダンナが(もちろん別アカウントで)再び連絡を取り、クソガキの住所は分かった。警官は、もう刑事告訴はできないから、弁護士雇って民事で訴えるしかないね、などと「ご親切に」アドバイスしてくれたが、とりあえず住所が分かったから「問題のiPhone7を買い取れば訴えないでおいてやる」という手紙を出そうか、という段階である。

 というわけで、2月の195ドルに対する怒りが薄れてきて、対応している時間もなくて、困っている。iPhone7盗難のほうが被害金額も倍以上だし、ムカつき度も高い。しかしだからといって、ここで195ドルの損失をなかったことにしてしまうと、後々思い出して死ぬまで後悔することは、これまでの経験から火を見るより明らかなのである。
 もっと金額が大きければ、どっちも迷わず弁護士に頼むんだけど、どっちも微妙な金額である。しかし195ドルのほうは、お金よりも先方のやり方に腹が立つという案件で、当初は弁護士に500ドル払ってでも195ドル返金させてやる、というぐらい怒っていたのだが、その怒りのエネルギーがすっかりしぼんでしまって、どうしたもんだか・・・
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