馬場元子さんが14日に亡くなっていたんだ。「言わずと知れた」なんて枕詞、ジャイアント馬場さんが亡くなって20年近く経った今ではふさわしくないのかもしれないが、あえて「言わずと知れたジャイアント馬場さんの夫人である」と書いておこう。
昭和プロレスを愛した者として、G馬場さんの訃報をインターネットで読んだ時は職場にいたというのにボロボロと涙がこぼれてしまって困ったほどの昭和プロレスファンとして、いろいろと感慨深い。人も時代も変わっていく。
一時は「鬼ババア」「クソババア」みたいに言われていたこともあった元子さんだが、決してそんなことはない。G馬場さんの「いい人」というイメージを守るため、あえて悪役、憎まれ役をすべて引き受けた、普通はなかなか真似できないような夫への深い愛を貫いた人である。いや、もしかしたら単純にビジネスとして「G馬場ブランド」を守るためだったかもしれないが、それでも大抵の人は他人からよく思われたいもので、あえて憎まれ役を買って出るなんてなかなかできることではない。
仕事でお目にかかったこともあるが、私なんぞにも気を遣ってくれて、普通に常識的に優しいいい人だったよ。滅茶苦茶いい人だったとか、不自然なまでにいい人(を演じていた)というのではなく、愛想なんか振りまかないけど、ごくごく普通にいい人だった。
享年78才、母が亡くなったのと(状況は全然違うけど)同じ年だ。
心よりご冥福をお祈りします。
昭和プロレスを愛した者として、G馬場さんの訃報をインターネットで読んだ時は職場にいたというのにボロボロと涙がこぼれてしまって困ったほどの昭和プロレスファンとして、いろいろと感慨深い。人も時代も変わっていく。
一時は「鬼ババア」「クソババア」みたいに言われていたこともあった元子さんだが、決してそんなことはない。G馬場さんの「いい人」というイメージを守るため、あえて悪役、憎まれ役をすべて引き受けた、普通はなかなか真似できないような夫への深い愛を貫いた人である。いや、もしかしたら単純にビジネスとして「G馬場ブランド」を守るためだったかもしれないが、それでも大抵の人は他人からよく思われたいもので、あえて憎まれ役を買って出るなんてなかなかできることではない。
仕事でお目にかかったこともあるが、私なんぞにも気を遣ってくれて、普通に常識的に優しいいい人だったよ。滅茶苦茶いい人だったとか、不自然なまでにいい人(を演じていた)というのではなく、愛想なんか振りまかないけど、ごくごく普通にいい人だった。
享年78才、母が亡くなったのと(状況は全然違うけど)同じ年だ。
心よりご冥福をお祈りします。