「アメリカのグローバル勢力」の関与を認識した今となっては、「ねこ庭」の結論が当然変わります。次回は新しい結論を述べ、シリーズを終わりたいと思います。
今回は「ねこ庭の結論」ですが、その前に重要になるのが「新しい反日勢力」の説明です。中身を経団連と財務省にしていますが、経団連の方は「持株会社」企業を指しています。同じ反日勢力といっても、「トロイの木馬 A 」と「トロイの木馬 B 」に比べると説明が容易でありません。
「新しい反日勢力」の一つは戦前の日本の「持株会社」で、今は愛国心を無くしたアメリカ型の会社といえば分かり易いのかもしれません。以前のシリーズ 17回で、彼らの思想について下記のように説明しました。
〈 「新しい反日勢力 ( 「持株会社」・財務省 ) 」 の思想 〉
・保守・左翼に関係なく、自社の利益になることなら何にでも賛成する
・保守・左翼に関係なく、自社の利益に反することには何にでも反対する
・金には保守・左翼の区別がなく、善悪の区別もないと考えている
・この世は利益 ( 金 ) が全てで、人間は金のためなら何でもすると考えている
彼らの思想・信条は「拝金主義」で、自分の会社の利益を第一優先にし、自分の国のことでも自社の利益のためなら見捨てます。国民のことは眼中になく、国を越え民族の垣根を越え、自社の利益のため誰とでも協力し、誰とでも敵対します。
ウォール街とロンドンのシティー街にいるのは、同じ思想を持つ「アメリカのグローバル勢力」と「イギリスのグローバル勢力」です。すでに兜町では、「日本のグローバル勢力」が威を張っているのだと思います。
「トロイの木馬」の発生は敗戦後で、たかだか80年の歴史しか持っていませんが、「グローバル勢力の歴史」はおよそ300年ですから、比較になりません。これに財務省を加えたのは、「ねこ庭」の強引なこじつけですが、財務省が「自省の利益」を優先する頑固な姿勢が「持株会社」に似ているからです。
強い力を持つ「持株会社」と「財務省」が、自分たちの利益になることなら「保守」にでも「左翼」にでも、ついたり離れたりするので多くの国民が戸惑わされます。その時次第で敵にも味方にもなる彼らが、どのように国民を惑わせるのか ? 。予定外になりますが、今朝方入った共産党親派のボウフラ君のコメントを紹介します。
〈 確認しないねぇ(学習力無し) 2024/02/19 07:49:34
「ねこ庭」談義 - 8 ( 高橋洋一氏の意見-3 )
「逆コース」というのは、マッカーサーの統治時代に起きた事件で、左翼系のマスコミが盛んに使う言葉です。GHQは当初日本の軍人と保守政治家を公職から追放し、軍国の色彩を日本から消しました。ところが昭和25年に朝鮮戦争が勃発すると、「共産主義」の波及を恐れ「レッドパージ」を始めました。
軍国主義者を追放したGHQが、今度は共産主義者を追放するという手のひら返しの政策なので、「逆コース」です。ボウフラ君はこのことを言って、「ねこ庭」の「憲法改正」の単純さを批判しています。
・どうせ軍を再建しても、アメリカの支配下に置かれることに変わりはない
・「ねこ庭」ではアメリカが「憲法改正 ( 軍の再建 ) 」に反対していると言っているが、朝鮮戦争の時日本に再軍備を勧めたのはアメリカだぞ
・アメリカの再軍備要請を断ったのは、気骨のある過去の政治家だぞ
それを分かった上でブログを書いているのかと、ボウフラ君が皮肉を言っています。予定外になっても彼のコメントを紹介したのは、「アメリカのグローバル勢力」の厄介さを証明する丁度良い例になるからです。また、無視できない貴重な指摘もあります。彼は「ねこ庭」のブログを批判して楽しんでいますが、「ねこ庭」は是々非々で評価します。
今回で終わる予定がダメになりましたが、「アメリカのグローバル勢力」だけでなく、日本の「新しい反日勢力 ( 経団連・財務省 ) 」の説明にも役に立ちます。興味のある方は、ぜひ次回の「ねこ庭」の結論へ足をお運びください。