ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

共同通信社による情報操作

2020-09-11 16:36:17 | 徒然の記

 共同通信社が、安倍総理の退陣後に、政権批判のためシリーズとして掲載し始めた記事を紹介します。

   1. 「安倍政権との7年8ヶ月」

   2. 「アベノミクス幕切れ」

   3. 「検証 安倍政権」

 いずれも、5~6段組みの大きな扱いで、紙面の4分の1を占めています。これ以外に、三人の総理後継者に関する記事があり、間接的な総理批判です。

 安倍総理の7年8ヶ月を検証するには、今が最適です。今なら、選挙前の総裁候補者だけでなく、自民党の議員たちも、本気で意見を聞く時期です。国民も、本気で明日の日本を考えていますから、最も良いタイミングです。

 しかし一連の記事を読んでいる現在、日本最大、世界でも有数な通信社である同社が、この期に及んでも情報操作しかしていない事実を、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に、お伝えします。

 朝日新聞もNHKもそうですが、マスコミは全て騒々しく「安倍批判」をすることで、戦後日本のもっとも核心部分となっている課題を、国民の意識から消そうとしています。

 「安倍政権の抜本的見直し」「安倍政権の一からの検証」と、同社は言います。これについて異論はありません。多くの人が知っているように、安倍政権の基本政策は、次の四つです。

   1. 憲法改正     2. 女系天皇反対

   3. 経済の再生   4. 拉致被害者の救出

 政策の背景にあるのは、「戦後レジームからの脱却」であり、「美しい日本を取り戻す」と言う、保守政治家としての信念です。一方で、「移民法」「アイヌ新法」「種苗法廃止法」「中国人の北海道の土地爆買い放任」など、信じられないような、矛盾する愚策がありましたので、合わせて検証されなくてなりません。

 もっと言いますと、「安倍政権の抜本的見直し」と言う言葉の向こうにあるのは、「東京裁判史観の見直し」です。これこそが「安倍政権の抜本的見直し」なのですが、同社の意図は、過去に背を向けた相変わらずの「情報操作」です。

  前回のブログは、「千葉日報の政権批判」でしたが、小さな地方紙が、どれほど巨大通信社に支配されているのかが、今回のブログで明らかになります。例えて言えば、千葉日報社は、巨大コンビニチェーンの中にある、千葉の一店舗です。コンビニ本部から、品物の配送を止めると言われたら、即倒産します。全国網を持つ同社が、千葉日報への記事をストップすると宣告したら、即倒産です。

 地元の千葉以外の記事は、テレビ欄、スポーツ記事、学芸文化欄、社会面の記事まで、全て同社の配信ですから、いかに大きな力を持っているのか分かります。今回のブログを読めば、私の千葉日報社の「論説」批判が、そのまま共同通信社への批判であることが、手に取るように理解できます。千葉日報の記者が書いた「安倍政権批判」の内容は、そっくり同社の意見です。忖度記事を書く、弱小地方紙のエリート記者は悲しいと述べましたが、それが事実だったと分かるはずです。

 1. 「安倍政権との7年8ヶ月」 2. 「アベノミクス幕切れ」 3. 「検証 安倍政権」と、3件の記事のタイトルを紹介していますが、どれをとっても、千葉日報社の論説と内容が酷似しています。息子たちに言いたいのは、朝日新聞やNHKばかりが批判されていますが、反日・左翼の立場から日本をダメにしているマスコミは、共同通信社だと認識して欲しいと言うことです。

 一番分かりやすいのが、9月4日6面の政治面に掲載された、「検証 安倍政権」なので、紹介します。紙面の4分の1を占める6段組みで、一橋大学院教授・中北浩爾氏の寄稿記事です。自分の意見を代弁してくれる学者の寝言を、権威のある意見として紹介する、いつものやり方です。

 「長期政権支えた対決姿勢」「側近政治の弊害も露呈」

 大きな活字が見出しを飾っていますが、ここからしてすでに、「安倍政権の抜本的見直し」の矮小化と、すり替えの情報操作が行われています。一橋大学の愚かしい教授の意見を、そのまま転記します。

 「安倍晋三首相は、8年近く政権を担って退陣を表明したが、」「それまでの、次々と内閣が変わってきた時代に比べ、」「政治を安定させたと言う点では、評価できる。」「一方その長期化の最大の源泉は、民主党政権に対する、」「世論の失望を折に触れて蘇らせる、対決姿勢だったことは、見逃せない。」

 昭和43年生まれの中北氏は、私のような国民が、安倍政権を支えてきた事実を、無視しています。それとも、戦後の反日教育で育った偏向学者には、私のような国民の存在が、頭から消えているのかもしれません。

 「一方その長期化の最大の源泉は、民主党政権に対する、」「世論の失望を折に触れて蘇らせる、対決姿勢だったことは、見逃せない。」・・・バカも休み休み言いなさいと、戒めたくなります。自分がレベルの低い国民だからといって、日本人の多くがそうだとでも言うのでしょうか。安倍総理が民主党の悪口を言ったから、それで支持したのだと、こんなお粗末な話を学生たちにもしているのでしょうか。

 「民主党政権を『悪夢』と繰り返し呼び、それよりマシとアピールすることで、」「自らの正当性を、示してきた。」「つまり野党の弱さが、安倍政権を支えてきたと言える。」

 悪口の繰り返し程度で政権が維持されるほど、国民が愚かなら、年から年中「独裁者安倍」「戦争をやりたがる安倍」「国民無視の安倍」と、叫んでいる野党は、とっくの昔に政権を取り返していることになります。どうでしょうか。氏の主張は、前回の千葉日報社の「論説」の内容と、そっくり同じでありませんか。

 安倍総理を貶すだけでなく、氏は、私たちのように「国を大切にする人間」の心も踏みにじっています。このような人物が教授として、学生に教えていると言うのが、日本の現実です。反日・左翼のねじれ曲がった国民が、再生されるはずです。日本の未来は、決して明るくありません。

 スペースがなくなりましたので、一区切りし、日本の教育問題も含め、次回を続けます。「悪夢の民主党」と言うより、「悪夢の中北教授の授業」と、言いたくなります。

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2 コメント

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Unknown (成田あいる)
2020-09-11 22:01:28
15年前、滋賀県初の県域紙『みんなの滋賀新聞』が創刊されましたが、半年足らずで廃刊になりました。
「新参者」ゆえか共同通信に入れてもらえず、「滋賀県専門紙」にならざるを得ませんでした。
地方紙にとって共同通信は「生命線」であり、それを断たれれば「ミニコミ紙」でしかありません。

今調べてみたのですが、この中北氏は『自民党政治の変容』『自民党―「一強」の実像』と、自民党に関する本を出しています。
氏は、自民党や安倍氏を「一強」と、「独裁」「専制」だと言わんばかりです。
「アベノミクス幕切れ」の見出しは、「幕切れ」と言う語句にその終焉を喜んでいるような気がしてなりません。
それにしても、新聞社や通信社は、「安倍一強」「自民一強」と言う「学者」なら喜んで起用する傾向にあります。

安倍総理の辞任について、率直な感想を述べた某女性ミュージシャンがいました。
が、ある大学の専任講師が彼女にとんでもないツイートをし、炎上し大学からの厳重処分に発展しました。
このように、「大学」の教員の資質もまた問題ありだと思います。
「反自民」「大学教員」と言うだけでメディアに採用され、その言い分が通ってしまう世の中は、令和一桁のうちに終わらせるべきだと思います。
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彼らが安倍氏を憎む理由 (onecat01)
2020-09-11 22:45:34
 成田あいるさん。

 何年か前、ブログで取り上げたことがありましたが、こういう反日・左翼の売国教授を、なんとか減らしたいと、安倍総理が頑張っていました。

 教授の採用、任免、昇格について、実権を持っているのは、学長や総長でなく、「教授会」です。確か、法律でもそのように明記されており、「大学の自治」と「学問の自由」を守るためと聞きました。

 反日・左翼教授に、大学が支配されている原因がここにあります。安倍総理は、教授会から「人事権」をなくし、学長に移そうとしました。どういう経緯でそうなったのか知りませんが、猛反対に合い、総理の計画は挫折しました。

 あの計画が成功していましたら、こういうロクでもない教授は、整理されていったはずですが、このことはもちろん、マスコミが報道せず、多くの人が知りません。

 教授、学者、評論家、文化人など、元教授の肩書で生活している反日・左翼たちが、安倍氏を目の仇にする原因の一つがここにあると聞きます。

 菅氏が「安倍総理の政策を受け継ぐ」というのなら、これを実行してもらいたいですね。
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