ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

1月3日の千葉日報 - 3 ( 芸人ジャーナリスト田原総一朗氏 )

2018-01-10 16:37:59 | 徒然の記

 千葉日報社は、読者である私に挑戦するかのように、愚論を展開する人物の特集記事を届けてくれます。

 今回は、ジャーナリスト田原総一朗氏の元気がよくても中身のない意見が、一ページの全面を占めています。先日テレビで見ましたが、入れ歯の具合がよくないらしく、言語不明瞭な語り口でした。

 歌手は美しい声と若々しい表情で、観客を魅了するので、声も満足に出ず、シワだらけになってしまうと観客を幻滅させます。田原氏は、芸能人並みのタレントですから、言語明瞭でテキパキしているから視聴者に受けました。

 自分が老醜をさらしつつありますので、あまり言いますと、自らを恥じることになりますが、芸能人がいつまでも全国に顔と名前を出しているのは、老害でないかという気がします。

 大きな活字で印刷された、愚論のタイトルを並べてみました。

    「自ら考え、判断する日本人に」「時代と向き合う」

 「起業する若者たちに 期待」

 「ジャーナリスト 田原総一朗」

 反日左翼の政治家や学者たちは、8割の事実の中に2割の嘘と捏造を混ぜて喋ります。嘘より事実の方が多いので、多くの人が騙されます。私は未だに、氏が、右を向いているのか左向きなのか分かりませんが、意見を聞く限りでは、反日左翼のスタイルです。日本を思う正論らしく聞こえ、誰もが聞き入ってしまう主張の展開です。

 ・昭和天皇がなくなり、ソ連が解体して冷戦が溶解し、バブル経済の崩壊で、高度経済成長も終わった。

 ・つまり平成の始まりは、時代の大きな転換点だった。

 ・これで 「戦後 」 も終わるはずだったが、実際はその後も、日本では 「戦後 」が続いている。

 ・では「戦後 」 とは何か。安全保障をアメリカに依存する、対米従属の時代のことである。

 この認識は、すっかり「ねこ庭」と重なります。敗戦後の日本が背負い続け、これからも解決への努力が欠かせない最大の課題です。つまり

 「対米従属」 「アメリカの属国」 「独立できない日本」

 ・冷戦が終結して間もない1991年、湾岸戦争が起きた。

 ・海部内閣は、130億ドルを拠出したものの、自衛隊を派遣しなかった。

 ・2003年には、イラク戦争が勃発。

 ・小泉首相は、戦争支持を表明したが、自衛隊派遣は人道・復興支援の名目だった。要するに、水汲みに行ったのだ。

 ・対米従属だから、ともに戦おうとアメリカから求められると、はっきりNOとは言えない。

 ・そこでどうするのか。分かりやすく言うと、あなたの国が難しい日本国憲法を押しつけたから行けない。

 ・行くとしても、水汲みしかできないと、平和憲法をうまく使って非戦を維持してきたのだ。

 ここまでは戦後日本の歩いた道で、ほとんとが事実です。しかしこの次から、少しずつ氏の意見は正論を外れ、反日左翼の大衆におもねる愚論へと傾いていきます。

 ・軍隊というものは本来、戦える時は戦ってしまう組織である。

 ・旧陸海軍は1年半ほどで石油が枯渇し、勝てる見込みがないのを知りながら、太平洋戦争に突入した。

 氏はまるで昭和の軍人が、考えもなく戦争に走ったと言わんばかりですが、私たちは、ここで歴史を思いださなければいけません。勝てる見込みがなくても国を守るため、日清戦争と日露戦争をご先祖たちは戦ってきました。

 清国とロシアは、当時の日本から見れば、アメリカに匹敵する大国でした。明治の指導者たちが、いかに薄氷を踏む思いで戦争の決断をしたか。そういうことは、歴史を勉強すれば自ずと分かる話です。

 ここを語らない氏の意見は、先の戦争の指導者たちを貶めるための、偏った意見でしかありません。

 ・戦争を知っている世代の首相は、こうした軍隊の特質も知っている。

 ・だから、憲法を変えようとしなかった。

 ・憲法改正を言いだし、集団的自衛権の行使容認への道をつけたのは、戦争を知らない、戦後生まれの首相安倍さんだった。

 またこういう嘘を、平気で喋ります。戦争を知っているとか、知らないとかいう問題でなく、敗戦国となったからアメリカが軍隊が持てなくしたと、こういう大切な事実になると氏は省略します。

 日本を二度と立ち上がれないようにするには、軍隊を持たせないことだとアメリカが決め、ドイツには許しても日本には許さなかった。だから自民党の党是に、「自主憲法制定」が掲げられました。

 昨年の6月に『後藤田正晴』( 保坂正康氏著 )を読んだ時、「ねこ庭」紹介しましたが再度取り上げます。後藤田氏が、警察予備隊を作っていた時の話です。

 ・後藤田はこの期間に、吉田茂という首相の硬骨漢ぶりを、眼のあたりにした。

 ・吉田こそは、アメリカという支配者に対して巧妙な手を用いて、自らの信念や理念を崩さず、日本の主体を守り抜くことに成功した首相だと思った。

 ・後藤田は、あの当時、吉田のような政治家がいなかったら、日本は際限なく、原則を崩してしまったのでないかという。

 ・その吉田が、後藤田や外務省、旧内務省など各省からの官僚が、警察予備隊に関し、シビリアン・コントロールを模索しているとき、突然、顔を出したことがあった。

 ・吉田は講堂にこれらのスタッフを集め、新聞記者の入室を拒んだ後、こう訓示した。

 ・私は、表向き、警察予備隊は軍隊でないと言い続けている。だがはっきり言って、これは軍隊である。

 ・諸君も軍隊という認識をもって、しっかりと、国土を防衛するつもりで努力してほしい。

 田原氏の嘘は、こんなところでもほころびを見せます。氏は腐れマスコミの一員として、まるで安倍氏が一人で「憲法改正」を思いついたように語りますが、日本を思う国民にこんなバカ話は通用しません。

 氏もまた、何が何でも安倍氏が悪いと、つまらない話を広める芸人ジャーナリストです。

 ・しかし安倍首相も、対米従属を止めようとしない。

 ・自立すれば、膨大な防衛費を負担しなければならないので、そういう事態は 「ないこととし 」考えないようにしている。

 それなら田原さん、賢明な貴方は、政府がどうすれば良いと考えているのですかかと、聞いてみたいと思うのに、氏は別の話題に切り替えます。

 ・日本の一番の国難は、北朝鮮の核・ミサイル開発でなく、少子高齢化、人口の減少である。」

 要するにこれが、田原氏に限らず、批判するだけの芸能ジャーナリストです。肝心の点になると意見を言わず、安倍総理が悪いという話でごまかします。

 日本が対米従属しているのは安倍総理のせいでなく、米軍基地を国内の各地に置いたままにしているところにあります。沖縄だけでなく、今でも米軍基地は治外法権の場所で、日本を監視する諜報基地でもあります。

 憲法改正をしたり、独立したりしようとすれば、たちまちノーというのが、米国です。自分では言わず、韓国に言わせたり中国を使ったり、国内の反日野党を煽ったり、米国は日本支配を辞める気がありません。

 魂の抜けた老害の田原氏は、こうした事実を知りながら語りません。というより、身の保全のため語れないのです。

 安倍総理を叩き、自民党を叩き、国民の無知を笑っておれば、彼は生活が成り立ちます。保坂正康氏と同類の言論人であるのは、「ねこ庭」から眺めれば一目瞭然ですが、多くの人々には見えないようです。

 芸能人並みのタレントジャーナリストは、田原氏や保坂氏だけでないのですが、偶然千葉日報が記事にしてくれましたので、大事な息子たちが騙されないために、検証作業を続けています。しかしスペースの関係で、いったんここで一区切りとします。

 本日は晴天なり。風の強い日で、洗濯物がよく乾きます。

 「政治のことばかりでなく、家事も大事よ。」

 家内の言いつけを守り、これから洗濯物を取り込み風呂の掃除をします。私は口先先行の田原氏より、家庭でも役に立っているはずです。

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2 コメント

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Unknown (RIKAKO)
2018-01-10 23:52:35
九州は、ミゾレの降る寒い一日でした。

そこなんです!ソコ!゚+。(о'∀')bスッキリ!

>憲法改正したり、独立したりしようとすれば、た>ちまちノーというのが、米国なのです。しかも韓>国に言わせたり、中国を使ったり、国内の反日野>党を煽ったり・・。

反日与党内議員も付け加えて下さい✋

この辺りが、どうもお花畑に深く根を張ると、理解不能なようですね。
アメリカが、中韓を使って日本を攻撃させるなんて、そんなことするー?
アメリカが憲法改正しろー!って圧力かけてるんじゃない?
みたいな💦

そして、上記の様なことを言うと、
まるで、陰謀論者扱いをする自称(保守)も溢れてます。

点と点を繋げば、見えてくるハズなのに、見ようとしない。

表に出ない様に巧みな工作をしているのはアメリカ。

改憲の話が上手く進まぬ様に、国内の安倍叩きや
特アを適当に…日本が困る程度にのさばらせる。
(北朝鮮は、やり過ぎましたが…)


こんな小さな島国を1番恐れているのは、あの大国アメリカですよね!

本当の独立を!
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陰謀論の好きな人 (onecat01)
2018-01-11 00:28:45
RIKAKOさん。

 今晩わ。私は、中国や韓国人と違いますから、他国を憎悪したり、攻撃したりはしません。

 冷静に見て、「日本の独立を喜んでいないのは、アメリカである」と、こんなことは、陰謀論でもなんでもなく、読書すれば自ずと分かる話です。

 日本の敗戦は事実ですし、アメリカが支配し、その支配力を失うまいとしていることも、事実です。性急にことを進めますと、日本は内乱になります。

 政治家もその辺りはわかっているはずですが、公言できる話ではありません。真のリーダーが日本にいるとすれば、右であれ、左であれ、認識は同じだと思います。

 ただ実行は困難ですね。事実をたくさん隠してきましたし、建前論が社会の大勢となっています。どうせ私が生きているうちは、のろのろの前進でしょうから、こうして「ねこ庭」から発信するしかできません。

 しかし落胆や挫折で言うのでなく、希望の星を眺めながらの「発信」です。positive thiking です。貴方の弟子になれそうですね。
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