今回は、是々非々の「ねこ庭」に反対した保守の読者の意見を紹介いたします。
5年前の立花氏は山本太郎氏と同様、マスコミが取り上げる時の人でした。何を喋ってもテレビと新聞が取り上げ、全国に発信しました。野党の不甲斐なさに国民が愛想をつかしていたため、立憲民主党や共産党、国民民主党ではニュースバリューがありませんでした。
立花氏の動画に寄せられるコメントには、賞賛の言葉が並んでいました。
「勇気ある意見に、大賛成。」「彼こそは、本当の政治家だ。」
「頑張ってください。」「氏の意見で、目が覚めました。」「応援します。」などなど・・・
こんな状況下で、「ねこ庭」の読者の方がコメントを入れてこられました。
・「ねこ庭」さんは、立花氏を誤解しています。私は実際に、氏の演説を聞いた経験から言います。
・立花氏は命がけでNHKの不正を暴いている、You Tuberの鏡です
・間接的にこの人は、反日の電通と戦っているわけです
・韓国にはまっている若者たちは、氏の動画を見るべきです。いや、この動画を日本人全員が見るべきです !
・立花さんは日本に必要な人物です。立花さんは本当に勇気があり、一般の日本人のためになる配信をしてくれています
当時私も立花氏の動画を見ていましたので、この読者の気持は理解しました。今でもそうですがNHKの反日報道に怒りを抱いても、私たち国民には反対の意思表示をする手段がありません。
NHKのテレビを見ないと決心しても、受信料を支払わなければ集金人に脅され、抵抗しているとテレビの受信そのものが切られてしまいます。NHKが国民を無視する力を持ち、誰も逆らえない巨大組織だということを、当時は初めて知らされた時でもありました。
そのNHKに、一人で正面から挑んでいるのですから、氏への共感が湧くのは当然でした。
氏が週刊文春で内部告発をし、NHKを糾弾した時の会長は海老沢氏でした。平成17年1月に氏が会長職を辞任したのは、度重なるNHKの不祥事の責任を取ったためで、立花氏の内部告発が直接の原因ではありませんでした。しかし彼は、動画の中で、海老沢氏に謝罪し過去の非を悔いていました。
自身の動画と参議院選挙時の演説で氏は同じ主張をし、共感を得ました。氏の意見の中にある図式は韓国寄りの反日電通と、日本を守ろうとする保守NHKの対立でした。
別の言葉で言えば、利益至上主義の電通社社長・成田豊氏と、大和魂を守るNHK会長・海老沢勝二氏の対立です。
「ねこ庭」の読者の方が指していたのは、おそらく次の意見だと思います。動画で語る氏の言葉を、過去記事から紹介します。
・日本に誇れるものが、三つある。一つ目は富士山、二つ目は新幹線、三つ目がNHKというのが、海老沢さんの口癖でした
・NHKが反日だと、そんなことを言う人がいます。そうじゃないんです。反日の電通にNHKが乗っ取られたから、そうなっているんです。
・海老沢さんがいる頃のNHKは、常に電通と戦っていました。電通は金の力で、民放のテレビ局を全部支配していましたし、週刊文春も配下にありました。
・電通に支配されたテレビ局は、金のために番組を作る。金儲けのためなら、反日の番組を作る。
・NHKには、金儲けの心配はない。NHKは公共のため、国のために番組を作れば良い。俺が電通に睨みを効かせなかったら、日本が駄目になる。海老沢さんはこう言って、電通と戦っていたのです。
氏は海老沢氏の言葉を視聴者に伝え、内部告発し迷惑をかけた自分を反省しました。当事者として氏が語る内部事情は、NHKに関心のある者には一言も聞き逃せない情報でした。
・平成17年に、海老沢会長が辞任したのは、電通が仕掛けた罠でした。週刊文春を使いNHKの不祥事を書き立て、民放のテレビが何度も報道しました。
・今にして思えばああして電通は、目の上のタンコブだった海老沢氏を追放したのです。
・それ以後役員人事を通じて、NHKは完全に電通に支配、と言うより、乗っ取られてしまいました。
・NHKの中にいる反日外国人が反日報道をしているのだと、国民の多くは誤解していますがそうではないんです。反日の電通に乗っ取られたから、NHKの報道が反日になったのです。
・みなさんの会社を、考えてみてください。会社の中に外国人がある程度いるからといって、会社が外国人の言いなりになりますか。
・電通もNHKも、日本の会社ですよ。日本の会社で、会社の方針を決めるのは誰ですか。トップですよ。トップが決めたことに、皆が従うんです。
氏の言葉は怒りに満ち、聞く者の胸に届きました。こうなりますと氏は本来のNHKと戦っているのではなく、親韓・反日の電通に乗っ取られたNHKを糾弾しているとこになります。
動画が参議院選挙に立候補する以前のものだったのか、最中だったのか、記憶があやふやになっていますが、直近であったのは確かです。「ねこ庭」の読者の方が入れられたコメントが、時期の重なりを教えています。
なぜN党が生れ、議席を得たのか。賛同する人間が集まったのは、なぜなのか。息子たちには、他人事としてでなく知って欲しいと思います。
スペースが足りなくなりましたので一旦中断しますが、すぐ後を続けます。