ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

非聖戦 - 2 ( 安倍総理の移民政策 ?? )

2018-11-18 16:43:30 | 徒然の記

 今回はまず、悪文の紹介です。

 「ブレジンスキーも、カーター時代のCIA長官スタンフォード・ターナーも、またこれより地位こそ低いものの、この秘密作戦の鍵を握っていたチャールズ・コーガンのような人々も、アフガニスタンのイスラム主義者たち ( 間も無く世界中の急進的なイスラム主義者たちになるのだが ) とこの反共同盟が、やがてもたらすことになる悪影響・・新しい形の国際テロ活動とか、南アジア産の麻薬の地球規模での拡散など・・については、当時はあまり念頭に浮かばなかったことを認めている。」

 長々と書いていますが、アメリカが育成したイスラム主義者たちが、やがて牙をむき、自分たちに襲いかかるとは想像もしなかったと、こんな反省をしています。

 社会主義国のソ連と、イスラムの過激派と、どちらが米国の脅威かと計算すれば、軍事大国ソ連の方が危険だと、ブレジンスキーたちは考えました。

 だから彼らは、軍事経験のないイスラムの若者たちを集め、戦争のやり方、人殺しの方法、武器弾薬の使い方を徹底的に指導しました。過酷な訓練を彼らとともに行い、最後には本物の武器と弾薬をふんだんに与えました。こうしてアメリカは、予定どおりソ連を崩壊させることに成功したのですが、予定外の事態が発生しました。

 自分の手で育てたイスラムの若者たちが、今度はアメリカの敵となり、与えた武器を使い、教えたゲリラ戦を駆使し挑んできたのです。貿易センターのツインタワーへ突っ込んだ、恐ろしい無差別テロの指導者は、かってアメリカが育てたオサマ・ビンラディンでした。

 いくら熱心に育成し、物をふんだんに与えても、宗教が異なり、文化や歴史が異なり、生活習慣が違えば、やがては敵対する時が来ると、私たちの得る教訓がここにあります。

 貧しい国の人間を使えば、賃金が安くて済み、雇う側は利益を得、働く貧乏人も助かると、イギリス、フランス、ドイツ、オランダなどヨーロッパ諸国は、積極的に移民を受け入れました。

 そして現在、彼らの国はどうなっているのか。移民の数が増え、まとまって騒がれると手がつけられなくなり、人種や宗教の対立が、抗争へとエスカレートしています。「心の狭いナショナリズム」「身勝手な自己中心主義」と、移民を拒否する政党や国民を、マスコミが批判していますが、この流れは止められなくなりつつあります。

  イギリスがEUを離脱した原因の一つは、流入する外国人の増加を止めることでした、フランスの保守政党の台頭も、「移民反対」に焦点があります。移民の受け入れに寛大だったドイツのメルケル氏も、移民受け入れ反対勢力のため、政治力を失いつつあります。

 ヨーロッパ諸国が、こぞって「移民反対」の流れになっている時、日本では安倍政権が、「移民拡大政策」を打ち出しています。理由は、「国難の人口減少」だと、言います。このまま労働人口が減少すれば日本の経済が崩壊すると、安倍総理が説明します。

 あれこれ、もっともらしい理由を並べても、経営者たちが「安い労働力」を欲しがっている・・と、これが本音です。反対している野党にしても、「労働力」として入れるのは反対で、「人間」として受け入れるのなら、反対しないと、これもまた安倍総理以上のバカな主張をしています。

 政権与党の自民党も公明党も、反日・左翼の野党も、肝心の日本については、何も考えていません。節操のない移民受け入れが、どれだけ国の根幹を揺るがせているのか。欧米諸国が、どれだけ苦悩しているのか、一般庶民である私たちには見えるのに、政治家には見えていません。というより、目先の権益に目が眩み、あえて見ようとしていません。

 まだ44ページしか読んでいませんが、この書が教える事実の重大さに、私は身が引き締まります。

 安倍総理ばかりでなく、野党の政治家も、こんな安易な「移民政策」を推進するというのですから、失望と幻滅しかありません。このまま移民を受け入れるのなら、「日本の政治家は、バカばかり」と、断定せずにおれません。安倍総理には、特別に質問したいと思います。

 たかだか60万人の在日さえ、コントロールできない政府が、異民族を大量に受け入れ、どんな対策を考えているのか。もともと、日本を崩壊させたがっているマスコミは、「外国人が住みやすくなる環境を整えましょう。」「生活に不便がないよう、きめ細かな対応をしましょう。」「子供の教育」「医療」「労働条件」「住環境」を、日本人と同じにしようなどと、およそ見当違いの記事を書いています。

 国の安全保障を忘れた、政治家とマスコミと、踊っているバカな国民と、これでは日本が、自ら崩壊の道を辿っているとしか思えません。日本を愛する国民は、呆然とするしかない場面に、置かれています。安倍氏が総理を辞任してもしなくても、日本の政治家には、期待できる人物がいなくなってしまいました。

 テロリストや国家破壊主義者は、普段は目立たない、真面目な人間が多いのです。国際ニュースを思い出してください。

 「いつも、ちゃんと挨拶をする、礼儀正しい人でした。」「真面目な学生でした。」「おだやかな、優しい人物で、そんな人間には見えませんでした。」

 こういう人間が大量に流入し、ある日突然、ある人物かある国かの指令により、豹変するのです。過酷な訓練を受け、様々な武器の操作をマスターした殺人者たちが、豹変して襲いかかったとき、総理は、国民を守るための、どんな施策があると言うのか。

 「たかだか60万人の在日でさえコントロールできない総理が、何を根拠に移民政策を進めるのか。」

 私が議員なら、国会でそれを質問したい。それを質問できる者が、本物の野党です。反日・左翼議員には、この質問ができません。現在の日本には、本物の保守もいませんが、本物の野党も存在しません。ここ数ヶ月の報道を見ながら、私が実感する日本の危機です。

 悪文の本も、日本の危機を教えてくれるのですから、無下にできません。無力な庶民である私は、「ねこ庭」を眺めながら忍耐し、読書を続けるしかないのでしょうか。こんな情けない日本を、息子や孫たちにそのまの譲ってもいいのかと、思案しつつ・・。

コメント (9)
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