25%削減実現させよう

温室効果ガスを2020年までに25%削減を実現させるため、温暖化が起こるそもそもと実現への提言をしています。

家庭用太陽光発電は高すぎる

2010年02月23日 | 日記
検証6:家庭用太陽光発電は高すぎる
家庭用太陽光発電は設置費用が高額なため発電単価は1kw当たり61円から65円。電力会社の発電単価は公表資料で水力13.6円、火力10.2円、原発5.6円、事業系風力は10円から14円です。
電力会社はこのコストを組み合わせて、一般家庭の需要者に標準24円で売電しています。

太陽光発電の欠点は発電時間が短い、価格が高い
太陽光発電は一日平均3時間ほどしか発電できません。風力、水力は日照の制約を受けませんから発電時間は長くなり、その分、発電単価は低くなります。太陽光発電普及の壁は高すぎる発電コストです。

設置費用を国民に負担させて普及を図る制度をつくる
このままでは普及しないため考えたのが国民に負担させる方法、太陽光発電促進付加金(太陽光サーチャージ)です。設置できない国民に国は「月数十円程度という御負担が、我が国における太陽光発電の普及拡大のための大きな一歩になります」と言って協力を求めますが、協力もなにも強制ですから有無を言わせず電気料金に上乗せして徴収します。

「月数十円程度」で収まらない
では本当に月数十円で収まるのか。試算するとこの程度では収まりません。1000万戸に普及すると最低200円近くなります。しかも政府試算に欠けているのは電気料金はあらゆる生産の生産原価です。卸売物価、消費者物価の高騰を招きます。
生活保護基準は生活を切りつめないとできません。数百円の支出増は一日以上、食事を減らして我慢することになります。「月数十円程度」とは、余りにも国民の生活実態を無視しています。

家庭用太陽光発電コストは業務太陽光発電の3.8倍
家庭用太陽光発電の発電コストは1kw61円。シャープと関西電力が大阪・堺市に建設中の太陽光発電は2800kw、費用50億円です。家庭用発電と同じ計算式で計算すると発電コストは1kw16円です。家庭用太陽光発電は3.8倍も割高です。

太陽光発電設置目的は温室効果ガス削減
太陽光発電の普及目的は家庭の普及を高めるためではなく、温室効果ガスを削減すること。世界と日本国民に約束した2020年までに1990年比25%削減を達成するためです。
この場合、国として考えなければいけないことは費用対効果を考えて25%を達成させることです。

コストが高い家庭用より業務・商用の太陽光発電こそ積極的に推進すべし
国民負担を低減することを考えると、戸建て住宅に太陽光発電を普及するより、大規模に集積して設置した方がはるかにコスト低減できます。太陽光発電は大集積、業務用、商用を抜本的に拡大して推進すべきです。
★25%削減問題は「25%削減実現しよう会」で連載中です。容量が大きいのでパソコンからお入りください。

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