徒然なるままに

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海外版牧場物語「ザ・シムズ3」

2010年11月21日 00時47分13秒 | ゲーム
ザ・シムズ 3
クリエーター情報なし
エレクトロニック・アーツ


xbox360用のゲームソフト「ザ・シムズ3」を買った。前々から面白いと噂は聞いていたんだけれど、スクリーンショットからは、いまいち面白さが感じられなくて、今日までプレイすることがなかった。でも、このシリーズは初めてプレイするのだけれど確かに面白い。

まずどんなゲームか説明すると、このゲームは箱庭タイプのシミュレーションゲームだ。プレイヤーはシムズと呼ばれる、仮想人間のキャラクターを作成し、そのキャラクターを幸福にする事が目的だ。プレイヤー=シムズと考えがちだが、シムズは自分の意思を持っており、プレイヤーが操作しなくても自分で好き勝手に行動する。しかし、それだけではシムズは幸せにならないので、プレイヤーがシムズに簡単な指示を出し、シムズを幸せに導くのがこのゲームの面白いところだ。

あまり日本のゲームに例えられないけれど、プレイステーションの「森川君2号」と「牧場物語」を足して2で割ったっようなゲームと言えば分かりやすいかもしれない。例えれば、牧場物語の世界で森川君に指示を与えて、森川君を幸せにするゲームだ。

やや話が脱線してしまったが話をシムズに戻すと、シムズは箱庭の街で生活し、その中で恋愛、結婚、家庭を持ったりする。お腹が空けばご飯を食べるし、トイレにも行く。トイレに間に合わなかったら、お漏らしもあるそうで、なかなかリアルで面白い。充実した生活を送るために仕事をしてお金を稼がなければならないし、より良い仕事につくためには技術を身につければならない。
でもこれだけ聞くとなんだか複雑そうに思う人もいるかもしれない。しかし大丈夫だ。基本的にはシムズが「あれがしたい」「これがしたい」とプレイヤーにおねだりしてくるので、その願望を叶えるためにプレイヤーがシムズに指示を与えるだけだ。最悪、迷ったときはシムズに任せておけば問題ない。

と、ここまでの説明でシムズの面白さが伝わったか不安だが、牧場物語でせっせと牧場を大きくし、その牧場がだんだん立派になっていくことに充実感が得られた人や、隣り町の女の子との恋愛にドキドキした人は、このゲームにもきっとハマれると思う。

以上がシムズの概要と魅力だ。しかし、ここでちょっと残念な点を挙げてみる。
まず、キャラクターにやや癖があるところだ。このゲームは海外のゲームなので、登場するキャラクターは外人ぽいアクの強いキャラクターになる。日本人の好きそうなアニメっぽいキャラクターはまず登場しないと考えて良いだろう。ただ、日本人ぽいアジア系のキャラクターは作れるので問題ない。個人的にはアニメっぽいキャラクターは逆に苦手なのでこのくらいがちょうど良いと感じた。が、人を選ぶことは間違いないだろう。

次に、チュートリアルが不親切だ。チュートリアルでは、ゲームの目的も説明されず、ただゲームの操作方法くらいしか教えてくれないので、ゲームの面白さを理解するまでにゲームを投げてしまいそうになった。紙の説明書も詳しく書かれていないので、デモプレイで一通りのことが学べるチュートリアルがあったほうが良かったと思う。

最後の不満点は、街の移動のロードが長いことだ。ただ、誤解を与えない様に説明すると、このゲームのロードは早い方だと思う。それだけに街の移動のロードだけは長いのは残念だ。このゲームではシムズを同時に六人まで面倒を見れるのだが、六人それぞれが別々の街にいると、一人一人切り替えるのに長めのロードが入ってしまう。六人居たら六回ロードが入ることになるのでこれがかなり煩わしい。

と、不満点は若干あるものの、ゲームの肝となる部分は十分面白い。これの代わりになる似た種類のゲームは思いつかないので、独特の魅力を持つゲームだといえる。特に牧場物語系のゲームにハマれた人は買って損はないと思う。