寝具の情報・ニュースまとめブログ

元・寝具店経営者の視点からふとんの使い方・選び方を発信するブログです。

ドライウェル系新商品-西川産業の折り畳める「ドライシート」。

2015年06月22日 | その他の寝具

こんにちは、ふとんや元店長です。
本日は手元の気象計によりますと、
午前十時現在、気温二十五度、湿度六十五%、
今年は非常に梅雨時らしい気候になっております。

このところ毎日、どうにもすっきりしない日が続いています。
こうなりますとおふとんのお手入れも大変ですが、
一方で中々ふとんのお手入れまで労働力が廻らない、
という現実もあると思います。
そういう訳でこの季節はお手入れの煩雑さを多少とはいえ、
軽減してくれる除湿シートがよく動きます。

写真は西川産業の「ドライシート」です。
長年ご愛顧いただいている「ドライウェル」シリーズの新顔です。
その特徴は「折り畳める」事でありまして、
従来のノッポなドライウェルと異なり、
大判のトレイ程度の大きさに収まってくれるのが利点です。

一方で能力的には従来の主力商品であった、
「ニュードライウェル」の半分弱程度の吸水力と、やや劣ります。
以前ラインナップされていた「ドライウェル2」は、
洗える代わりに吸水力が約半分でしたが、
畳める代わりに吸水力が半分弱という訳です(但し価格は据え置き)。(注

ところで「畳める」という利点ですが、勿論欠点も伴います。
畳める様にする為には素材の特性上、商品に山と谷を設けて折り得る様にせねばなりません。
これはやはり段差を生みますので、特に薄めのマットですと、
絶対に寝心地に影響が出ないとは断言できないです。

また価格が据え置きなのに吸水力がガタッと落ちるというのも十分に欠点と思われます。

従って、
 お客様用にお考えである、
 頻繁に引っ越す、
 臨時に使用したい、
 購入時に気楽に持ち帰りたい、
などの場合を除いては、敢えて選択する必要のない商品であろうかと思います。

注:
 筆者は吸水力が低いから商品名を伝統の「ドライウェル」を冠さぬものにした、
 という理解で良かろうと思っていたのですが、実際にはメーカー的にはその様な意図はなく、
 どうやら特に理由もなく「ドライシート」という名前になったという事である様です。



東京西川 おりたためるドライシート センサー付吸湿パッド 消臭 コンパクト
クリエーター情報なし
西川産業

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しっけうさぎ)
2017-06-06 14:57:14
布団の湿気対策に、ドライウェルを検索していて辿り着きました。

ドライウェルとニュードライウェルプラスとドライシート。
東京西川と西川と西川産業。
同じメーカーなのか、姉妹品なのか、全然関係ないのか、本当にややこしいですね。

ネットの評価を参考にしても、手にとって選んで購入するのが一番いいと思います。
しかし、選べる機会も少ないですね。最寄りのイオンでは、大手寝具メーカーの信頼できるような製品は駆逐され、イオンのプライベートブランド製品のみがズラーっと並べられていました。

分かりやすくこちらのブログのように、紹介して頂けると大変参考になります。ありがとうございます。
Unknown (元店長)
2017-06-18 07:40:15
しっけうさぎさん、こんにちは。
コメント有難うございます。

寝具メーカーは入り乱れていてややこしいですね。
近頃は仰る通り複数のメーカーを跨いで商品展開してくれているお店も少なくなりました。残念な事だと思います。本当は色々なメーカーの品を一度に横断して比較選択したいのに、出来ないのが現状です。
各社のプライベートブランドもいいものも沢山あるとは思うのですが…鳥渡買いにくいのも確かと思います。顔が見えないですから。中小のメーカーにもいい商品は一杯あるのですが、販路が細いので出会いにくいです。

今後も折に触れて様々な商品を紹介していきたいと思いますので何卒宜しくお願いいたします。

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