富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

バス停「楠公誕生地前」

2018年10月18日 | 南河内の遺跡・史跡

 

 ある日の晩、近鉄 富田林駅に止まっていた金剛バス。

 

 「楠公誕生地」? 

 

 こんな行先、あったっけ?

 

 時刻表にも書かれています。

 

 調べてみると、今年9月に新設されたとか...

 

 駅前の「楠氏遺跡里程標」

 

 南河内郡千早赤阪村水分 くすのきホール、千早赤阪村郷土資料館に新設された「楠公誕生地前」のバス停

 

 1日に数本のバスが出ます。

資料館や図書室、くすのきホールでのイベント利用に便利。

道の駅や「奉建塔の水仙」の丘にも近いです。

 

 すぐ横に「楠公誕生地」の碑

明治八年(1875)、大阪会議の前に、この地を訪れた内務卿 大久保利通により、史跡の保護と顕彰を勧められ、 時の第二代堺県令 税所篤(さいしょ あつし)により 「楠公誕生地」の碑が建てられたとのこと。
碑の文字は、幕末の三剣豪の一人、桃井春蔵が書いたと伝えられます。

 


この地は楠木正成公 誕生の地としての伝承が残っており、「くすのきホール」建設の際の発掘調査によって、二重の堀に囲まれた建物跡や14世紀ごろの遺物も出ています。

 

 新しくできた説明板

 

大阪で最初に登録された道の駅です。 コンパクトでかわいいことから、「日本一かわいい道の駅」と呼ばれています。今年春にリニューアルし、おしゃれなお土産や地場産新鮮野菜も増えました。2階は「村カフェ」に変身し、ゆっくりくつろげます。

 

 バス停より、北へ120m、「楠公産湯井」があります。

今も崖の法面より水が湧いているようです。

 

 唯一、楠公さんの生誕地、千早赤阪村にある騎馬武者姿の「楠木正成像」

騎乗した銅像は、私の知る限り、皇居外苑、湊川神社、観心寺、高鴨神社(御所市)、神明社(名古屋市東区)にありますが、忘れてならないのは、ここ地元の楠公さん

 

 旧千早小学校 千早赤阪村東阪(あずまざか)にある「楠木正成像」

     

 

    

上段左より、皇居外苑、湊川神社、観心寺、高鴨神社(御所市)、神明社(名古屋市東区)

画面をクリックすると拡大します。

 

 残念ながら千早小学校は107年の歴史をもって、3594人の生徒を送り出し、10年前に閉校となりました。

 「 千古に薫る菊水の 楠氏の城の名に負いて 我等の誇る千早校 」

*「楠木正成像」は校舎敷地の外から見ることができます。

旧千早小学校「楠木正成像」については、「楠公さんを学ぶ会」 吉田 榮男氏に大変お世話になりました。

ありがとうございました。

写真撮影:2018年10月10日、12日

2018年10月18日 HN:アブラコウモリH  

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 須賀地区のだんじりパレード | トップ | 喜志のみやなど(富田林市)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

南河内の遺跡・史跡」カテゴリの最新記事