台湾紀行は、まだまだ続くのだが、「土屋さんのブログは食べ物のことばかりだ」というご意見もいただいたので、ちょっと休憩。
「今年は戦後60周年の節目の年だ」という大々的なキャンペーンが終戦記念日以降、ぱたりとやんでしまった。
びっくりだ。
このブログでも紹介した通り、私も自分なりにこの節目の年にふさわしいけじめとして関連書籍を読むことを宣言した。
とても終戦記念日に予定されたものを完読していないのでとりあえず、お盆休みの途中経過です。
「武士道」解題 李登輝
「新・ゴーマニズム宣言special台湾論」小林よしのり
「李登輝学校の教え」李登輝
「台湾の主張」李登輝・・・読書中断中
「野火」大岡昇平
「亡国のイージス」福井晴敏
結構がんばった。
特に「野火」は大岡氏の経歴から氏のポートレイトと重なって悲惨な戦場の事実があたかも目の前で起きているような錯覚に捕われて一気に読み切った。正常と異常、平和と混乱、国家と個人などの距離感が戦場ではどう見えるのか。戦時下の状況を知る上でこの書籍は私に安易に「平和」などと口にさせない重い邂逅であった。
「亡国のイージス」は巻末の解説で切通理作氏が挙げている通り、私もかわぐちかいじ氏の「沈黙の戦艦」を思い起こしながらこの本を読んだ。産經新聞が積極的に映画を宣伝しているとおり、この戦後60周年たった日本の軍備を再考するきっかけになる書籍だ。
上下巻をあわせて文庫本で1100ページもあるが、これから読む人は注意されたし。
下巻はたっぷり時間がある時に読むべし。
あまりに矢継ぎ早に戦いが展開されてゆくので「ここで止めよう」ということができない。
私もついあさ5時までかけて一気に読了してしまった。
おっさんには体力的にも思想的にも危険だ。
「今年は戦後60周年の節目の年だ」という大々的なキャンペーンが終戦記念日以降、ぱたりとやんでしまった。
びっくりだ。
このブログでも紹介した通り、私も自分なりにこの節目の年にふさわしいけじめとして関連書籍を読むことを宣言した。
とても終戦記念日に予定されたものを完読していないのでとりあえず、お盆休みの途中経過です。
「武士道」解題 李登輝
「新・ゴーマニズム宣言special台湾論」小林よしのり
「李登輝学校の教え」李登輝
「台湾の主張」李登輝・・・読書中断中
「野火」大岡昇平
「亡国のイージス」福井晴敏
結構がんばった。
特に「野火」は大岡氏の経歴から氏のポートレイトと重なって悲惨な戦場の事実があたかも目の前で起きているような錯覚に捕われて一気に読み切った。正常と異常、平和と混乱、国家と個人などの距離感が戦場ではどう見えるのか。戦時下の状況を知る上でこの書籍は私に安易に「平和」などと口にさせない重い邂逅であった。
「亡国のイージス」は巻末の解説で切通理作氏が挙げている通り、私もかわぐちかいじ氏の「沈黙の戦艦」を思い起こしながらこの本を読んだ。産經新聞が積極的に映画を宣伝しているとおり、この戦後60周年たった日本の軍備を再考するきっかけになる書籍だ。
上下巻をあわせて文庫本で1100ページもあるが、これから読む人は注意されたし。
下巻はたっぷり時間がある時に読むべし。
あまりに矢継ぎ早に戦いが展開されてゆくので「ここで止めよう」ということができない。
私もついあさ5時までかけて一気に読了してしまった。
おっさんには体力的にも思想的にも危険だ。