土屋龍一郎のブログ

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Another Bourne Identity

2006-01-08 02:27:15 | Weblog
 昨年はビデオ三昧の一年で、自宅でテレビを見ない代わりにずいぶんといろんなDVDやらVIDEOを借りてきて自宅で楽しんだ。
 その中でも傑作だったのはMatt Daemon出演の「The Bourne Identity」で、続きの「The Bourne Spremacy」も含めて大変ファンになった。DVDのコンテンツである撮影秘話なんかもばっちり見て格闘シーンのまねなんぞしたくらいだ。
 新しいタイプの007的スパイ映画だ。

 この映画が実はリメイクであって、ずいぶん前に別の主人公で映画化されたVIDEOが中古CD屋さんで売っているのを発見してしまった。結構高かったので買わなかったが、こりゃあ見ておかなくちゃいけないと思ってレンタル品を方々探しまわった。
 ところが昨年あんなに贔屓にしたレンタルビデオ屋さんには在庫が無く、しかも検索しても「そのような作品は無い」との答。!?
 12月にもっと大きなチェーンのレンタルビデオ屋さんに乗り換えて探したら、やはりありました。Richard Chamberlainが渋い顔して銃をこちらに向けているパッケージだ。日本語の解説を見たら同じあらすじだった。その時はなぜか「魔が差して」借りずにかえったのがまずかったのだと思う。
 昨日改めて借りに行ったらどう探しても見つからない。大変在庫整理がゆきとどいていて洋画でもカテゴリーごとに「あ」から「ん」まで並んでいる。それなのに見つからない。ボーンアイデンティティーの「ほ」を探していてもいつの間にか「ま」になっている。スパイものコーナーの辺には無く、ミステリーにも無く、アクションにも無く、ひょっとしたら韓国人が絡んでいるのかと思って韓国コーナーに行っても、香港コーナーにも見当たらぬ。1時間後にくたびれて、店員に聞いたところ、「ここにあるだけなんです」という、紋切り型の中では最低の答え。別の店員がパソコンで検索したら「そういった作品はありません」!?
 だって一ヶ月前にここにあったんだぜ!
 まさか、このストーリーのように何かの策略か、秘密組織の陰謀で、俺の楽しみを邪魔しているのか?
 「チェーンと言っても市内の各店舗は別の経営母体になっていまして、さらに上のレンタルビデオ屋から借りているんです。人気のないものや古いものは返しちゃうんです。」それは知らなかった。したがってその作品は存在を確認することもできず、店員の記憶にもパソコンの在庫にも残らない形で消滅したようであった。

 あまりに悔しいのでインターネットで検索したら3秒で出てきた。
 「The Bourne Identity」は1988年にテレビ映画化された作品だった。
 これ、どうしても見たい。