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55歳の第1歩 地図の日

2021-04-18 17:10:43 | ◇ トピックス          

伊能忠敬が日本国土の測量をするために1800年4月19日北海道に向けて江戸を出発しました。
この第一歩を記念して、4月19日は地図の日と制定されました。


⇒深川あちこち


伊能忠敬は延享2年1月11日(1745年2月11日)生れですから、この偉業を始めたのが55歳です。
しかも測量の基本は歩測。
歩幅を固定して(69cmともいわれていますが)歩数を掛け合わせるのですから、気の遠くなる作業です。
家業を成功させ、50歳で隠居し江戸に出向き、年下の天文学者・高橋至時のもと天文・暦学を勉強を始め、それからの地図作りですから、内に秘めた情熱は大変なものです。
大きな責任感もあったのでしょう、

『江戸時代、伊能忠敬(いのうただたか)と弟子たちが全国を歩いてつくった「大日本沿海輿地(よち)全図」』


⇒朝日新聞

現在の日本地図と比べてみると、北海道から東北にかけて東にずれています。
経度の測定が難しく、細かな所でずれが見られますが全体で見ればほぼ正確に測量されています。
驚きです。


⇒伊能図中図におけるずれに関する考察 - J-Stage

物事を始めるのに、遅いということはないんですね。
ただし、情熱込みの話です。
そして、最後までやり遂げる意志と責任感・・・厳しい話です。


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