出雲国神社めぐり

島根県東部の神社探訪記!
犬もあるけば、神社にあたる!!

志多備神社

2012年08月18日 | 松江市(旧八雲村)

風土記:志多備社
延喜式:―
雲陽誌:王子権現
様  式:大社造
御祭神:伊弉諾尊・伊弉冊尊
配祀神:天照大神・月夜見命・保食尊・天能利刀神

  

旧八雲村西岩坂地区のほぼ中央、桑並川東岸の杜に鎮座。青田の頃に参拝し、鳥居が水面に映えてとても美しい風景をなしていた。参道の脇と南側に同社の象徴ともいえるスタジイの巨木が腕を広げている。その笠の下に新しい拝殿、さっぱりとして美しい大社造の本殿を見ることができまる。この他にも本殿南側には小さいながらも女千木を掲げた小社がならび、北側にも三宇の小祠が建っていた。

  

同社の由緒については、近隣諸社と同じく兵災によって古記録を逸したとのことで詳らかではない。『旧八雲村誌』等によれば、もとは集落中央山腹にあり、応永年間の棟札に志多美権現社、慶長より桑次王子権現社となって長らく祀られていたのとこと。明治の明細帳には地区の名をあらわして桑並神社と記され、明治三十五年に風土記に由来する志多備神社に変更、現在に至っております。主祭神は伊弉諾尊・伊弉冊尊の両神、天照大神・天能利刀神を配祀する他、境内南側の聖神社には速玉男命を祀り、熊野信仰の形態をなす。その他の配祀される月夜見命・保食尊については養蚕の守護神として祀られ、地名桑並からも養蚕業の盛んであったであろうことか容易に想起させる。

〈境内社〉
   
同社の境内社について、『神国島根』に依れば、聖神社に速玉之男命、大元神社に事解之男神、稲荷神社に宇迦之魂命、また杉森神社に瓊々杵尊命の四柱となっている。村誌に添付の明治12年配置図によれば、本殿南奥に聖神社であり、北側に大元神社となっているが、現状と若干の齟齬があり、配置の変更または別の社とも考えられる。

〈所在地〉
島根県 松江市 八雲町 西岩坂 桑並

参拝日:平成24年 4月28日

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