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石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

石鎚山系のベニボタル科について調査中

2009-12-03 17:32:06 | 調査研究

ベニボタルとは、名前の通りホタルのような外観をした甲虫の仲間です。
系統的にもホタル科に近縁で、姿のよく似たジョウカイボン科やホタルモドキ科などといっしょにホタル上科としてまとめられています。

ベニボタル科は日本に100種以上が生息し、現在も小型のグループで新種が発見されています。
これまでの野外・標本調査により、ここ石鎚山系には30種ほどが生息していることが分かっています。

翅が軟弱で標本の形が決まりにくい(かっこよくない)、種類の見分け方がよく分からない、などの理由で、昆虫愛好家でも集めている人はほとんどいません。
そのため、石鎚だけでなく愛媛県全体でもどこに何種いるのかはほとんど分かっていません。

写真は今回の調査で石鎚山から発見されたキタベニボタル。
四国初記録と思われます。

Kitabeni


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