昨日8日、当館第49回特別展の開催記念講座として
「両生類の話とカジカガエルの棲む原生林体験」を開催しました。
22名の参加者のみなさま、一日お疲れ様でした。
とくにけがもなく、無事終了でき、事務局は安心しているところです。
講師には、カエル類研究のスペシャリスト、昆虫なども詳しい
K先生をお迎えしました。
10:30から、はじめの会、講師紹介、講座を開始しました。
「ツチガエルがくさ~いのは餌(アリ)に関係している」
「ヤマカガシの毒は捕食しているヒキガエルの毒に由来する」
「ガマの油は有名な薬にも使用されていた」
「世界最大のカエルはアフリカのゴライアスガエル!・・・・・足を伸ばすと80㎝ほどになる!」
カエルの体の特徴や形態などをわかりやすく解説していただきました。
スライドがコンパクトにまとまっていてみやすかったです。参加者からはいろんな質問が積極的にでました。
「サンショウウオ展」の展示ワンポイント解説をはさみ、午後からは
史跡名勝天然記念物・面河渓谷は支流・鉄砲石川へと移動しました。
昼間であったこともあり、アブの発生も思ったより少なかったです。
国民宿舎面河第2駐車場に集合、自然観察会がはじまりました。
ルートは、櫃の底、キャンプ場、お月岩、兜岩、鎧岩、布引の滝まで進みました。
河原にも降りて水生生物の観察。
カジカガエル(幼生)、アカハライモリ(幼生、成体)、タゴガエル(幼体、亜成体)、ニホントカゲ、シーボルトミミズ、ザトウムシなどを観察しました。
河原のよどみでは、上流から大雨で流されてきたと思われる「シコクハコネサンショウウオ」の幼生も2匹発見しました。
あっという間に、15時が過ぎ、講座終了。
カジカガエルの成体こそ発見できませんでしたが、有意義な1日になったのではないでしょうか。
K先生、参加者のみなさま、お疲れさまでした。