崇教真光ゆるツッコミ

カルト的宗教団体・真光の教義や御守護談にチクッとつっこみます。気まぐれ不定期更新。

ミソギハラヒの危険

2014-04-25 13:24:14 | 体験談
 ブラジル人女性組み手さんの体験談から抜粋。

 あれは私の入信後二ヶ月経った頃の事です。その時私は妊娠五ヶ月でした。腹部の異常な激痛と出血、それでもこれが研修で聞いた清浄化なのかと、不安などは感じませんでした。
 しかし痛みはさらに激しくなり、ついにあまりの苦しみに「主の神様!」と叫んでしまいました。その瞬間、赤ちゃんはおりてしまったのです。
 なんともいたたまれぬ複雑な想いに打ちひしがれている私に、リスボンのご婦人より電話が入り「スイスから二人の組み手さんが貴女を訪ねたいと言って来ている」という知らせでした。
 我が家へ来られたその方々に流産のことを話しますと「すべてみ光の下に起こった事であり、あなたの将来にとっても赤ちゃんにとっても、そうなさる方が良いと神様がご判断なさった事なのですよ」とお導き下さったのです。そして、祖霊祀りの大切さなど色々説いて聞かせて下さいました。私はどれほど励まされたか知れません。
 ミソギはミソギ、救いは救い、間髪を入れぬこうした神様のみ仕組みのなんと細やかなことでしょう。年若く経験浅い私には百万の味方を得た有り難さでありました。
  (真光292号、感謝御礼言上より)


 真光では出血や痛みなど各症状を霊削ぎ開陽霊(ミソギハラヒ)の理、または清浄化の理と呼び、神様が悪いものを体外へ排出してくださっているのだから止めてはいけないと教わります。
 この方はそれを信じてしまったのでしょう。恐ろしいことに直ぐに病院に行かなかった後悔もなく、流産は自分の罪穢を贖うミソギだったとして受け入れてしまっています。主の神様は赤ちゃんの命も母親のミソギの為に利用するのですね。ス神に言い分があるとしたら「その赤子にも罪穢があったのだ」とでも言い訳しそうです。
 ミソギハラヒの教えは病院へ行く気を殺いでしまう恐ろしい教えです。もちろんその結果何が起きても教団は絶対に責任を取りません。良いことがあれば“神様のおかげ”、悪いことがあれば“あなたの罪穢のせい”または“有り難いミソギハラヒ”という事になります。そしてどんな結果になっても教団には感謝のご奉納という形でお金が入る仕組みになっています。
 ミソギはミソギ、救いは救い……という事は、救いなんてあるかどうか判らないという事です。あるかどうか判らないものに組み手は振り回されているのです。

 昔、知り合いの組み手の娘さんが麻疹に掛かって鼻血が止まらなくなったことがありました。高熱に苦しみながらバケツを抱えて、その中に血を垂らしている娘さんの横で母親は「神様がきれいにして下さっている。有り難い事なのよ。自然に止まるまで出してしまいなさい」と言っていました。娘さんも組み手なので激しく咳き込みながらも頑張っていましたが、私はバケツの中を見てゾッとしました。かなりの出血で、バケツが少し動くたびに血が波打っていました。座っているのも辛いのか、時々体が横に倒れこみそうになるのを母親が支えていました。鼻血といえど、あの出血量はヤバかったのではないかと思います。
 私や他の組み手さんが、病院へ行った方が良いのでは、と母親に言いましたが、薬毒の教えなど受けているため抵抗があるのか渋い顔で考え込むばかりでした。結局翌日、娘さんの病状が悪化したため入院することになりました。
 その子は二週間ほどで退院し、また道場へ来るようになりました。しかし、すっかり大人になってから彼女は母親と対立し、真光をやめたいと言い出しました。ポツリポツリと聞いた彼女の話から察するに、病気の時に信じていたのは神様ではなく母親だったようです。母親のために苦しみに耐えていたようでした。親が組み手であるためか、やめるにやめられず悩んでいたようでした。今では彼女は完全に幽霊会員です。しかし母親が娘の分まで霊線保持御礼を納め続けているため、可哀想に彼女の望む通りの退会はできていない状態です。
 さて、彼女の出血が本当に危険なものだったかどうかは判りませんが、病院には早く行くべきだったと思います。そうすれば回復も早かったかもしれませんし、母娘関係にもヒビが入らなかったかもしれません。あのブラジル人女性も要らぬ痛みに耐えずともよかったかもしれません。
 逆法だからといって病院や薬を無闇やたらと避けるのはやめてください。それは時に周囲に迷惑を掛けます。まず病院で治療を受けてください。神様におすがりするのはその後でいいのです。

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1 コメント

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Unknown (名古屋港区)
2020-03-03 20:00:41
真光→忘れもしない、、歌がへたなのに、歌わされた。。。「歌えないんですか?」と言葉は凄く丁寧だけれど、「歌え!」と命令。。。
言葉が異常に丁寧な人には気を付けて

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