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ミサイル発射/北朝鮮

2009-02-09 22:05:01 | つぶやき
▲軍事境界線付近の鉄柵と哨舎。哨舎では兵士が、北からの侵入を昼夜監視している。

  
▲北朝鮮が韓国への奇襲攻撃を目的に掘削した第3トンネルの内部。重砲と重装備を兼ねた3万の兵士が1時間以内にソウルに達する仕組。このようなトンネルが軍事境界線の地下には無数あると云われている。

 北朝鮮が金正日総書記誕生日の16日前後に、黄海(朝鮮半島東側の海)のNLL(韓国と北朝鮮の海上境界線(西海軍事境界線))に向けて短距離ミサイルを撃ち込むのではないか、との報道がされている。
 先月末北朝鮮は、「戦争直前の状況になった」と声明し、「政治的・軍事的合意の無効化」と「NLLの無効化」を宣言した。対岸の火事と云っていられない、物騒な事態となったものだ。

 1953年の朝鮮戦争停戦協定で地上の軍事境界線は確定したが、海上の境界線については南北主張に大きな隔たりがあり合意に至っておらず、西海の南北境界線付近はいまだに戦争の火種が残っている。
 大きく南に入った北が主張する海上境界線へミサイルが発射され、もし、韓国の艦隊などに命中でもしたら大変な事態になる。

 韓国の民間団体が、金総書記誕生日の16日前後に数回北へ向けて、巨大風船で北朝鮮の紙幣(5,000W)を付けてビラを飛ばす計画を明らかにしている。
 北では5,000W(日本円で約333円)で約2キロの米が買えるという。生活苦に喘ぐ北の住民の生活を支援し、ビラで金総書記の実態を暴露する計画だ。

 この行為に対して、北朝鮮は「韓国が北朝鮮に向けてビラを飛ばすことと、北朝鮮が韓国にミサイルを撃ち込むことは同じ。」という論理を主張しているとのこと。
 「愛する北側の同胞たちへ」のビラが、北の住民を目覚めさせることになれば、現体制の崩壊につながる。

 北朝鮮の近隣への挑発行為は色々な手法で行われており、それらは非常に幼稚な発想のように思えるが、実は高度な政治的判断で国家として行われているところに脅威を感じる。

 テポドン2号改良型の発射準備も進んでいるとの報道もある。また、中国は急激に国防費を伸ばしている。ロシア国境付近での日本漁船のだ捕事件、開放はされたが日本側の言い分は通らない。日本固有の領土が周辺国から侵略・占拠されても何もできない。

 こんな状況でも、日本は平和な国だと“平和ボケ”している。本日の衆院予算委集中審議中継でも、麻生首相の郵政発言の言葉尻を捉えて、うんざりする様な遣り取りが行われていた。そんなことより、今日の経済不況の克服と併せ、日本を取り巻く軍事的脅威を明らかにして、それらの脅威から日本を守るための真剣な論議をしてもらいたいものだ。

▼北に住む親族へのメッセージ。臨津閣近くの「自由の橋」を北へ渡ると、鉄柵にたくさん吊るされている。
 

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