シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

聖大木曜日

2006-04-20 21:28:31 | 正教会及び宗教全般
聖大木曜日の意味は、聖体礼儀で何度も繰り返される非常に美しい祈祷文に要約されている。
そこでは聖体機密、イウダの裏切り、善なる盗賊の痛悔が結びつけられている。

神の子よ、今、我を汝が機密の宴に与かる者として容れ給え
蓋、我、汝の仇に機密を告げざらん
又、汝にイウダの如き接吻をなさざらん
乃ち、盗賊の如く、汝を承け認めて言う、
「主よ、汝の国に於いて我を記憶せよ」

聖大金曜日の早課では、最後の晩餐でのハリストス説教から、その葬りの場面までの福音書記事が、十二に区分して読まれる。

以上「大斎の意味」より。
十二の福音が誦まれる時、鐘を鳴らすのだけど、第一で一回、第二で二回、という具合に鐘の音が増えて、今何番目が誦まれているか外にいてもわかるようになっている。
聖体礼儀の聖変化の時もそうだけど、鐘は祈祷のはじめとおわりを知らせるだけではなくて、ツボな時にも鳴らすというわけ。
で、この十二福音、第一の箇所が一番長くて何ページもあるのに、後になると1ページもなかったりする。鐘の回数は増えていくので、悠長に撞いてるととっくのとーに誦み終わってたりする。だからっつってあんまし早く撞いても、半鐘じゃないんだから(プって感じになっちゃうんで、受難な雰囲気にふさわしくかつ間隔短めという、なかなか難しい打鐘になる。
今年の鐘は長さぴったりだったなー。スゴス

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