大阪のスノーボード・スケートボード通販ショップ"iS OLLiES"のNews blog

大阪スケボー,スノボー,キャップ,DORCUS,BRIXTON,DVS,AREth,adidas,EVISEN,TBPR

子供がスケボーをやりたいと言いだした時に見る10のチェック項目!#6

2016年06月16日 11時51分22秒 | Skateboard関連


先日は関西出身のガールズスケーターで当ショップにも良く来てくれた中村貴咲(キサ、akaきーやん)が横の乗り系のオリンピック的な競技のパイオニア的存在とも言えるX-Gameにて見事優勝し、金メダルを手にしたところで僕らの仲間内でも嬉しくて大にぎわいになっています。そんなスケートボード女子にも人気で2020年の東京オリンピックの追加種目候補に選ばれているスケートボードと言うこともあってか「娘もスケボーしたがって・・」や、「妹もスケートボードを・・」等のご相談を持ちかけるお客さんが日々ご来店いただきまして続々とキッズスケーターが誕生していっているところですが

そもそもスケートボードとは、娘にさせようかと思ってるスケボーとはどんなものなんだろう?

そんな疑問を持たれている方も居られる事と思います。

今回は、そんなお父さん、お母さんや未経験の家族の方へ知識豊富なプロショップであるiS OLLiESからアドバイスできる事を1から10まで余談を交えてご紹介したいと思います。

第6回目は「今日からやり始める初心者がする最初の技(トリック)基本技~初級編 特集」に迫り、ゼロから出来る初級トリックなど写真を交えて解説していきます。

第6回「今日からやり始める初心者がする最初の技(トリック)基本技~初級編 特集」




まず手始めにコンプリートデッキを購入したら、天気の良い日に屋外に出して乗ってみましょう。
もちろん、デッキは基本的に木材で出来ているので雨の日や、路面が濡れている場合は向いていないので、そんな時は屋根のある場所や屋内スケートパークに出向いてみるのも良いかもしれません。

デッキを屋外に置いて、まず最初は自分がどっちの足を前にするのかを考えましょう。
もちろん、どちらを前足にするのかに対して、決まりはないのですが主に右利き、左利きなんかで考えたりします。
場合に寄っては上半身は右利きだけど、下半身は左利きの方も居てたりしますので次の点で考えます。

基本的に右利きであれば、「左足が前」(これをレギュラースタンスと言います)
また左利きであっても、ボールを蹴る時、左足を軸に右足で蹴る場合も「左足が前」(レギュラースタンス)と考えて良いかと思います。

逆に左利き、ボールは左足で蹴ると言う方は主に「右足が前」(これをグーフィースタンスと言います)となります。
もちろん、あえて逆足を前足としても間違いではないです。はじめは癖が付いていないので、自分のフィーリングで「こっちかな」と思う方を前足と決めてもいいでしょう。
スケボー全般において、そこに決まりは無いです。「自由」に楽しいと思える方に進んで行けば自然と自分のスタイルとなり、オリジナルの道が開かれることでしょう。

ご自身がレギュラーかグーフィーかが解れば(決まれば)、前足となる方から板(デッキ)に足を乗せます。



写真はレギュラースタンスです。グーフィーの方は鏡の要領で反対向きに考えてやってみて下さい。

1)まず、デッキを自分の前に横向きに置き、前足となる側の方がノーズ、後ろ足側がテールとなる様確認をします。

2)ノーズ側のビスが4本留まっている辺り、特にノーズ側のビスを2本ほど足の外側に見える状態で前足をゆっくり乗せてみます。

3)次にテール側のビスの上に後ろ足を乗せます。これで事実上スケボーに乗った事になります。
  不安に感じられる場合でも動かなければ転ける事はほぼありませんので、慌てずに手もブラブラさせずにじっとします。

4)安定したら後ろ足をほんの少しテール側に寄せて足位置を変えます。
  前足がきっちり、ノーズ側のビスの上に乗せている状態であれば、後ろ足を浮かせても転ける要素はないので、自由に後ろの足位置を変える事が出来ます。

ポイント)デッキのビスとビスの間に足を置けば、その範囲ないで自由に足位置を変えれます。ビスよりノーズ側、またはテール側に足をずらせる場合は
ずりずりと、足を少しづつずらせて足位置の微調整も出来ます。まずは、動かずにこうやってデッキに乗ってみましょう。基本は「前足から乗せる事」。「最初はビスとビスの間に乗る事」。写真上の4番が基本的なスタンスの一例です。



次に乗った状態でスケボーの乗り心地を確認しましょう。

1)つま先側に体重をかけ、スケボーがつま先側に傾くのを身体で感じ取りましょう。

2)今度は逆にかかと側に体重をかけ、同じくデッキの傾きを感じ取ります。

ポイント)この1~2の行為を連続して「つま先」~「かかと」~「つま先」・・・と体重移動させます。意外とこれだけでもバランスを取るのが難しく感じるかも知れませんが、この動きを繰り返す事で、デッキの反応を身体で覚える事が出来ますので、定期的に、この動きを癖付ける事でスケボーと身体の一体感が増します。地味な作業ですがデッキの感触を覚えるのに重要な動きなので、休憩がてらやってみて下さい。



さて、何かせっかくなので技を覚えたいと思うものですが、乗って滑るだけでも結構難しいものです。
取り急ぎ、簡単なところでデッキをはじいて手に取ってみる技をやってみましょう。
*くだらないかも知れませんがデッキの動きを体感できたり、意外と最初は難しく感じるかもしれない技です

1)テール側に軽く後ろ足を乗せます。

2)受け取る手を後ろ足と同じ側の手で準備しながら、テールを踏み込みます。

3)あがって来たノーズを受け取ります。

4)テールを踏んだ状態からノーズをキャッチできたらデッキから体重を降ろします。

完全に手で持てたら、この技の完成です。
技!?と言うほどの物ではないかもしれませんが、デッキのはじき具合のフィーリングや、あがって来るデッキの勢いを確認できたりと、ほんの僅かな事ですが得られるものは多いです。そして、安定して出来る様になると、パッとデッキを持ちたい時に重宝しますよ。



ポイント)コツは後ろ足でデッキをはじき切ると言うよりは、踏み込んでデッキに後ろ足がきっちり踏み込んだ状態をキープさせるとデッキが暴れなくて安定したキャッチに繋がります。



続いて、移動の基本、「プッシュ」に挑戦してみます。

1)デッキに乗った状態から後ろ足をお腹側に降ろします。前足は進行方向につま先を向けます。

2)前足に体重を残したまま、後ろ足で少し地面を蹴り、動きを与えます。

3)直に後ろ足をテール側のビスの上(トラックの上)に乗せます。
  *この時テール側に乗りすぎていなければ前足の移動が容易に行えます。

4)進行方向につま先を向けていた前足を基本スタンスの足位置にずらせます。

5)最後に後ろ足をテール側にずらせ、デッキをコントロールしやすくします。

1)~5)の動きを繰り返す事でプッシュの完成です。
コツは、前足にしっかりと体重を乗せておく事です。最初はどうしても不安になり、後ろ足(地面に降りた足)に体重が片寄ってしまい、デッキのコントロールを失った状態に陥りやすいです。コントロールを失うと、デッキが勝手に転がる方向にしかプッシュできません。これでは、上半身は置いてけぼりでデッキだけが転がる方向に進んでいってしまう状態になります。前足に体重がしっかりかかっていれば、後ろ足で地面を蹴りながら、進む方向をコントロールできる様になります。
後ろ足をデッキに乗せる位置も、ビスの真上を意識する事で、前足の足位置の調整が大幅にやりやすくなります。

プッシュに慣れて来たら、滑っても良い場所で目標(前方の電灯とか、目印になる物)を決めて、それに向かってプッシュしたり、プッシュした後につま先側やかかと側に体重をかける事で左右に曲がれたりする事を確認しましょう。何度も何度もトライする事で安定したプッシュが可能になります。自由にプッシュできる様になったら最高ですね。

次にチックタックと言う技がありますが、写真での説明はありませんが、詳しく文章で解説してみます。
冒頭に記した、止まった状態から「基本的なスタンス」でデッキに乗り、そのままほんの少し後ろ足を踏み込み、ノーズ側を地面から離す動きをして直に降ろしてみます。
この時に後ろ足に体重をかけすぎると、後ろ側にバランスを崩してしまって転倒してしまいます。
後ろに踏み込むと同時に、前はすぐに降ろす!とにかく、「前はすぐに降ろす!」
これを意識していると、まず転ぶ事はほぼ無いです。「前が上がったら、すぐさま地面に下ろすので基本転けない」です。
このテールを踏み込んでは下ろすことが安定して素早くできる様になってきたら、上半身を左右に振って、デッキもテールを軸におなか側、背中側へとノーズを振る様にします。
この作業をひたすら素早行うことで、気の長い話ですが、いつの日か必ず前に進む日がきます。

もちろん、コツはあるのですが、意外と身体で発見して覚えた方が身に染み付きます。
しいて言うのであれば、身体を振って遠心力を付け、ノーズを振ってノーズ側が地面に付く時にしっかりと、その遠心力をウィール(タイヤ部分)に伝える事です。
身体を振って、前足にその勢いを乗せるって感じ。しっかり体重も。

スケボーの練習をしていて「いつの日か」と記すと「いつ??」となりますが、スケボーのほとんどの技が気の遠くなほどの練習が必要です。その代わり「達成感とできた時の感動」はなんとも言えない最高の宝物です。正直やめられなくなるんです。



そこで、一般に基本トリックと言われる「オーリー(OLLIE)」を解説します。
オーリーとは、ジャンプ(飛び上がる)技です

1)まず、基本スタンスでデッキに立ち、後ろ足をテールの端っこデッキの中央部に、足のつま先部分を置きます。

2)膝を曲げ、ジャンプする為のタメを作ります。(足位置のせいで、多少ふらつくと思いますが回数で乗り越えて下さい)

3)一気にテールを地面に弾き、真上に飛び上がります。(頭を何かでつり上げられているイメージで)

4)写真では「3」〜「6」まではゆっくりに感じますが一瞬で「6」の体制になる様に前足を折り曲げます。(一瞬で)

5)デッキに前足の甲が擦り上がる事でデッキも持ち上げられて飛べますが、足は無理に磨り上げを意識せず、シンプルに折りたたむ様に。

6)この体制のまま真上にジャンプをキープし、ジャンプの最高点まで頑張ります。(空中でこの体制で絶える感じ)

7)最高点から前足を進行方向に蹴り出すと、テールもノーズの高さに合わせて浮き上がります。ので、このまま着地へ。

コツは、最初は7の項目を省きます。何度も何度も、弾き、ジャンプして擦り上げたら、無理に蹴り出さずただただ、着地に専念するだけです。
高さも意識しなくて良いです。「シンプルにデッキを地面に弾き、そのまま着地」これを繰り返します。
高さを出さずにテールを地面に弾いて、着地するだけでも最初はバランスを崩します。

なので、このシンプルな

「シンプルにデッキを地面に弾き、そのまま着地」

の動きを永遠と、心に余裕のある内はひたすら練習します。やがて、何日も練習する内に、弾いて、着地でバランスを崩さなくなると思います。
そこまできたら、「7」の様に少し前足を蹴り出す意識をしてみて下さい。大げさにではなく、ほんの少しで十分です。

そこまで出来れば、いくらか高さは出ているはずです。

最初は止まって練習し、慣れて来たら僅かで良いので動きながら練習します。

動きを付け出したら、なるべく、動いて弾く練習をしましょう。止まったまま練習すると変な癖がついたりしますので。

また、基本技としてよく取り上げられる「オーリー(Ollie)」ですが、やらないってのもどうかとは思いますが、この技に執着しなくても上に上げたショウビットや、例えばターンなど、オーリー以外の技も豊富にありますので、いろいろな技に興味を持ってトライしてみると楽しく長く出来ると思います。

理由の1つに、オーリーには完成となる達成感は何か物を飛んだ時、そして、その次に高さを求めて行くので、いつまでもいつまでも永遠のテーマでもあります。そして、更には数日やらないでいるとずいぶんとスキルが劣化します。なので、滑る時には必ず1度はオーリーを取り込む必要がある、正に基本となる技ですが、


このオーリーと言う技は正に「ストイック」な感じで、やってもやってもなかなか結果が見えない「練習あるのみ!」的な技なんです。
オーリーに執着しすぎると、他にも豊富にある沢山の楽しい技や感覚を知らずして、時折、そのストイック感にやられてしまう事もあるかもしれません。

スケボーのコツは、「オーリーは毎回やるけど、気分転換のトリックも練習しよう」と言えるのかも知れません。

と言う事で、ショウヴィットを最後に解説して終わりたいと思います。



1)スタンスは写真の様に、少しオーリースタンスより、前足は斜めにしかかと側に寄せ、後ろ足はつま先のくびれた部分位に親指を引っ掛けれる様な位置にします。

2)前足に体重がかかった状態から、一気に後ろ足でデッキを回す様に蹴り、そのタイミングと合わせて軽く自分も飛びます。

3)体重が抜けるタイミングと後ろ足が板を回す様に蹴るタイミングが奇麗に合えば、軽くデッキが浮き上がってスパッと回ります。回って来た板を前足でキャッチします。(キャッチとはデッキをとらえること)

4)「3」とほぼ同時にきっちり着地。これで完成です。



回すギリギリまで、前足体重70%くらいで一気に後ろ足の蹴り回す方に力を振ります。するとデッキが軽くなって、前足で押さえていた辺りを軸にスパッと回転します。この「スパッ」とした感じが得られたら、成功は近いです。おおよそですが、個人差もありますが1回に2時間程度の練習で1週間以内には出来る様になるのではないでしょうか。これも回す感覚は止まってでも良いですが、少し慣れて来たらなるべく動いてトライする事をオススメします。

ほとんどのトリックは動いて行います。
なので、慣れて来たら、ゆっくりでも良いのでなるべく「動いて練習」を目指しましょう。


次回は「スケボーのパーツやハードギアの役目とメンテナンス」です!
お楽しみに!!


関連記事
第1回「スケートボードの経験から言える、スケボーの醍醐味と価値とは」
第2回「スケートボードの始め方」
第3回「スケートボードのしくみ」
第4回「スケートボードの滑れるところ(スケートスポット・スケートパークなど)」
第5回「スケートボードスクールの存在」



大阪のスケートボード・スノーボード・ショップ|DORCUS,BRIXTON,AREth,adidas,SIMS,AIRBLASTER,SPDESIGN,の通販

3000円以上で送料無料!Webショップ
iS OLLiES(アイエスオーリーズ)
大阪市北区本庄西1-6-14 astratto旧館1F(アクセスMAP)*駐車場有ります
www.isollies.com13時~21時 ほぼ無休
06-6359-1170
ショップのLINE
ショップのtwitter
ショップのinstagram
ショップのFaceBook


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。