以前に紹介したNational Museaum od Scotland(スコットランド国立博物館)の特別展「Nicholas and Alexandra-The public story of a private family」に関係したロシア文化の紹介は音楽だけではない。今日はロシアの民族工芸・ロシアンドールのワークショップに行ってきた。
何より興味深かったのが、ロシアンドールはリンデンTillia sp.で作られているということ。色付けする前の型からは柔らかい香りがした。東欧プラハを旅行したときにもリンデンが多かったのを覚えている。ロシアにも多いのだろう。
今回は大きく3種類ある技巧のなかでも、古くからの伝統的なZagorskyスタイルの色づけをした。特徴は
色づけしてから縁取ること
1セットの人形がそれぞれ違う色のドレスやエプロンを着ていること(黄色のブラウスが基本)
顔が白く塗られていること(私は木目を使っています)
手には風呂敷包みをもっていること(私は描きませんでしたが・・・)
他の2種の技巧の詳しい特徴は分かりませんが、縁取りしてから色をつけるのが大きな違いだとか。
ロシアンドールと一口に言ってもいろいろあるんですね。工場では、職人さんが1日で10セット(5人組み)も色付けするそうです。私には伝統的な図柄に描かれている花や実が印象的でしたが、最近はディズニーキャラクターやハリーポッターといった図柄も人気があるとか。(写真は私が色付けしたものです。)
さおりんは、人形に魂を吹き込みましたね。
ふんわりした色付けが印象的です。
質問、色付けしてから縁取りORその反対どちらですか?
プレゼントに最適ですね。
これは色付けの後に黒色で縁取りをするタイプなのですが、縁取りは高度な技という事で省略しています(説明不足ですみません)。ここまでで既に1時間半ほどかかっています。
縁取りが先の物は、全体にもっと木目が残っています。