脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

くせのない日本人

2018-07-23 | Weblog

よく日本の運動部は集まってミーティングのようなことをしているが、しかし私の競技したチームではミーティングはめったにやらない、やるとしたら試合の前の大事な時で、そのミーティングも自由参加、何をするのかというとヴィデオを見て研究することである。
ミーティングは監督であるDRの高級コンドミニアムで行われるのだが、その家に行くとまずヴィタミンのサプリメントとオレンジジュースが配られる。そしてそのサプリメントを飲んでオレンジジュースを飲みながら、自分たちのヴィデオを見て話し合うのだが、その監督が話している時に、ヴィデオを見ながら寝そべっている奴もいるし、ソファーでゆったりくつろいでいる奴もいる。
運動部の経験がある人間はまずこの話しに驚くのだが、日本ではまず監督が話している時に寝そべったり、ソファーでくつろぐなんてことはあり得ないからだ。向こうではくつろぐのはこういう場合リラックスする必要である。。さらにミーティングでも日本のように監督のいうことに対して「はい、はい」という返事だけがかえってくることはなく、みんな様々な意見を出し合うのが我々のスタイルで、おそらく日本のような権威ばかりを強調するような場ではこのような意見などでてくるはずはないと思う。話しはVCRの話しになるが、VCRを見て研究することは非常に大事なことである。私は対戦相手のくせやスタイルなどをみぬこうとするのだが、最初ぶがわるかった試合でも、途中から相手のくせを見抜いて見事逆転勝ちと言うことがあったのだが、特に外国のようにくせのある選手が多い地では、くせを見抜くことはかなりのアドヴァンテージになる。相手の肩が右に上がるかというだけでも攻めるべき場所がみえてくるし、どっちにまわれば有効なのかと言うことがわかるだろう。私などはまだまだたいしたことがないが、しかし我々のように腕力のない人間が、とっさに相手のくせをみぬくということは、競技する上でも非常に大事なことであり、このことはヴィデオを見て研究すると言う訓練を積んでいれば、ある程度可能なことである。うちのクラブでもよく動画を撮っているが、それはいいことだ。でも大事なのは自分ではなく相手がどう攻めてくるかで、そこをよく観察していたら、実戦で相手のくせを読めるようになると思う。

ただ笑えるのは日本人はほとんどスタイルが同じでくせがない。外国から帰ってきた人間からしたら非常にやりにくいタイプである


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