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理想郷としてのユートピア

2011-08-22 00:16:09 | 日記

理想郷としてのユートピア

はじめに
 私は、前回トマス・モア(Thomas More, 1478-1535)について述べたが、深く調べるうちに、彼の著書にも興味を持った。今回は、トマス・モアの著書『ユートピア』(Libellus vere aureus, nec minus salutaris quam festivus, de optimo rei publicae statu deque nova insula Utopia, 1516)についての作品論を述べる。
私は、前期のレポートで書いたモアの生涯を頭に入れた上で『ユートピア』を読み直してみた。モアが、この名作を執筆するに至った経緯を踏まえると、当時の現実社会の批判のためにこのような理想郷がつくられることに気付いた。
モアのほかにも、理想郷を語った人物は多い。このレポートでは、モアのユートピア国をはじめとする多くの人物が思い描いた理想郷と、その効力について論じる。
 モアのユートピア
トマス・モアは、ギリシャ語で「無の場所」を示すウ・トポスと「良い場所」を示すエウ・トポスを掛け合わせ、「ユートピア」という言葉を生み出した。それと同時に、モアがユートピアの観念的な意味での創造者となったことも意味している。モアは、ユートピア国に多くのギリシャ語やラテン語をもじった地名・人名・役職名をつけていた。
ユートピア国の首都アマウロートゥムは、「うす暗い、おぼろな」を意味するギリシャ語に由来する造語である。そこを流れるアーニュドルス河は「水が無い」という意味をあらわしている。
16世紀のイギリスがロンドン州をはじめとする54の州から成っていたことに対して、ユートピア国は54の都市の連合体である。本文がほのめかすように、アマウロートゥムがロンドンに、そしてアーニュドルス河がテムズ河になぞらえられているのは明らかである。
例えば、30の世帯から選ばれる役人は古く「シフォグラントゥス」と呼ばれたというが、それは「長老」といったギリシャ語からの造語にある。ちなみに、ユートピア国の見聞を物語る主人公の名ヒュトロダエウスとは、「馬鹿げた話をいい触らす者」を表している。
このように、当時のイギリス社会を皮肉った作品として見てとれるのだが、同..

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